いつも当協会の公式ブログをお読みいただき、
本当にありがとうございます!
ALLアプローチ協会 テクニカルトレーナー
渡会 賢太です。
本日も、
勉強熱心な理学療法士・作業療法士・柔道整復師・整体師など
セラピストの皆さんに向けて、
明日からの臨床で巣使える
治療のアイデアやヒントをお伝えします!
今回は、
【症例報告】内臓×頭蓋治療で体温が1℃も上がった症例
というテーマでお話していきます。
当協会では、
「内臓治療」
と、
「頭蓋仙骨療法」
の治療テクニックを、
セミナーでお伝えさせていただいておりますが、
実際の臨床で、
どんな風に活用し、
結果を出しているのか?
あまりイメージが湧かない方も多いと思います。
そこで今回は、
内臓治療と頭蓋仙骨療法を組み 合わせた結果、
「なんと体温が35.6℃⇒36.4℃まで上がるといった、
大きな変化を出すことが出来たので、
報告させていただきます。
【症例紹介】
80代 女性
診断名:第11胸椎圧迫骨折
回復期リハビリ病棟に入院されている方で、
担当セラピストの代診で介入させていただいた方です。
訪室時に、
「なんだか全身だるくて…。」
「今日はリハビリお休みにしたい…。」
という訴えが聞かれました。
普通なら、
まー病棟の看護師さんに報告して、
バイタル確認して、
「今日はリハビリ中止にしておきましょう。」
とか、
「ベッドサイドで軽くリハビリする程度にしましょう。」
といった対応をすると思います。
リハビリセラピストの管轄外として、
患者様の訴えに対応できない。
となるでしょう。
しかし、
内臓治療と頭蓋仙骨療法の知識と技術を活用することで、
普通のセラピストでは対応できない訴えに対しても、
対応できます。
ではどのような評価を行い、
そしてどのような治療を行ったのか?
についてお伝えします。
【評価・治療の流れ】
<評価>
問診:
・昨夜は考え事をしていて良く寝られなかった。
・便秘気味で今は2日間くらい出ていない。
バイタル:
体温⇒35.6℃
身体所見:
① 頭部と腹部触診時に、頭部>腹部で温度の差あり。
(頭部の熱のこもり、腹部の冷え。)
② 左側小腸の硬さあり。右側方・左回旋の動きに制限あり;。
③ 後頭骨の硬さあり。1次呼吸での後頭骨の可動範囲の狭小化あり
以上の評価結果から、
体温の低下により、
代謝能力と免疫力の低下が疑われ、
その影響で、
全身の疲労感を引き起こしている。
と仮説を立てました。
そして、
「小腸」は、
「免疫システム」の役割を持つ内臓であり、
さらに便秘があるということは、
代謝物や老廃物などが十分に排泄できていないと考えられ
全身倦怠感に繋がっていると仮説を立てました。
さらには、
「夜間寝られなかった。」
ということで、
小腸の蠕動運動の促進に作用する「セロトニン」の分泌に必要な、
「メラトニン」も、
十分に分泌されていないことが考えられます。
<治療>
そして実際に、
・小腸
・後頭骨
の治療を行った結果。
体温が35.6℃から36.4℃まで上がり、
全身倦怠感が7割程度その場で改善する
といった結果を出すことが出来ました。
翌日、
病室に伺いお話を聞くと、
昨夜は寝られたようで、
今日は全身倦怠感は治ったとの事で、
いつも通り、
リハビリを行えるようになっていました。
【まとめ】
今回は、
内臓治療と頭蓋仙骨療法を掛け合わせたことで、
体温が1℃も上がった症例」
というテーマで、
症例報告という形でお伝えしました。
筋骨格系の治療や、
理学療法の枠では対応しきれない症例も、
内臓治療と頭蓋仙骨療法を使いこなすことで、
体温が約1℃も上がり、
体調不良も改善へとサポートできるような結果を、
出すことが出来るということが、
お判りいただけたと思います。
患者様から、
「お医者さんみたいですね!ありがとうございます!」
と感謝されるという。
そんな言葉をいただけたのは、
内臓治療と頭蓋仙骨療法による
大きな成果だと思います。
セラピストの可能性を広げるためにも、
内臓治療と頭蓋仙骨療法を、
臨床で活用していただけたらと、
思います。
本日は以上になります。
最後まで当協会の公式ブログをお読みいただき、
本当にありがとうございました!
ALLアプローチ協会 テクニカルトレーナー
渡会 賢太
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