ALLアプローチ協会

【症例報告】胃の治療で「寝違え」の痛みが改善した症例

皆さんこんにちは♪

ALLアプローチ協会 テクニカルアドバイザー 渡会賢太です。

当協会の公式ブログをお読みいただき、本当にありがとうございます。

本日も、

勉強熱心な理学療法士・作業療法士・柔道整復師・整体師などセラピストの皆さんに向けて、

明日からの臨床ですぐ使える治療テクニックや介入のヒントをお伝えしていきます。

 

今回は、

【症例報告】胃の治療で「寝違え」の痛みが改善した症例

というテーマでお話していきます。

 

「寝違え」

によって、痛みを訴える患者様は臨床上多いかと思います。

特に、

接骨院で働かれている柔道整復師の先生方は、

寝違えによって来院される方を良く施術されているかと思います。

 

今回はそんな「寝違え」の痛みに対して、

胃の治療をした結果、

痛みが一気に改善した事例が実際にありましたので、

ご報告させていただきます。

1部では、

「症例紹介と実際に行った評価・治療について」

 

2部では、

「なぜ結果が出たのか?詳しい考察について」

お話させていただきます。

 

1

「症例紹介⇒評価・治療⇒結果まで」

※動画で詳しく解説しています。

 

<症例紹介>

40代男性。

職業:リハビリセラピスト。

主訴:今朝から首が痛い。

 

<評価>

  頸部左回旋・前屈時に頸部後面~左肩にかけての疼痛増悪。

  安静時で、頸部後面~左肩にかけて重だるさの訴えあり。

  頚椎左凸側弯の変形あり。

  左斜角筋、右胸鎖乳突筋に筋硬結あり。

  胃・十二指腸・脾臓の反射点に圧痛と硬結あり。

  筋ストレッチテストでは…

指標⇒頸部左回旋・前屈

斜角筋、胸鎖乳突筋⇒可動域・疼痛変化なし。

胃・十二指腸⇒可動域向上、疼痛軽減。

 

<治療>

胃・十二指腸・横隔目の調整

 

<結果>

  頸部左回旋・前屈時の可動域向上、疼痛軽減(NR\S 10→1)

  安静時の頸部~左肩の重だるさ改善。

 

 

【第2部】

「なぜ結果が出たのか?考察について」

 

ポイント1:重だるさの症状、安静時に痛みがあるところに着目!

筋・筋膜が原因の場合は、

運動時に疼痛を訴えることが多いですが、

安静時痛を訴えるケースは急性期の疼痛や炎症による疼痛ではない場合、

つまり、

慢性疼痛の場合はほとんどみられません。

また、

「重だるさ」

といった、痛いというよりは重量感を主に訴える場合は、

内臓が原因である可能性が非常に高いです。

内臓が疲弊していると、

運動に関係なく、膜を介して筋・筋膜にテンションをかけているため、

安静時でも症状を訴えます。

また、

内変動や時間変動が著明な場合は、

内臓を疑ったほうが良いです。

 

なので、

慢性疼痛で、

「重だるさ」、「安静時痛」

を訴えている場合は、内臓をチェックする必要があります。

 

ポイント2:ストレッチテスト

筋または内臓反射点を押圧し、瞬間的にストレッチをし、

頸部左回旋・前屈時の疼痛や可動域に変化があるかどうか。

テストをした結果、

斜角筋・胸鎖乳突筋では、変化がありませんでしたが、

胃・十二指腸の反射点の場合は、可動域と疼痛に変化がみられました。

 

以上の結果から、

  筋ではなく内臓由来であること。

  胃・十二指腸・脾臓の反射点に圧痛がありましたが、症状に関与しているのは、胃と十二指腸であること。

といった、仮説を立てることができました。

ここで、かなり原因が絞れてきました。

 

ポイント3:胃と筋膜のつながりを考える。

胃は膜を介して、

様々な筋・内臓とつながりがあります。

胃は、

「食道筋膜」

と直接つながりがあります。

さらに、

「食道筋膜⇒頸筋膜⇒三角筋膜」

と筋膜のつながりがあります。

頸筋膜を包んでいる筋は、

「胸鎖乳突筋」、「斜角筋」

などが含まれます。

また、

胃と十二指腸は当然つなががっており、

脾臓や肝臓、横行結腸と膜を介して連結があります。

この繋がりから、

  胸鎖乳突筋、斜角筋の硬結の原意が胃から来ている可能性があること。

  脾臓の硬さが胃の影響である可能性が考えられる。

が分かります。

そして、

胃・十二指腸・脾臓が頸部の症状の原因となり得ることが、

解剖学的にも説明ができます。

 

以上の3つのポイントから、

・十二指腸が頸部の症状の原因であると判断しました。

 

実際に、

胃・十二指腸、横隔膜の治療を行うと、

頸部の症状が10⇒1まで改善しました。


<まとめ>

もし、頸部の症状がなかなか取り切れない患者様がいた際は、

以上のような評価や特徴を参考にしていただき、

当てはまるところがあれば、

内臓を評価し治療していただくことで、症状が改善するケースもありますので、

ぜひチャレンジしてみてください!

 

本日は以上になります。

最後まで当協会の公式ブログをお読みいただき、本当にありがとうございました。

ALLアプローチ協会 テクニカルアドバイザー 渡会賢太

 

 

追伸                  
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