ALLアプローチ協会

【筋膜治療】全筋膜ラインのまとめとその活用方法

 

みなさん、こんにちは。

関西支部の井上です。

 

本日も当協会の公式ブログをお読みいただきありがとうございます。

 

本日もセラピストや治療家の皆さんに臨床で使えるヒントやアイデアをお伝えしていきますね。

 

今回のテーマは『筋膜ラインをまとめてみた!』です。

 

みなさんは筋膜を使った治療はされているでしょうか?
おそらくこれを読んでいる多くの人が筋膜を使った治療をしていると思います。

もちろん私も使っています。

 

筋膜治療のいいところは、

  • 筋膜のラインを知っていると評価に役立つ。
  • その結果原因がわかるので、治療時間が短く済む。
  • さらに患部に触れずに結果が出せるということ。
  • 患者さんが驚く。
  • 最終的に自分も嬉しい。(笑)

 

この5ステップですね!

 

ですから、みなさんもこの5ステップを着実に歩めるように筋膜ラインを再度まとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

また最後には臨床でよく使われる筋膜もピックアップしているので参考に。

 

では、早速筋膜ラインを一つずつご紹介していきます。

 

 

スーパーフィシャル・バックライン(SBL)

足底から頭頂まで、身体の後面を走っている筋膜ライン。

起立時、膝伸展位になると筋筋膜が統合された1本のラインになります。

 

構成要素

足底筋膜および短趾屈筋

アキレス腱/腓腹筋

ハムストリング

仙結節靭帯

腰仙椎靭帯/脊柱起立筋

帽状腱膜

 

 

スーパーフィシャル・フロントライン(SFL)

足背から頭蓋側面まで、身体の前面全体を走っている筋膜ライン。

股関節伸展位になると筋筋膜が統合された1本のラインになります。

 

構成要素

短趾伸筋、長趾伸筋、前脛骨筋、前下腿区画

膝蓋下腱

大腿直筋/四頭筋

腹直筋

胸骨筋/胸骨軟骨筋膜

胸鎖乳突筋

頭皮筋膜

 

ラテラル・ライン(LL)

身体の両側をから支えます。

足の足部の内側から外側を回り、下腿と大腿の外側を上行し、体幹を肩の下まで進み、耳周囲で頭蓋に至る筋膜ラインです。

 

構成要素

腓骨筋、下腿外側区画

前腓骨頭靭帯

大臀筋/大腿筋膜張筋/腸脛靭帯

(腰方形筋)

外腹斜筋

内・外肋間筋

頭板状筋/胸鎖乳突筋

 

スパイラル・ライン(SPL)

二重らせん状に身体を取り巻いています。

後頭骨の両側から、上背部を通ってそれぞれ反対側の肩に繋がり、次に肋骨を回ってヘソの高さで身体の中央を横切って、起始部と同側の股関節まで走ります。

股関節からは大腿外側から下腿前面を走り、足底を通過して下肢の外後側を坐骨まで上行し、脊柱起立筋を走り、また後頭骨に停止する長くて複雑な筋膜ラインです。

 

構成要素

頭板状筋、頸板状筋

大菱形筋、小菱形筋

前鋸筋

外腹斜筋

内腹斜筋

大腿筋膜張筋、腸脛靭帯

前脛骨筋

長腓骨筋

大腿二頭筋

仙結節靭帯

仙腰筋膜、脊柱起立筋

 

アームライン

4本の異なる筋膜ラインを有します。

肩と腕は可動性が大きいため、4つの筋膜ラインがあり、複雑な動きに対応、また安定性を保つことできるようになっています。

 

スーパーフロント・アームライン(SFAL)

構成要素

胸腰筋膜

広背筋、大胸筋

内側筋間中隔

手根屈筋群

手根管

 

ディープフロント・アームライン(DFAL)

構成要素

小胸筋、鎖骨筋筋膜

上腕二頭筋

橈骨骨膜

外側側副靭帯

母指球筋

 

スーパーバック・アームライン(SBAL)

構成要素

僧帽筋

三角筋

外側筋間中隔

手根伸筋群

 

ディープバック・アームライン(DBAL)

構成要素

菱形筋、肩甲挙筋

ローテーターカフ

上腕三頭筋

尺骨骨膜

尺骨側副靭帯

小指球筋

 

ファンクショナルライン(FL)

体幹表面を通過し反対側の骨盤と下肢まで到達します。

アームラインの延長の筋膜ラインになります。

主な働きはスポーツなどで、四肢と体幹をつなげ安定させます。

 

構成要素

(FL)

広背筋

仙骨筋膜

大臀筋(反対側)

外側広筋

膝蓋下腱

(BL)

大胸筋下縁

腹直筋外側

長内転筋(反対側)

 

ディープ・フロントライン(DFL)

ラテラルライン、スーパーフィシャルフロントライン、スーパーフィシャルバックライン、スパイラルライン、ファンクショナルラインに囲まれた筋膜構成の中心を形成します。

足底の深部から始まり、下腿前面と膝の後部を上行して大腿に入ります。

次に股関節、腰椎の前面を通過し、横隔膜、頸部、顔面と上行していきます。

 

構成要素

(全身の最下部)

後脛骨筋、長趾屈筋

膝窩筋膜、膝関節包

後筋間中隔、大内転筋、小内転筋

骨盤隔膜筋膜、肛門挙筋、内閉鎖筋

前仙骨筋膜、前縦靭帯

 

(下前部)

前筋間中隔、短内転筋、長内転筋

大腰筋、腸骨筋、恥骨筋、大腿三角(鼠径靭帯・縫工筋・長内転筋)

前縦靭帯、頸長筋、頭長筋

 

(上中部)

横隔膜、腱中心

心膜、縦隔、壁側胸膜

椎前筋膜、咽頭縫線、斜角筋

 

(上前部)

横隔膜、腱中心

胸内筋膜、胸横筋

舌骨下筋、気管前筋膜

舌骨上筋

 

これで筋膜ラインを全て紹介しました。

 

 

では次に臨床でよく使用される筋膜ラインとその代表的な筋肉をご紹介しますね。

 

腰痛

ディープ・フロントライン(DFL)→大腰筋

ラテラル・ライン(LL)→大臀筋

スーパーフィシャル・バックライン(SBL)→ハムストリング

 

肩・首痛

ディープフロント・アームライン(DFAL)→小胸筋

ファンクショナルライン(FL)→広背筋

ラテラル・ライン(LL)→大臀筋

 

膝痛

ラテラル・ライン(LL)→大臀筋

ディープ・フロントライン(DFL)→大腰筋

スーパーフィシャル・バックライン(SBL)→ハムストリング

 

股関節痛

ラテラル・ライン(LL)→大臀筋

ディープ・フロントライン(DFL)→大腰筋

スパイラル・ライン(SPL)→腹斜筋

 

以上がよく使われる筋膜ラインです。

ぜひ参考にしてくださいね。

 

 

では、本日はこれで以上となります。

 

本日も当協会も公式ブログをお読みいただきありがとうございます。

 

みなさんよいお盆休みよ〜

 

関西支部 井上

 

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