渡会賢太

【筋骨格治療】筋膜・運動連鎖のつながりを活かした治療テクニック

皆さんこんにちは♪

ALLアプローチ協会 テクニカルアドバイザー 渡会です。

本日も、当協会の公式ブログをお読みいただき誠にありがとうございます今回は、

「筋膜・運動連鎖のつながりを活かした治療テクニック」

というテーマでお伝えします。

徒手療法で、効率的に筋骨格へアプローチするために、

私はこの3つの基本テクニックを組み合わせながら、行っています。

 

  ポジション治療

ポジションというのは、

「いかに治療のターゲットにしている部位が最も緩みやすいポジション」

にセッティングしてから、ターゲットとなる筋・関節を調整していく方法です。

 

筋・間瀬にテンションがかかっている状態で、

ストレッチやマッサージ、モビライゼーションなどの手技を行ったとしても、

調整に時間を要したり、

硬結部位に直接アプローチがしにくくなり、深く調整ができないという問題があります。

 

例えば、

「大殿筋」の場合は、

股関節屈曲・外転・外旋(カエルポジション)

の肢位にすると、

アナトミー・トレインで言われる

LL(ラテラルライン)の筋・筋膜が、

緩みやすいポジションと言われています。

 

また、

「解剖学的肢位」

肩甲上腕関節では、

「ゼロポジション」

関節を構成する骨同士を近づけて、筋の起始・停止を近づける、

「軸圧法」

など、

この緩みやすいポジションという原則を意識すれば、

様々な方法に応用ができます。

 

なので、

治療対象部位の筋・関節をより効率的に調整するために、

「どのポジションにセットすると、より緩むのか。」

を意識しながら介入していくことは、

かなり有効です。

 

  筋膜のつながり

アナトミー・トレインで言われる、

「筋膜のライン」

基に、

そのつながりのある筋・関節を活用しながら、

ターゲットなる筋・関節を調整していく方法です。

 

例えば、

「大殿筋」を調整していく際に、

LLでつながりのある「腓骨筋」や「腹斜筋」を使ったりします。

これは、

ターゲットなる筋・関節の状態が、ターゲットの筋・関節だけの問題で作られているわけではなく、筋膜でつながりのある他の筋・関節の状態により、ターゲットの筋・関節の問題に関係している部分があるという考え方です。

この例でいえば、

「大殿筋」の硬さは、「大殿筋」のみの問題で起きているわけではなく、「腓骨筋」や「腹斜筋」、その他筋・関節の硬さにより、「大殿筋」の硬さを作っている。

ということです。

 

なので、

「筋膜のつながり」という知識を活用し、

繋がっている筋を操作しながらターゲットの筋・関節を調整していく介入は、

効率的な方法です。

また臨床では、

この「筋膜のつながり」と「ポジション」

を組み合わせれば、

より効率的に筋・関節を調整することができます。

 

  運動連鎖のつながり

  、②は皆さん聞いたことがある方もいたかと思います。

これは、

「歩行の運動連鎖」

活用し、筋膜同様関係する筋・関節を操作しながらターゲットの筋・関節を調整していく方法です。

 

例えば、

歩行周期でいう

「イニシャルコンタクト(IC)

ICは歩行周期で言う、床面に踵が接地する時期を指します。

では、

大殿筋下部繊維・大内転筋・長趾伸筋は伸張位で働いている。

股関節は屈曲・外転位、脛骨外旋位、距骨下関節回外(足部内反)

といった運動連鎖があります。

 

この運動連鎖に関わる筋・関節は、

一つのグループとして、同時に機能しなければなりません。

なぜなら、

ICのタイミングで、

いちいち一つ一つの筋へ順番に指令を出すのでは、

姿勢は保てませんよね。

なので、

この運動連鎖で関係のある筋・関節は常に連動しているといったつながりがあります。

 

そのため、

「大殿筋下部繊維を伸張方向」に操作すると、

「大内転筋・長趾伸筋も伸張方向」に調整ができます。

例えば、

大内転筋が短縮位で硬くなっているのであれば、

大殿筋下部繊維や長趾伸筋を伸張方向に操作すると、大内転筋が伸びて緩むといった

現象が臨床上起きます。

もちろん、大殿筋下部繊維・長趾伸筋に硬結が全くなければ変化は出ませんが、

これらの筋に問題があれば、より大内転筋を調整することにもつながります。

 

