ALLアプローチ協会

セラピストが知っておきたい感情と病気との関係性

みなさん、こんにちは。

 

関西支部の井上です。

 

本日も当協会の公式ブログをお読みいただきありがとうございます。

 

本日もセラピストや治療家の皆さんに臨床で使えるヒントやアイデアをお伝えしていきますね。

 

今回のテーマは前回に引き続き「感情・思考が及ぼす病気や不調」に関してです。

 

前回のことを簡単におさらいしておくと

 

過去の経験が無意識のうちに自分の考え方や人格を形成し、そして行動を支配する。

(例1:失敗を繰り返すと、次からは失敗しない様に、次からの行動が慎重になる)

 

不調や病気は、過去の経験によってできた自分の考え方や感情から来ている。

 

その感情や思考が自分の行動に制限をかけ、欲求をブロックし、そのストレスから、不調や病気が生じる。

(例2:失敗を恐れ、チャレンジできない自分に嫌気がさし、ストレスがたまる。)

 

ここまでが前回お話した内容です。

 

さらに本日はより臨床に即したお話をしていきたいと思います。

 

ではまず、ここで私が実際に経験した体験談からご紹介していきます。

 

先日、肘の痛みでお悩みの患者さんが来られました。

病院や整体でアイシング、湿布マッサージなどの処置をしても改善しなかったとのことで、当院に来られました。

 

どういう時に一番痛みを感じるかを尋ねると「ピアノをしている最中が一番痛む。」とのことでした。

 

そこから検査、施術を行い、その場で痛みは軽減したものの、次来られたときは、また痛みが戻っていました。

 

施術するも、痛みがすぐ戻ってしまう現象が3回続いたので、「日常生活に何か問題があるのでは?」と思い、日常生活のことについて尋ねました。

 

近々、ピアノの発表会があるので、練習量が多くなっていたことは知っていましたが、そのほか特に問題と思うようなこと見当たりませんでした。

 

ここで私は、この患者さんは「おそらくピアノの発表会にストレスは感じているだろう。もしくは、そもそもピアノを弾きたくないと思っているのでは?」と考えました。

 

さらに質問を続けていくと、

 

この方は、もともとピアノが好きで、幼い頃は単純に自分が楽しいという思いから弾いていましたが、大学に入ってからはピアノの演奏会があるから、失敗したくないからという思いから毎日5〜6時間練習しているとのことでした。

 

さらに質問をし続けると、この方は、音楽学校に通っていますが、これはお母さんのすすめで入ったそうです。

また、今回当院に問い合わせしてきたのも、お母さんでした。

 

この方は、肘の痛みでピアノの演奏会はもちろんのこと、練習すら辞めざる得ない状況になりかけました。

単純に楽しいという思いでやったピアノが、今では、演奏会があるというプレッシャー、また演奏会で失敗は許さないという思考、またお母さんの期待に答えなければならないという思い込み。

 

これらがこの方に対して大きなストレスとなり、それが痛みに変わっていました。

 

 

   ピアノを弾きくない

          ↓

   肘の痛みが生じる

           ↓

感情が肘に痛みを作ってピアノを弾かない状態を作っている。

 

 

今回のケースも同様で、

 

「小学生が学校に行く前になると、お腹が痛くなる。」

 

と同じ原理で、それの少し複雑なパターンです。

 

この一連の流れが感情や思考が作り出す痛みの原理です。

 

ちなみに、この方に対して、

今のあなたの感情が痛みを作っているということを自覚させ、

そして、失敗してもいいし、もっと気楽にやったら?という声かけをして、自分を許してくださいとお伝えしました。

そしてこの方の「失敗してはならない、お母さんの期待に応えなければならない」という思考パターンを変えてあげました。

そうすると、この方に痛みはその場で消失しました。

 

 

このように、感情や思考が身体に影響を与え、痛みや不調を作り出していることはたくさんあります。

 

 

まとめ

 

病気や不調は肉体レベルでしか関わっていないと主張する人は多くいます。

しかしそれは、人間が感情や精神がないと主張することと同じです。

 

人は、何か感じた時、何かを考えたとき、必ず身体が何かしらの反応をします。

 

例えば

 

恐怖を感じれば、心臓がドキドキする。

恥ずかしいことをすると、顔が赤くなったりします

 

この場合も身体の変化の原因は、身体そのものにあるのではなく、自分が考えたことにあります。

 

自分が恐怖、恥ずかしいと思わないと身体は反応しません。

 

 

病気や不調の原因のうちで最も一般的なものは、罪悪感や不安などネガティブな感情や態度です。

 

また時には他人の関心を引くために病気になる人もいます。

 

例えば、自分が頭痛持ちなので、周りが気を使ってくれて、優しくしてくれると潜在意識で考えている人など。

 

自分にとって都合の悪い状況に直面しないために病気になる人もいます。

 

例えば、自分は病気だから〇〇はできない、チャレンジしないと諦めている人、

もしくはそれを言い訳にしている人。

 

マスクをつけないと風邪を引くと思い込んでいる人や、冷たい冷房に当たると風邪を引きやすいと思い込んでいる人は。

こういった思い込みから風邪を引くケースがあります。

 

 

このように自分が考えたことは、それは無意識下においても必ず身体に反応します。

 

また、患者さんの中には「もう治らないのでは?」というネガティブな考えを持ってくる方がいらっしゃいますが、

 

こういったネガティブな考えを、「ここに来たら治る」とポジティブな考えにシフトさせてあげるもの我々の仕事です。

 

ですから、今後患者さんに対応するときは単純に痛みを取るだけでなく、相手の感情。思考も変えてあげることもチャレンジしてみてくださいね。

本日も当協会も公式ブログをお読みいただきありがとうございます。

関西支部 井上

 

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