リハビリセラピストでも使える上肢経絡治療について
From 山口拓也
埼玉 越谷 治療院より
いつもALLアプローチ協会公式ブログをお読み頂き、
ありがとうございます!
理学療法士、作業療法士も数十年前は年収めちゃくちゃ高かったけど会社によっては、夜勤してる介護士より低い。時代によって需要と供給が大きく変わるから努力しない理学療法士、作業療法士は今後厳しいだろうな^^;
— 山口拓也@自由が好きな治療セミナー講師 (@A3sG9Y0vznzdM5Q) July 7, 2020
皆さんはどう思いますか?
今回は、理学療法士、作業療法士、柔道整復師に向けて
リハビリセラピストでも使える上肢経絡治療について
というテーマでお伝えしていきます。
これを読んでいる皆さんは、経絡治療をしたことが無い人がほとんどだと思いますので
聞いたことがあるかもしれない経穴でなおかつ簡単に使える内容をご紹介して行きたいと思います。
【そもそも経絡って何?】
経絡ですが、正直「経絡とは?」で書かれている言葉は難しくてリハビリセラピストは特によく分からないと思います。
本によって様々な言われ方があります。↓
・鍼灸学では、経脈と絡脈のことである。2つを合わせて経絡です。
経脈:身体を縦に流れる脈のこと 12の正経 8の奇経がある
絡脈:経脈同士で連係したり、網状に全身をまとうという意味がある
と言ってもよく分からないですよね・・
もう少し詳しく話しますね。
経絡とは、古代中国の医学において、人体の中の気血栄衛(今でいうと代謝物質で気や血など)の通り道として考えられたものらしいです。
ここで知ってもらいたいのが、経穴と井穴を覚えてもらいたいんです。
●井穴は、経気が出(脈気の出ところ)を主っているところ。簡単にいえば、エネルギーの始まりや終わりを表しています。
●経穴は、中国の中医学から由来しております。経験的な知見から発見されたものらしいですよ。「気と血」のエネルギーの通り道であるといわれる経絡上にあって、気血が出入りし、経絡が合流したり分枝したりする経絡状の重要なところ
私自身、この2つ(経絡・経穴)のポイントを治療します。
どちらもメリットがありますのでぜひ覚えていただけると幸いですね。
では、まずは経穴での治療についてです。
経穴なのですが、実はWHOでも治療効果が認められるくらい効果があるんですね。
それはなぜかというと、非常に重要視される神経・血管・筋肉の走行上に位置することが多く体性ー内臓反射などで医学的関連があります。
※ちなみに体性ー内臓反射とは?
求心路が体性感覚神経、遠心路が自律神経系からそれぞれ構成される反射機構のことです。
つまり、皮膚や筋肉などの刺激が内蔵に反射されることです。簡単にいえばね・・
他にも内蔵ー内臓反射や内臓ー体性反射などもあるので知っておくと良いですよ!
ここで、大事なのが神経・血管・筋肉の走行上で重要な部位と重なっているところ・・・
これが大事なんです。
筋肉が重なり合っている部分だったり、循環障害が起きやすい部位が経穴になっていることがほとんど・・・
だから、セラピストのみなさんにも知って欲しいんです。
明日からぜひ筋骨格治療する際は経穴を意識してみてはどうでしょうか?
とりあえず、次の記事から重要な経穴について解説してきますね。
【穴井の重要性について】
穴井のメリットは、昔のメルマガでも書かせて頂いたかもしれませんが内臓や筋膜の調整が同時に行えます。
私なんかは、経穴への治療はほとんど行わず穴井から治療して経絡上のラインを意識しつつどこが悪いのかを探りながら治療するのでほとんど穴井だけのアプローチはほとんど終わりにしています。
内臓・筋膜への強力な同時アプローチは、穴井だけだと思っています。
筋膜ラインとの関係性も深いですからね。
ぜひ、これを読んでいる皆様も経絡治療を取り入れてはどうでしょうか?
<関連動画>
本日の記事は以上となります。
ご興味あればユーチューブチャンネル登録やメルマガ登録よろしくお願い致します。
もしよければ、FBなどでいいねやシェアをしていただければと思います。
ALLアプローチ協会 代表 山口拓也
この記事へのコメントはありません。