皆さんこんにちは!
ALLアプローチ協会 テクニカルアドバイザー 渡会賢太です
本日も、当協会の公式ブログをお読みいただき誠にありがとうございます。
理学療法士・作業療法士・柔道整復師の皆さんに、
明日からの臨床で即使える治療テクニック・介入のヒントをお伝えします!
今回は、
【頭蓋×筋膜】顎二腹筋・後頭下筋 リリーステクニック&セルフメンテナンスを公開します!
というテーマでお話していきます。
蝶形骨と後頭骨に関わる
顎二腹筋、後頭下筋
のリリーステクニック・セルフメンテナンス方法について
解説していきます。
※動画で実技テクニックを公開しております。
<リリーステクニック>
①顎二腹筋
起始:前原 下顎二腹筋窩
後腹 側頭骨乳様突起
停止:舌骨中間腱
顎二副筋は、特に後原が蝶形骨とのつながりが深いためアプローチをしていきます。
触診は、
乳様突起と下顎骨の間のくぼみになります。
この部分が最も硬結が出来やすい部位になります。
調整方法は、
鎖骨下筋と大結節を使いながら調整ができます。
鎖骨下筋は、
鎖骨と胸骨の角のあたりから触診ができます。
鎖骨下筋を動かしながら顎二腹筋が緩むところを探していきます。
特に上方に鎖骨下筋を操作すると顎二腹筋が緩む傾向にあります。
また、
大結節を操作点にしながらも調整ができますが、
大結節にはローテーターカフの筋が付着していたりと、筋が密集している部位になります。
鎖骨下筋の調整にも大結節は有効です。
リリースのコツは、
大結節を内側上方(乳様突起に向けて)押していくことで顎二腹筋が緩みやすい傾向にあ。ます。
②後頭下筋
正式には、後頭下筋群であり、
大後頭直筋・小後頭直筋・上頭斜筋・下頭斜筋を指します。
これらの筋は、
上位頚椎と後頭骨に走行し付着している筋になります。
触診は、
側頭骨乳様突起から2~3横指。
もしくは、
外後頭隆起下部に硬結が出来やすい部位となります。
調整方法は、
肩甲骨上角を使いながら後頭下筋を調整できます。
肩甲骨上角は、僧帽筋上部繊維と肩甲挙筋が付着しており硬結が出来やすい部位となっています。
また、筋膜のつながりでは、
スーパーフィシャル・バックライン(SBL)
でのつながりがあるため関係が深い部位となっています。
また、同側だけではなく反対側の肩甲骨上角を操作点にしながらの方が緩む方もいますので、両方チェックしていくと良いです。
<セルフメンテナンス>
患者様に簡単で指導しやすいセルフメンテナンス方法をご紹介いたします。
①顎二腹筋
側頭骨乳様突起と下顎骨の間に指を入れていきます。
ベクトルは斜め上方に入れていただくことで、C1・蝶形骨の調整により効果が発揮されますので、ベクトルに注意しながらマッサージをしていただきます。
※あまり強い刺激だと気持ち悪くなる方もいるので、刺激量を確認し患者s間に指導してください。
1次呼吸・心臓とのつながりを考えると、
深呼吸を取り入れながらの方が調整がしやすい感じが臨床上みられるので、
深呼吸も促しながら行うように指導してみてください。
②後頭下筋
後頭下筋を拇指で押圧し、残りの4本の指で前頭骨か頭頂骨を抑えてカウンターをつけておくと上手く拇指で後頭下筋を押圧しやすくなります。
また、後頭下筋は比較的深層の筋群になりますので、
拇指を外側から内側に入れ、
そして、下から上に救い上げるように上方へと指を入れ込むことで的確に触診ができ、セルフメンテナンスの効果が全く違うので、このような方法を患者様に指導してみてください。
本日は以上になります。
最後まで当協会の公式ブログをお読みいただき誠にありがとうございました!
渡会 賢太
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