いつも当協会の公式ブログをお読みいただき、本当にありがとうございます!
ALLアプローチ協会 テクニカルトレーナー 渡会賢太です。
本日も、
勉強熱心な理学療法士・作業療法士・柔道整復師・整体師などセラピストの皆さんに向けて、
明日からの臨床ですぐ使える治療のアイデアやヒントをお伝えします。
今回は、
【実技動画あり】内臓治療が誰でもできるようになる5ステップとは?
というテーマでお話していきます。
「内臓治療」を、
僕たちのセミナーや、
もしくは、
その他の団体で覚えて方もいいると思いますが、
実際、
感覚が良くわからず、
上手くいっているかどうかも分からないまま、
いつの間にか使わなくなって、
せっかく覚えても使いこなせず、
やらなくなってしまうセラピストが多いです。
そこで今回は、
内臓治療を上達させていくために、
どういった方法や手順で練習していけばよいのか?
一つ、
僕が実際に、
内臓治療を覚えたての頃に実践していた、
基本的な方法を、
皆さんにシェアしていこうと思います。
※動画で実技も含めて詳しく紹介しています。
↓↓
【内臓治療を上達させる5つステップ】
<Step1> まず指標をとる。
内臓の疲労や疲弊によって、
内臓の位置が偏移してしまい、
それに伴って、
関節の可動域に影響を及ぼすことがあります。
それぞれの臓器によって、
変化の出やすい部位や可動域があります。
例えば、
肝臓で在れば、
右肩の挙上が変化しやすいですし、
脾臓であれば、
頸部の回旋が変わったりします。
まずは、
治療前に、
内臓毎の変化の出やすい関節の可動域や、
動かしたときの痛み・重量感などの、
指標を取っておいてください。
具体例として、
肝臓は、
① 右肩挙上の可動域
② 右肩挙上時の肘の屈曲角度
③ 右の首・肩の重量感
④ 体感伸展
など、
指標に取っておくと良いでしょう。
<Step2> 内臓反射点・硬さの評価
内臓には、
「内臓体制反射」
というものがあり、
内臓の状態が、
ある特定の筋・筋膜に、
反映されるといったことが、
分かっています。
例えば、
肝臓で在れば、
① 右手水かきの中央
② 右第2肋骨中央
③ 右下腿三頭筋の筋腱移行部
が肝臓の反射点になります。
ここを触診し、
硬さだったり、
圧痛があるかどうかを、
チェックしてみてください。
そして、
内臓自体の硬さや、
内臓の位置を評価しておくと、
良いでしょう。
肝臓で在れば、
肋骨級の高さが、
右の方が下がっていれば、
肝臓が後下方に下がっているという、
可能性が考えられます。
まだ初心者の方は、
出来るだけ多くの指標や評価をしておくと、
治療後の変化が分かりやすいので、
良いでしょう。
<Step3> 治療・施術
その後、
皆さんが習得した方法で、
施術を行ってください。
治療の練習のコツもありまして、
「どこの硬さをとっていくのか?」
「どの位置に戻すのか?」
など、
治療の目的・ゴールをある程度決めてから行うと治療の変化が感じ取りやすいのと、
上達が早くなります。
さらに上達したい欲張りなあなたは、
「時間を設定して治療する」
という方法はおススメです。
これ面白いのが、
早く緩めようって張り切れば張り切るほど、
力んでしまい、
調和が上手く出来ずに、
かえって緩まないといった結果を招くので、
治療の精度や感覚が、
一気に上がります。
<Step4> 反射点・硬さを再評価
治療が済んだら、
Step2で評価した反射点や硬さなどを、
順番に確かめていきます。
そこで、
反射点の圧痛や硬さ、
内臓自体の硬さ・位置に変化があれば、
内臓の調整が上手くいっているという、
判断基準になります。
<Step5> 再度指標を取る。
Step1で取った指標を、
再度診ていきます。
そこで変化があれば、
あなたの治療が上手くいっていることになります。
【まとめ】
以上のような手順で練習をしていき、
「成功体験」を積み上げていくことで、
確実に内臓治療は出来るようになっていきます。
初めはスタッフ同士や友達の身体を使ってもいいので、
練習してみてください。
そして、
最も上達が早いのが、
実践あるのみです。
患者さんの主訴を指標にして、
評価をして治療をし、
変化が出すとこまでやってみてください。
この成功体験を積み上げた結果が、
今の私です。
そうすれば、
おのずと自信が着いてきて、
内臓治療が自然と出来るようになってきますので、
是非チャレンジしてみてくださいね♪
本日は以上になります。
最後まで当協会の公式ブログをお読みいただき、本当にありがとうございました!
ALLアプローチ協会 テクニカルトレーナー 渡会 賢太
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