ALLアプローチ協会

【五十肩・肩関節拘縮】 結帯動作の可動域制限・痛みのワンポイント

いつも当協会の公式ブログをお読みいただき、

誠にありがとうございます。

ALLアプローチ協会 関東支部長 鈴木 正道です。

本日も、

勉強熱心な理学療法士・作業療法士・柔道整復師・整体師など

セラピストの皆さんに向けて、

明日からの臨床ですぐ使える治療のアイデアや

ヒントをお伝えしていきます。

 

今回は、

 

【五十肩・肩関節拘縮】

結帯動作の可動域制限・痛みに関してお伝えしたいと思います。

 

 

臨床で肩関節疾患を担当すると、

屈曲・外転は可動域が改善してくるが、

結滞動作に苦戦するケースの相談をよくされます。

 

私自身結滞動作に苦戦した経験もたくさんあり、

いろいろ調べて回りました。

 

意外と結滞動作に着目して書いてある本は少ないです

各筋の作用やどの肢位でどの筋が伸びるかなど

自分で考えながら動きを考えてみたり、

文献を漁ってみたり

自分や娘の結滞動作と

患者さんの結滞動作を比べてみたり

 

自分でトレーニングして

結滞動作の可動域を改善してみたり

いろいろ試して、

いろいろ治療していくうちに

ある程度痛み改善しやすいポイントや

活動すべき筋が分かってきました。

 

今日はその一部をお伝えしたいと思います。

下の写真を見てください

私と娘です

 

結滞動  作に必要な可動域は一般的に

肩関節の伸展・外転・内旋とされています。

単純にこの伸展・外転・内旋の動きに着目して

研究をした報告では

烏口腕筋・棘下筋・小円筋を対象として、

最もストレッチをして結滞動作の変化があるのは

伸展の制限には烏口腕筋

内旋の制限には棘下筋

だったとする報告もある。

 

私も単純に肩関節の伸展制限では

烏口腕筋や上腕二頭筋長頭のストレッチで

シンプルに変化が得られると思いますし、

 

棘下筋も斜走繊維は制限因子になると思います。

 

しかし、結滞動作のうまくできない私に比べて

うちの娘の結滞動作の柔軟性をみると気づくことは

肩甲骨の下方回旋+立甲が綺麗にできていること

ちなみに立甲とはこんな感じのことです。 

肩の痛みがある方のほとんどは

僧帽筋上部・肩甲挙筋の緊張が高く、

前鋸筋・ローテーターカフの収縮が

得られにくい状態にあります。

 

教科書上の肩甲骨の下方回旋は

肩甲挙筋・菱形筋・小胸筋の

協調運動によって遂行されますが、

 

上記うちの娘の下方回旋は立甲を伴って

下方回旋をしています。

この違いはどこにあるかと言うと、

 

通常の肩甲骨下方回旋は

肩甲挙筋・菱形筋・小胸筋の

協調的な収縮によって遂行されるが、

 

立甲を伴った下方回旋は

菱形筋・肩甲挙筋は伸長され、

前鋸筋・ローテーターカフの収縮により、

上腕骨頭と肩甲骨の関係性が0ポジション近くに

保たれていることが大きな違いとなります。

 

伸展・外転・内旋が肩甲上腕関節内で

大きく必要となる結滞動作ですが、

肩甲挙筋・菱形筋がゆるみ、

ローテーターカフの働きにより、

上腕骨頭を肩甲骨が

迎えに行くような動きをすることで

肩甲上腕関節内の動きは最小限で

結滞動作を可能とすることが

可動域を拡大するために

必要な要素となります。

 

 

【結滞動作の痛に良く効くポイント】

ポイント1:結滞動作の痛みには三焦経にアプローチ

三焦経の経絡ライン上には

外旋系の筋膜中心点が多く、

特に

天髎(てんりょう)

肩髎(けんりょう)

天井(てんせい)

の3つの経穴になります。

 

天髎は肩甲骨上角から

肩甲挙筋上を頚部に2横指ぐらいの

部位で硬結や圧痛が強い部分です。

この部分を押圧しながらストレッチでもいいですし、

マッサージや振動刺激で血流を促していくと

結滞動作における上腕外側痛の痛みが改善するケースが

多くあります。

 

同様に天髎は

棘下筋・三角筋後部・棘下筋下脂肪体が

重なっている部分です。

この部分も圧痛が強く

外旋の筋膜中心になるので

回旋系の痛みや制限が改善しやすい

ポイントとなります。

 

続いて天井は

肘頭から近位へ2~3横指の

上腕三頭筋のやや外側になります。

この周囲に筋硬結が強い場合は

摩擦刺激で滑走を促していくことで

三頭筋が緩み、

結滞動作がしやすくなります。

 

 

ポイント2:内臓下垂

結滞動作に必要な要素として、

脊柱の軸伸展能力は肩甲骨の動きを

阻害しないためにも必要ですが、

腹腔内臓器が下垂していたり、

腸の伸展力が低下していたりすると

日常生活で僧帽筋上部や肩甲挙筋

大胸筋群に硬結を作りやい姿勢に

なりやすいため症状の戻りが多くなります。

 

肩周囲にアプローチをして痛みはその場で取れるが、

症状の戻りに悩むケースは

内臓の循環・アライメント・可動性を調整して

姿勢の戻りを減らしてみましょう。

 

本日は以上になります。

最後まで当協会の公式ブログをお読みいただき、

誠にありがとうございました!

それではまた!

今日も一日良い時間をお過ごしください。

ALLアプローチ協会 関東支部長 鈴木 正道

 

では、本日もお読みいただきありがとうございました。

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