なので、

「筋膜では説明ができないつながり」もあるんだと、知っていただけたらと思います。

 

実際の臨床では、

この、

  ポジション

  筋膜のつながり

  運動連鎖のつながり

を組み合わせながら徒手での治療を進めていきます。

患者さん毎に紐解いていくと、

ポジションによる影響が大きい方、

筋膜のつながりによる影響が大きい方、

運動連鎖のつながりによる影響が大きい方、

がいますし、

つながりの治療では、

ターゲットとなる筋・関節と、どこの筋・関節が最も影響しているのかを、

判断していくことも、

臨床でより圧倒的な結果を出すためには必要ですので、

意識しながら介入していただけたらと思います。

どうしても、

このポジションなら大殿筋が緩むからとりあえずカエルポジションにする。

大殿筋と腓骨筋は繋げっているから、腓骨筋を使おうなど、

どんな患者さんにも同じパターンで治療を組み立てないようにすることが重要です。

つまり、

「評価」、「判断」というフェイズをしっかりと踏んでから治療を選択してくことが大事ということです

本日は以上になります。

【関連記事はこちら】
①下部胸椎と消化器系の関係とは?

②経絡治療の圧倒的メリットとは?

最後まで当協会の公式ブログをお読みいただき誠にありがとうございました

ALLアプローチ協会 渡会賢太興味ある方は、公式サイトよりご登録お願いします。↓

理学療法士-作業療法士-セミナー

セミナーのご案内
いよいよ【心理学×筋膜・経絡・内臓セミナー】が開催されます!
心理学とすべてのテクニックを掛け合わせた最先端の技術セミナーを学べます!

心理学×栄養学セミナー開催致します!
栄養学と心理学の資格取得者でもあるセラピストが数百万円をかけて学んだ心理学や栄養学の知識・技術を同時に学べます。

ALLアプローチ協会

ピックアップ記事

  1. 坐骨神経痛介入の新しい知見とは?反対側の仙腸関節に着目!
  2. 【内臓セミナー事前学習】腎臓のイメージを大切により深く
  3. 大腰筋のアプローチ方法をいくつ知っていますか?
  4. 頭蓋仙骨療法を腰痛治療にどう活用するのか?
  5. 治療の反応がイマイチな患者様へのマル秘対処法とは?

関連記事

  1. ALLアプローチ協会

    ゴッドハンドの先生が言う「直観」って何?~脳科学的に解説!~

    いつも当協会の公式ブログをお読みいただき、誠にありがとうございます。…

  2. ALLアプローチ協会

    内臓治療で「胃もたれ」と「胃のムカムカ感」を改善させる方法とは?

    いつも当協会の公式ブログをお読みいただき、本当にありがとうございます♪…

  3. 筋骨格系

    横隔膜評価、テクニック編【呼吸補助筋や腰痛、背部痛】

    横隔膜評価、テクニック編【呼吸補助筋や腰痛、背部痛】 皆さん …

  4. ALLアプローチ協会

    筋間中隔を治療に応用させるための知識とは?…?

    筋間中隔を治療に応用させる知識とは…?From 山口拓也 埼…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


公式メルマガ

LINE@登録

セミナー案内

セミナー案内

最近の記事

Facebookページ

2019年2月
« 1月    
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728  

YouTubeチャンネル

17種31個以上の治療テクニックを公開

公式メルマガ

ALLアプローチ協会

セミナー案内

セミナー案内

  1. セルフメンテナンス

    【血管アプローチ】血流の血管の機能低下を見つける簡単なポイント
  2. ALLアプローチ協会

    【症例報告】下腿外側のシビレが運動連鎖のつながりで、8割以上改善した症例
  3. ALLアプローチ協会

    【腰痛治療】腰椎圧迫骨折の痛みを改善させる方法~胸鎖乳突筋~
  4. 内臓治療

    脾臓反射点~治療 生理学まで【脾臓₋反射点₋治療】
  5. ALLアプローチ協会

    便秘に対する7つの筋骨格・内臓・生活習慣アプローチとは?
PAGE TOP