ALLアプローチ協会 ブルです。
本日は
1~3年目の理学療法士・作業療法士・柔道整復師・整体師など
新人セラピストの先生方、一般の方々に向けて、
健康の土台となる情報をお伝えしていきたいと思います。
今回は
入浴について
–お風呂に浸かって得する5つの作用とおススメ入浴方法-
というテーマでお話していきたいと思います。
どうぞよろしくお願い致しますm(__)m
早速ですが、
お風呂 浸かってますか??
シャワーで済ませていませんか??
患者さんに聞くと、シャワーで済ませている事が以外にも多いです。
「冬は入るようにしているんだけど・・・正直めんどくさくて・・・」
と言われる方が多いですね。
入浴は毎日のことなので、
今回おススメする入浴方法をぜひ試してもらえたらと思います(^^)
疲れやすかったり、
冷え症だったり、
痛みやしびれなどの症状、
風邪をひきやすいなどなど、
お体の不調がある方はその解決の糸口になるかもしれません♪
本日の目次 ①お風呂に浸かって得する5つの作用をご紹介 ・温熱効果 血流アップ!新陳代謝の活性化!体の芯からぽっかぽか ・静水圧作用 ポンプ作用でむくみ改善!? ・浮力作用 重力からの解放!?筋肉や関節の負担が軽減! ・免疫力アップ効果 免疫部隊が活性化!体内の隅々までパトロール! ・リラックス効果 楽しく安らげる空間と時間
②5つの作用を最大限発揮できるおススメ入浴方法とは!? ・適切な入浴時間は? ・温度は?-熱い方がいいの?ぬるめがいいの?- ・全身浴?半身浴?どっちがいいの??
③注意点 交通事故死の約3倍!? ・浴室熱中症 ・ヒートショック |
という流れでお伝えしていきたいと思います(^^)
【お風呂に浸かって得する5つのポイント】
それでは早速ですが今すぐお風呂に入りたくなってくる
5つのポイントをお伝えしていきますね!
ますはコレです!
〇温熱作用で血流アップ!新陳代謝の活性化!
お風呂に浸かると体がぽっかぽかになりますよね!
入浴により体が温まる事で血管が拡張し血流が改善します。
栄養素や酸素、ホルモンなどを細胞に運搬しているのが血液(^^)
そして老廃物を回収するのも血液です。
つまり、
体のすみずみまで血液を巡らせることで
疲れがとれたり自然治癒力の働きを向上させることにつながります。
〇静水圧作用でむくみ改善!?
水圧によって全身が穏やかにマッサージされたような状態になることで
手や足の血管にまでポンプ作用が働くので
「むくみ」や「冷え」などの症状が改善されます。
全身浴など肩まで浸かると体にかかる水圧で、
腹囲は約3~5cm、
胸囲で約1~2cmも縮む
という報告もあります。
そのため
皮下の血管やリンパ管が圧迫され、
先の温熱作用と同様に血流を改善させる効果があり新陳代謝が高まります。
〇浮力作用
肩までお風呂に浸かった場合は浮力作用によって
体重が1/10程度になります。
体重50㎏の方はなんと5㎏!
お風呂に入っている時だけは重力から解放されるため、
筋や関節とっては至福のリラックスタイムになります。
重力下で普段身体を支えている筋や関節がその負担から解放されるため
腰痛や膝痛などの症状が改善されることもありますよ(^^)
〇免疫力アップ作用
温熱作用によって体が温まっている時に免疫細胞(白血球)が活性化されます。
白血球は殺菌作用や免疫物質をつくったり、
細胞内の老廃物を回収する役割などを持っています。
さらに
温熱作用や静水圧作用によって新鮮な血液が体のすみずみまで巡る事で
免疫細胞が体内を効率よく循環できるようになります。
と、いうことは
反対に体温が下がり、血行不良になってしまうと
免疫力は低下することになります。
入浴は免疫力アップという観点からみても効果絶大です♪
インフルエンザや風邪をひきやすい季節ですので、
入浴はぜひおススメですね!
