筋骨格系

ここで再確認!烏口突起と烏口腕筋の触診方法

ALLアプローチ協会 触診大好きセラピスト ブル と申します。

本日は1~3年目の理学療法士・作業療法士・柔道整復師・整体師など

新人セラピストの先生方に向けて

 

「ここで再確認!烏口突起と烏口腕筋の触診方法」

 

というテーマでお伝えしたいと思います。

もう知っているという方は復習にご活用頂ければ幸いです♪

前回のブログでは

烏口腕筋と筋皮神経の関係を解剖学の視点からお伝えさせて頂きました。

今回は烏口腕筋を評価アプローチしていくためにも必要な触診についてです。

烏口突起と烏口腕筋の触診方法についてお伝えしたいと思います。

 

前回の動画やブログと併せて読んで頂くと

より理解が深まるかと思いますのでぜひ♪

前回の動画・ブログはこちらから↓

ブログ:https://bit.ly/3fmlhim

 

本日の目次

1. 烏口突起に付着する組織と位置関係

2. 烏口突起の触診

3. 烏口腕筋の特徴と位置関係

4. 烏口腕筋の触診

 

筋の触診をするときは

ランドマークが確認できるとより早く正確に

目的の筋にたどり着くことができます。

ですのでまずは

ランドマークとしての烏口突起の触診について確認していきますね。

 

【烏口突起に付着する組織】

―烏口突起に付着する組織―

〇筋

烏口腕筋

上腕二頭筋短頭

小胸筋

 

〇靭帯

烏口鎖骨靭帯(円錐靭帯・菱形靭帯)

烏口肩峰靭帯

烏口上腕靭帯

 

烏口突起には重要な筋や靭帯が付着していますね。

烏口突起から上方へ下方へと扇状に位置しています。

 

―烏口突起の形状と位置関係―

烏口突起は肩甲骨から前上方に向かって位置しています。

横からみるとわかりやすいですね。

そして、その先端は上腕骨頭の方に向かって突出しています。

 

烏口突起の内側に小胸筋が起始しています。

その外側に烏口腕筋と上腕二頭筋短頭が付着しています。

ちなみに烏口腕筋と上腕二頭筋短頭は癒合して烏口突起に付着しています。

 

烏口突起は小結節と同じ高さに位置していることは

触診上重要なポイントですよ♪

肩関節伸展すると肩甲骨前傾に伴って烏口突起は前方に突出してきます。

肩関節屈曲では肩甲骨後傾に伴って後方に移動するため、触れなくなります。

肩のふくらみのすぐ内側に烏口突起が位置している

というイメージも触診で役に立ってきますね!

ではこれらのイメージを持って頂き、次に触診方法をお伝えしますね♪

 

【烏口突起の触診方法】

1. 鎖骨下端を触り、外側に向かって触察する

  鎖骨を外側にたどっていくと、肩のふくらみにぶつかります。

 

2. 肩のふくらみのすぐ内側で鎖骨下端から1横指程度下方にある骨を触察する。

  この突出した骨が烏口突起になります

※肩のふくらみが曖昧でわかりにくい時は、

  鎖骨を3等分して外側1/3から1横指程度下方の骨を触診してみて下さい。

 

3. 烏口突起を外側に少しづつたどると烏口突起の尖端を触れる事ができます。

 

―烏口突起を触れているかどうかの確認の方法―

烏口突起に触知した状態で、肩関節屈曲、伸展を行います。

伸展で骨が前方に突出し、屈曲で消えたらそれが烏口突起です。

また、

肩関節を内外旋し骨に動きがなければ烏口突起で間違いないと思います。

もし触知している骨が動いている場合は

上腕骨頭を触れている可能性がありますので注意してくださいね

 

以上が烏口突起の触診方法になります(^^)

家族や同僚と試してみて下さいね。

動画でご覧になる方はこちらから↓

 

では次に烏口腕筋についてです。

・烏口腕筋の基礎知識

・烏口腕筋の特徴と位置関係

・触診方法

の順にお伝えしますね

【烏口腕筋の基礎知識】

起始:烏口突起

停止:上腕骨骨幹部中央内側

神経支配:筋皮神経(C5C6)

作用:肩関節屈曲 内転 水平内転

 

【烏口腕筋の特徴と位置関係】

烏口腕筋の作用はその走行から以下のように考えられます。

肩関節下垂位では屈曲に作用

肩関節外転90°では内転に作用

肩関節最終屈曲位では伸展方向へ作用

 

―筋皮神経との関係―

烏口腕筋の筋腹を筋皮神経が貫通しているという特徴があります。

筋皮神経は烏口腕筋・上腕二頭筋・上腕筋の運動を支配し、

前腕外側(橈側)の感覚を支配しています。

 

ですので、

烏口腕筋の伸張性低下や癒着によって筋皮神経を絞扼圧迫する可能性があり

結滞動作などで肘周囲の重だるさなどの症状を引き起こすことがあります。

 

―烏口腕筋と周辺組織との位置関係―

上腕二頭筋短頭の後方に位置しています。

上腕三頭筋や大円筋、肩甲下筋の前方に位置しています。

上腕動脈や神経がすぐ近くを走行しているため、

触診の際には力任せに行わないよう注意が必要です♪

 

ここでしっかりイメージできるようにしておいて下さいね♪

 

次に触診の手順に移りますね

 

【烏口腕筋の触診手順】

〇ランドマーク

烏口突起

〇被検者の肢位

背臥位

〇触診手順

1. 上腕二頭筋と上腕三頭筋の間に指をあてる。

  烏口腕筋は上腕中央の内側に停止しています。

  上腕内側中央部で上腕二頭筋と上腕三頭筋の間に指をあてます。

 

2. 上腕動脈の拍動を感じながら烏口突起に向かって触察していく

  上腕動脈の拍動を感じるかと思いますので、

  動脈を避けるようにして指を内側に入れていくと筋を触察できます。

 

―確認の方法―

肩関節を外転位(80°くらい)にした状態で

等尺性収縮で内転運動をしてもらうと筋の収縮とともに烏口腕筋が触察できます。

この時、肘関節を屈曲位にしてもらうと上腕二頭筋の作用を排除できます。

 

いかがでしたでしょうか?

うまく触る事ができましたでしょうか。

家族や同僚と練習してみて下さいね♪

 

本日は烏口突起・烏口腕筋の触診方法についてお伝えさせて頂きました。

 

本日は以上になります。

最後までお読み頂き、本当にありがとうございましたm(__)m

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