おはようございます。allアプローチ協会 鈴木 正道です。
今回は、理学療法士・作業療法士・柔道整復師の方々へ向けて
内臓治療をする時に内臓だけをみているのか?ということについてお伝えしたいと思います。
五行に関しては色体表で理解しやすいですが、もっと深く掘り下げると経絡それぞれに特徴があります。
任脈・督脈:任脈は体前面・督脈は体後面の経絡のエネルギーの源 他の経絡を調整する前に任脈督脈を調整することで心と体の軸が整いやすくなる
肝経:怒り・自分に対する・相手に対する怒り、目の奥の痛み
胆経:うらみ・つらみ ネチネチといつまでもしつこい負の感情
心経:ドキドキすることが多い 自分の居場所がないような感覚
心包経:自分を過小評価 小さくしてしまう 自分に制限を作る 自己評価が低い ノビノビ表現できない
脾経:うれい ショック(外傷も含む) ついつい流されてしまう 自分の意思に反するひと もやもやしちゃう 甘いものとりすぎる
胃経:今の不安 目のかすみ 甘いものに走る
肺経:こんなんじゃなかった悲しみ 願いがかなわなかった悲しみ
大腸経:水に流せない感情 うらみに近い 手放せない
腎経:やる気が出ない 未来への恐れ ビビってる 想像で恐れてしまう
膀胱経:障害物に対する不安 心理的な壁を乗り越えることに対する不安 決断に対する不安
三焦経:エネルギーの消耗 与えたのにかえってこない 自己犠牲 与えすぎ
最近結構大切だなと感じるのが、三焦経。
エネルギーの消耗、与えすぎ、自己犠牲といった問題で、なかなか自分でも気づかずにエネルギーを消耗してい
る方が日本人。特に高齢層の女性に多い気がします。
経絡の評価をしてアプローチしている間、三焦経であればその人の価値観に問いかけるような質問をすることも
必要かと思います。その人の価値観を否定するわけでなく、もっと幸せに自分を大切にするにはどう物事を考え
るべきか一緒に考えることで行動や価値観・あり方が変わることもあります。
私が経験したケースでは、
胃経の問題が強いと考えてアプローチをしていましたがいまいち患者様の雰囲気がすっきりしないため、
今、何が生活で辛いか問いかけてみると
近所の高齢者をフォローするようなボランティアをされており、自分が心身ともに疲れてしまっている状態でした。
話すことで本人も自分で自分を追い込んでいたことに気づいたようで、年齢も考えて自分の体と心にゆとりを持つことに目を向けてもらうと
次回に来た時にはとても笑顔で骨折による痛みの訴えもなくなっていました。
価値観と行動で身体が変化することもあるため、体に出ているサイン(今回は経絡)から問題点を考えてみることも有意義だと思います。
こういった人の価値観や行動理念に変化をもたらすためにはラポールがしっかりとれていて信頼関係がないと難しいことが多いです。
私もたまにこういったケースを経験しますが、誰とでもできるわけではないので、相手とつながる感覚・相手を思いやる気持ちをもってエネルギーを伝えることが大切だと思います。
本日も最後までお付き合いいたただきありごうとうございました。今日も良い一日をお過ごしください。
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