ALLアプローチ協会

重度の変形性股関節症にも有効なある筋肉とは?

いつも当協会の公式ブログをお読みいただき、本当にありがとうございます!

ALLアプローチ協会 テクニカルトレーナー 渡会賢太です。

本日も、

勉強熱心な理学療法士・作業療法士・柔道整復師・整体師などセラピストの皆さんに向けて、

明日からの臨床ですぐ使える治療のアイデアやヒントをお伝えします。

 

今回は、

「重度の変形性股関節症にも有効なある筋肉とは?」

というテーマでお話していきます。

 

「変形性股関節症」の方って、

骨の変形の状態にもよりますが、

結構難渋するケースって多いですよね。

重度の変股症の方なんかは、

強い痛みと著明な関節可動域制限により、

立ち上がりや歩行が困難となり、

かなり日常生活に支障を来してしまっている患者様が多いです。

 

治療で股関節周りの筋肉を緩めたり、

筋トレしたり、

温めたりして、

その場は少し痛みが緩和されたとしても、

すぐに痛みが戻ってしまう方がほとんどだと思います。

関節の隙間が極端に狭くなっていたり、

骨棘が画像所見上あるような重症なケースでは、

全く痛みが変わらない。股関節がほとんど曲がらない。

頭を悩まされているセラピストが非常に多いと思います。

 

そこで今回は、

重度の変形性股関節症に有効な筋肉について、

お伝えしていきます。

 

まず基本的な知識として、

「股関節屈曲」

の正常な動きを獲得していくことが、

とても重要です。

そして、

股関節屈曲時の痛みや可動域制限の原因となるところとして、

とても重要ですが見落としがちな筋肉があります。

それは、

「外旋六筋」

です。

 

「外旋六筋」は、

上双子筋・下双子筋・内閉鎖筋・外閉鎖筋・大腿方形筋・梨状筋

を総称して言います。

特に、

坐骨と大腿骨を繋いでいる梨状筋以外の5つの筋肉へのアプローチが、

とても有効です。

あまり重要視しているセラピストは少ないと思いますが、

実際に触診してみると、

めちゃめちゃ硬くなって縮んでいる方がほとんどです。

 

ではなぜ、

「外旋六筋」が変形性股関節症の痛みの原因となりやすいのか?

3つの大きな理由を説明していきます。

 

  大腿筋膜張筋・腸脛靭帯との関連

「大腿筋膜張筋」は、

股関節屈曲・外転・内旋

に作用する筋です。

「外旋六筋」は文字通り、

股関節外旋に作用する筋なので、

外旋六筋が短縮してしまうと、

拮抗筋である大腿筋膜張筋は伸張位を強いられ、

伸張反射により防御的に収縮が入り、

常に常に過緊張状態になってしまいます。

実際、変形性股関節の患者様って、

大腿筋膜張筋と腸脛靭帯が、

ぱっつぱっつに硬くなっていることが多いですよね。

直接アプローチしたとしても、

その場は硬さが取れても、

すぐにまた硬くなってしまいませんか?

これは、

「外旋六筋」が短縮したままのため、

また防御的に緊張が高まってしまうからです。

 

  骨盤との関連

「外旋六筋」が短縮すると、

股関節外旋に伴い、

骨盤後傾

してしまいます。

その結果、

腸腰筋は短縮位に入り、筋張力が発揮しづらい筋の長さになってしまい、

腸腰筋がほとんど帰納しない状態になってしまいます。

腸腰筋は、股関節屈曲の主動作筋であり、

立ち上がりや歩行でとても重要な働きを担っていますが、

帰納しないとなると、

大腿直筋や長内転筋など、

大腿骨には付着しない「二関節筋」優位での股関節屈曲となり、

股関節のアライメントは崩れ、

「インピンジメント」

(骨と骨とがぶつかり合う状態)

が起きてしまい、

股関節の痛み・可動域制限に繋がってしまいます。

 

  大殿筋との関連

「大殿筋」は、

股関節伸展に作用する筋肉としてもちろん知っているとは思いますが、

股関節外旋にも作用します。

大殿筋が短縮していると、

股関節の屈曲がしづらくなるため、

当然筋の硬さを取り除くことで、

股関節屈曲に有利に働きますが、

外旋六筋が短縮していることで、

代償的に大殿筋を使ってしまったり、

なかなか大殿筋の硬さが取り切れない。

または、

大殿筋の硬結のもどりに繋がってしまう要因にもなります。

 

【まとめ】

今回は、

「重度の変形性股関節症にも有効なある筋肉とは?」

というテーマでお話ししました。

その筋とは、

「外旋六筋」

になります。

これは、

  大腿筋膜張筋・腸脛靭帯

  骨盤

  大殿筋

との関連から、

根本的な原因として、

外旋六筋が関わっていることが分かったかと思います。

筋の走行を解剖宅で確認していただき、

あなたの得意な手技で介入していただけたらと思います。

詳しい触診や治療テクニックに関しましては、

私たちのセミナーでお伝えしていますので、

興味がある方は、

是非遊びに来てくださいね♪

 

本日は以上になります。

最後まで当協会の公式ブログをお読みいただき、本当にありがとうございました!

ALLアプローチ協会 テクニカルトレーナー 渡会 賢太

 

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