ALLアプローチ協会

【神経リリース】五十肩の痛みに橈骨神経リリース

おはようございます。
いつも当協会の公式ブログをお読みいただき、
誠にありがとうございます。
ALLアプローチ協会 関東支部長
鈴木正道です。
本日も、勉強熱心な
理学療法士・作業療法士・柔道整復師・整体師など
セラピストの皆さんに向けて、
明日からの臨床ですぐ使える治療のアイデアや
ヒントをお伝えしていいます。

本日は五十肩と末梢神経の応用
橈骨神経麻痺と肩甲骨の痛みから
学ぶ神経・筋アプローチ
についてお伝えいたします。

動画でご覧になる方はこちらから↓

動画①

五十肩の疼痛に橈骨神経リリースの必要性

 

 

動画②

橈骨神経リリーステクニック 基礎知識

※テクニック動画は10月16日、10月18日、10月30日、11月1日

に順次テクニック①~④でyoutubeにてアップしていきますので

よろしければチャンネル登録よろしく願いいたします。

最近ちょうど橈骨神経麻痺の患者様を
担当する機会があったため、
神経のアプローチに関して
様々なこころみをしていたら、
五十肩や肩甲骨の痛みに対しても
改善が得られたのでその内容を
皆さんにお伝えさせて頂きます。

もともと私が筋膜の勉強をする
きっかけになったのが五十肩に対する
アプローチで悩んでいたからで、
今でも五十肩に対しては
ねちっこくいろんなことを
考えています。

そんな私の五十肩のアプローチは
母指球や腕橈骨筋に対するアプローチから
その戦いの歴史は始まりました。

当時の私のブームは
母指球を押すとなんだか知らないが
肩の痛みが和らぐ
といったところからでしたが、
後々そこにはアームラインといった
筋の連結や協調中心という
筋膜の中心点があること、
肺の経絡のツボがあることが
後から勉強して理解できてきました。

その時は筋膜や経絡といった構造に対して
アプローチの思考が偏っていて
あまりそこから神経の滑走や可動性
絞扼といった考えには至っていませんでした。

しかし、唯一患者さんに話していたのが
腋窩神経の回旋枝の話でした。
わきの下から後方に回って、腕の外側の
痛みの原因になります。なんてことを
本を読んだことそのまま話していました。

最近神経の勉強を真面目にやり直していくと、
そうだよね、神経と筋、筋膜の走行や連結は
みんなちゃんと関係性があるよね!と
気づいて自分でアプローチを考えてみたわけです。

症例の方は、お酒を飲んで、睡眠薬を飲んで寝たら
朝起きたら橈骨神経麻痺をしていたそうです。

綺麗に橈側・尺側手根伸筋、指伸筋が麻痺していました。

ちなみに橈骨神経支配筋は

上腕筋(筋皮神経と橈骨神経の二重支配)
上腕三頭筋
長橈側手根伸筋
短橈側手根伸筋
尺側手根伸筋
総指伸筋
小指伸筋
肘筋
腕橈骨筋
回外筋
示指伸筋
長母指外転筋
短母指伸筋
長母指伸筋

となっています。

今回どうにか橈骨神経麻痺に対して
その場で麻痺の回復を促せる
アプローチはないもんかと
考えてみました。

まず結果的に
筋の短縮を防ぐストレッチは
単純に必要でしたが、
その場で麻痺の回復が得られるというより
短縮の予防効果があった程度です。

次に神経を牽引するような
神経モビライゼーションに関しては、
橈骨神経を伸長するような
ポジションに持っていっても
その場の変化はあまり得られませんでした。

一番効果が出たのが、
後頭骨から硬膜の伸長と
頸椎のアライメント調整でした。

ついつい圧迫が原因だと
視野が狭くなっていましたが、
寝ている間に神経の圧迫と、
頸椎のずれがおきて
硬膜から末梢神経へかけての
膜の連続性と滑走性の部分に
問題があったようです。

手関節の代償によって頚部・肩甲帯が
過緊張になっていると思い込んでいましたが、
橈骨神経はC5~TH1から始まり、
後神経束から橈骨神経に移行していきますが、
移行部で腋窩神経が分岐して回旋枝を作るので
橈骨神経と脳をつなぐ膜のつながりと滑走が
阻害されていると、当然腋窩神経にも
影響がでることがよくわかりました。

実際にやったアプローチは
頭蓋仙骨療法の要領で、
後頭骨から橈骨神経への優しい
牽引をかけていただけですが、
その場で手関節伸展に改善が
得られました。

患者様も「えっなんか動く」と
驚いていましたが、
それ以上に自分で驚きました。

後頭骨を触る前に、やや下位の
頸椎に硬さと側方のずれがあったので
ずれている横突起を触りながら
神経・筋から頸椎の硬さがとれる
部位を探していくと
肩甲下筋を腋窩神経が貫通する部位の
押圧刺激で頸椎の硬さがとれたので、
先に腋窩神経の絞扼をリリースしてから
硬膜を牽引したのもよかったのかも
しれません。
意外と教科書に書いてないことでも
やってみると効果がでるなーと思いました。

橈骨神経の末梢神経マニュピレーションなどの
方法では橈骨神経に直接介入しますが、
イメージとして、脳から橈骨神経の
つながりをリリースしていくことも
とても有効なようです。

そして橈骨神経は腕橈骨筋の
支配神経(外側ライン)で、
上腕骨を後方から前方へ
回旋して伸びてくる神経なので
回旋によるストレスを受けやすく、
腋窩神経回旋枝の影響から
外側筋間中隔への痛みの出現に
関与しやすいです。

私はほぼ五十肩の外転痛は
上腕外側の筋膜ラインで
痛みをとれてしまえているのですが、
回旋の痛みや首の代償が強い時には
橈骨神経やその他の神経の
リリースも一緒に試すようにしています。
特に橈骨神経に関わる筋と橈骨神経の
滑走の部分で痛みや可動域に
改善がみられる方が多くいますので
皆さんも是非アプローチの考え方に
後頭骨から末梢神経の牽引を
イメージしていただけると良いかと思います。

当協会のセミナーでも後頭骨から硬膜を
牽引する方法はご紹介していますので
是非ご興味のある方はご参加ください。

本日は以上となります。

この情報が皆様のお役に立てれば幸いです。

最後まで当協会の公式ブログをお読みいただき、
誠にありがとうございました!
それではまた!
今日も一日良い時間をお過ごしください。
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よろしくお願いいたします。
You tubeチャンネル登録もお待ちしております。
ALLアプローチ協会 関東支部長 鈴木正道

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