〇リラックス効果 自律神経が整いストレス軽減
ゆったりとした時間を過ごせる入浴タイムは
それだけで身心がリラックスできます。
お好きな方はアロマオイルなどで好きな香りを楽しんだり、
好きな音楽を聴くのも良いですね♪
また、
深呼吸をするだけでも静水圧効果と相まって
自律神経を調節できますので、
ストレス解消効果が期待できます♪
ここまでを動画でご覧になる方はこちらからどうぞ↓
【5つの作用を最大限発揮できるおススメ入浴方法とは】
先にお伝えした5つの作用を最大限発揮できるおススメの入浴方法を
「お湯の温度」
「入浴時間」
「全身浴」
以上3つのポイントに分けてお伝えしますね。
〇まずは温度から
結論からお伝えすると、
40℃前後がおススメです。
お湯の温度は自律神経に影響を及ぼすと言われているのですが、
身心を覚醒、興奮させる交感神経と、
リラックスさせる副交感神経が作用する境界線が43℃です。
43℃のお湯に入ると「熱い」と感じる方が多いではないかと思います。
(この熱さが好きだという方もいらっしゃると思いますが…)
この「熱い」という感覚に対して体は侵害されている!守らねば!と
反応し交感神経が優位に働きます。
その結果、
血圧上昇・脈拍が速くなる・筋肉がこわばってしまいます。
反対にお湯の温度を40℃前後(最大でも42℃まで)で
「ぬるいかな」と感じるくらいにすることで
リラックス効果が高まり、副交感神経が優位に働きます。
その結果、
血圧はゆるやかに低下しますし、筋肉もほどよくやわらぎ、
血管が拡張し血流量の改善も期待できます。
以上のことから
お湯の温度は40℃前後(少なくとも42℃まで)がおススメです♪
〇次に入浴時間についてですが、
患者さんから
「長い方がいいのか?短い方がいいのか?」
という質問を受けた事があります。
結論から申しますと、
一般的には10~15分程度が推奨されていますが、
これはお湯の温度によっても変わります。
ぬるめのお湯は長めに 熱いお湯では短めにというのが基本になります。
入浴時間が長すぎると乾燥肌の原因になったり、
短すぎると十分に体が温まらないという事になってしまいます。
ですので
38~40℃では15~20分
41℃では10~15分
42℃では5~10分
というように入浴時間を調節するのも一つの例として良いかと思います。
ただ、
リラックス効果を最大限発揮するためには
40℃前後のお湯に15~20分浸かるのがおススメですね(^^)
〇最後に半身浴と全身浴どっちがいいのか?ということですが
先にお伝えした5つの作用を最大限発揮するという事でいうと
全身浴がおススメです。
肩まで浸かることで温熱作用や静水圧作用の効果が得られやすく
「冷え」や「むくみ」「肩こりや腰痛などの痛み」などの
改善効果が期待できます。
ただし、
その分心臓や肺に負担がかかりますので、
疾患があったり、不安な方は半身浴がおススメです♪
以上3つのポイントをまとめると
40℃前後のお湯に
15~20分間
全身浴(肩まで浸かる)
がおススメの入浴方法になります♪
症状改善の糸口になるかもしれませんので、
ぜひ試して頂けたらと思います(^^)
【入浴の際の注意点】
〇浴室熱中症
脱水状態で入浴すると浴室熱中症を引き起こすリスクが高まります。
水分不足によって血行不良となり
体内の熱を放出できなくなってしまうために起こると言われています。
対策としては
入浴前後にコップ1杯の水分を摂取すると良いかと思います。
水分摂取する時はジュースやコーヒーではなく、
水や麦茶がおススメです。
〇ヒートショック
これは浴室と浴室外での温度差が原因となり
血圧が大きく変化することで起こると言われています。
対策としては、
当たり前ですが・・・
脱衣所や浴室を暖めておき、温度差を少なくしておくことになります。
このヒートショックと浴室熱中症による年間死亡者は
交通事故死の約3倍とも言われていますので注意が必要ですね。
ここまでを動画でご覧になる方はこちらからどうぞ↓
今回は入浴について
入浴で得られる5つの作用と
その作用を最大限発揮できるおススメ入浴方法
についてお伝えさせて頂きました。
ご自身の体調管理や
患者さんへの助言・アドバイスにご活用頂けると幸いです。
本日は以上になります。
最後までブログをお読みいただき、本当にありがとうございましたm(__)m
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