健康・体質・栄養

冷え性の知識と原因(臨床思考の材料)

おはようございます。

All アプローチ協会 関東支部長 鈴木 正道です。

本日も当協会のメルマガをご覧いただきありがとうございます。

今日も、

理学療法士・作業療法士・柔道整復師・整体師などセラピストの皆さんに向けて、

明日からの臨床ですぐ使える治療テクニックや介入のヒントをお伝えします。

 

今回は、冷え性の種類とその原因の知識をみなさんにお伝えしたいと思います

 

普段患者様と接していて、極端に手足が冷たい方や

体温が低い方、末端血流が低下している方を多く見かけますね。

 

そんな患者様に対して、みなさんがやれることは多くあります。

 

まず、冷えについて簡単に知識をまとめます。

【冷え性とは】

冷え性は、寒さを感じないくらいの温度でも、全身や手足、下半身などが冷えてつらい症状とされています。

「冷えがつらい」というのは主観的な自覚症状であるため、実際に身体が冷たくなっていても、本人の自覚がない場合は冷え症とは言いません。

逆に、冷えを感じている方でも、実際に体温を測定すると決して低くはない場合もあります。

冷え性が女性に多く見られるのは、筋肉量が男性に比べて少なく、体脂肪率が高いことと、月経の影響で腹部の血流が滞りやすいことが原因だと考えられます。

 

【冷え性の種類】

①下半身型

足は冷えるが、手などの上半身は冷えず、30代から中高年の男女に多く見られ、

冷え症の中でもこのタイプに当てはまる人がもっとも多い。

冷えのほかに痛みやしびれを伴う場合は、閉塞性動脈硬化症や脊柱管狭窄症が原因として考えられます。

 

②四肢末端型

手や足の先から冷えるタイプで、いわゆる「末端冷え性」と呼ばれます。

痩せ形でダイエット志向の強い10代~20代の若い女性に多く、

冷え症の代表的なタイプと言えます。

食事量の不足や運動不足が原因で熱生産量が少なくなり、

体温低下を防ぐために交感神経が優位になり、

血管が収縮することで、冷えが起こります。

 

③内蔵型

手足や皮膚の表面は暖かくても、体幹深部の体温は低いタイプ。

30代以上の中高年の男女に多く見られ、

特に消化管が冷えているので、腸にガスが溜まって腹部に膨満感が出やすくなります。

また、交感神経よりも副交感神経が優位になるため、

寒さに対する血管の収縮反応が弱く、

四肢末端型とは逆に熱が放出されやすくなって体温が低下します。

 

④全身型

全身が冷えるタイプです。

冷え性の中ではめずらしいケースですが、

年齢に関わらず発症します。

原因は基礎代謝の低下、食事量不足、運動量不足、慢性的なストレス、

不摂生などによる体力低下などで、

極端に熱生産量が少ないことに起因します。

また、甲状腺機能低下症によって全身が冷えている場合もあるため、

必要な場合は病院の受診が必要となります。

 

【冷えの原因】

・食事摂取量不足

摂取カロリー・消費カロリーが低下すると生産する熱の量が現症します。

・運動不足、筋肉量の減少

単純に運動をすることでカロリーを消費して熱を生産することができます。

筋肉量の減少はそのまま熱生産の低下につながりますが、

筋肉の量だけでなく、使えている筋の量も重要となります。

筋の量は同じでも、硬結や筋の滑走不全で使えている筋組織が減少すれば

当然筋が作り出せる熱量も現症してしまいます。

一番熱を作り出せる筋の状態は、

伸縮を自在にコントロールできる状態です。

筋は収縮でも弛緩でもATPを使用します。そして収縮をすることで

血液・リンパ液を循環させるので熱・循環を作り出せる

筋・関節運動連鎖を意識することが冷え性に対抗する体づくりの

大切なポイントになります。

・ストレス
・不摂生
・喫煙
・高血圧
・高コレステロール血症
・糖尿病による動脈硬化

 

運動不足や不摂生、喫煙や高血糖などはすべて血液の質や血管の柔軟性を低下させ、

抹消血流に影響を与えます。

赤血球は、血液中に腸から漏れ出た、糖・脂質・たんぱく質や有害物質によって

血球同士がくっついてしまい、末梢血管を通ることができなくなります。(ルロー)

血球の状態が悪いと末梢の細い血管を通ることができなくなり、

末梢栄養が低下することで神経系の異常感覚として冷えを感じやすくなってしまいます。

 

また日常的に冷たい水分を取り続けることも深部体温の低下に

つながりやすくなります。

適度な冷水はミトコンドリアを活性化してくれますが、

度を超えた冷水の摂取は代謝能力を低下させ、細胞の活動を低下させてしまいます。

 

 

効率的に細胞にエネルギーを送れなくなると基本的に熱生産は低下してしまうので、

血質、特に赤血球の質にも注意しましょう。

 

 

まとめ:

セラピストがアプローチできる部分は筋・骨格・内臓レベルでの熱生産の支援。

インナーアプローチでは血質の改善による血流改善が求めらます。

 

 

冷え性に対する実際のアプロ―チの提案を

次回のメルマガでご紹介させていただきます。

 

本日も最後までメルマガをご覧いただきありがとうございました。

 

今日も一日良い時間をお過ごしください。

 

鈴木 正道

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