メンタルアプローチ

ストレス軸に対する頭蓋・内臓アプローチ

おはようございます。

オールアプローチ協会 関東支部長 鈴木 正道です。

本日も当協会のメルマガをご覧いただきありがとうございます。

 

今回は、理学療法士、作業療法士、柔道整復師の方々へ向けて

前回のHPA軸(視床下部―下垂体―副腎軸)について

実際のアプローチをお伝えしたいと思います。

最近自分の体で身をもって経験したことがあります。

それは

人はストレスを感じると甘いものを欲する。

 

人の体は環境的・精神的なストレスを感じると

コルチゾールを分泌して血糖値を上昇させることで

ストレスと戦う準備をします。

 

この時、脳の中では手っ取り早く血糖値を上げるために

自分の記憶の中から血糖値が上がる食べ物を要求します。

それが、砂糖です。

 

元々人は危険を察知すると戦うか、逃げる準備をするために

血糖値を上げるシステムを持っていますが、

現在の我々に戦うべき敵はいません。

 

いるのは戦うことができない精神的なストレス

変えることのできない環境ストレスです

敵は倒せば解放され

逃げ切れば安心できますが、

 

現代社会のストレスはいつまでも続くケースが多く

ホルモンを出し続けることも困難になり

砂糖で補充するようになってしまっています。

 

ストレスで食べすぎてしまう方っていますよね?

ちょうど最近私も心配な患者様がいて

3日間ほど会えるまでの間

ストレスで食べてしまう時期がありました。

 

これが1ヶ月や1年続いたら

性格変わってしまいそうだと思いました(笑)

 

そういったストレスが

内臓疲労や自律神経系の不調

アドレナルファティーグ(副腎疲労症候群)

につながっていったりします。

 

 

【ではどういったアプローチをすれば良いか?】

ポイント1下垂体・蝶形骨・鞍隔膜

ポイント2副腎

ポイント3膵臓

ポイント4体液循環

 

 

【下垂体・蝶形骨・鞍隔膜】

→下垂体の位置

下垂体は蝶形骨のトルコ鞍上に位置し、

鞍隔膜を貫通している。

 

→下垂体の血流

下垂体への血流は

下垂体のすぐ横を通ってくる

内頚動脈から上下の下垂体動脈から栄養を得ている。

下垂体の中で静脈に切り替わり、

硬膜静脈洞へ

※脳脊髄液の役割の一つに

神経下垂体の物質運搬とういう作用がある。

つまり、下垂体ホルモンを運んでくれています。

 

→鞍隔膜

鞍隔膜(diaphragma sellae)

鞍隔膜を調べようとしても日本の解剖学の本には

なぜか詳しく載っていません。

 

英語スペルを入力して、海外サイトの画像を参照するか

クラニオセイクラルオステオパシーという本を参照して

構造を確認してください。

 

この鞍隔膜は

硬膜静脈洞の流れにも影響し、

下垂体ホルモンの運搬や

全身のリンパ系の流れにも影響します。

 

以前体液循環システムというメルマガでお伝えした内容の中に

8つの隔膜構造という説明をさせていただきましたが、

そのうちの一つが鞍隔膜です。

 

頭蓋内の隔膜は鞍隔膜と小脳テントとされています。

水平面上で同じ高さにあり、

文献によっては小脳テントの連続性もあると書かれているので

後頭骨・側頭骨のアプローチで小脳テントにアプローチするとともに

蝶形骨の動きを引き出し、鞍隔膜の循環を促すことで

全身循環も促しましょう。

 

【副腎のアプローチ方法】

①ふくらはぎの中央部(腓腹筋中央)

正直、ここの反射点が一番使われますね!

カーフサインともいわれている所です!

※カーフサインって?…内臓の状態ふくらはぎの硬さとして現れる東洋医学的な用語

 

②右母指中央部

ここは、膵臓の反射点でもあるところですね!

①と②は、セルフメンテナンスで指導しやすい部位です!

 

③蝶形骨(※反射点ではありません!)

蝶形骨は、副腎との関連があります!副腎の治療をして、反応が弱い時は蝶形骨を行うと良いですね!

以上が反射点となっております!ぜひ、ご参考になってください!

 

【膵臓のアプローチ】

→評価・反射点

・上肢:右手の母指球中央

・肋骨:左第3肋骨内側

・脊柱:Th8棘突起より1横指左右(左:膵尾 右:膵頭)

・頭蓋:頬骨(右頬骨→膵頭部 左頬骨→膵尾部)

 

→生理学的ポイント

膵臓はインスリンを分泌し、血糖値をコントロールしている。

ストレス状態の時、闘争・闘争本能にスイッチが入って体中に

血糖値を上げる作用が働いてしまうが、

甘いものを食べて血糖値を上げると

膵臓は上がりすぎた血糖値を下げるために疲労してしまう。

ストレスによって副腎と一緒に内臓疲労が起きやすいため注意が必要

 

→解剖学的特徴

膵臓の血流低下は、脾静脈から門脈への流れの途中に

膵臓の静脈が合流する。

動脈系も同様に脾動脈から分岐して膵臓に血流を送る。

 

血流を介して多臓器への影響が出やすい構造をしているため

血管系を考慮してアプローチが必要となる。

 

【体液循環】

最後に体液循環については

結局下垂体ホルモンを運ぶのは体液とういことです。

下垂体の静脈から硬膜静脈洞に分泌されたホルモンは

CSF・リンパ・血流を介して全身に運ばれます。

つまり、どの体液の流れが悪くても

十分な効果を得られないということです。

 

以前お話しさせていただいた8つの隔膜とともに、

各臓器の血流や

血管のアライメント・柔軟性を評価して

体液の流れを調整することが必要となってきます。

 

【まとめ】

ストレス反応で疲労した内臓の循環を取り戻すことも

必要であるが、体液全体の流れを整えることで

HPA軸の働きを整えることが大切です。

 

また、安易にストレスから糖分に逃げるのではなく

自分の解決すべき精神的ストレスや環境ストレスを

整理するセルフマネジメントも重要となります。

 

自分のあり方次第で体にかかるストレスも

コントロールできるので、

紙に書いて自分の課題やストレスを整理することも

おすすめです。

<関連記事・動画>
認知症に対する内臓・頭蓋アプローチ↓
https://bit.ly/3d72dnv

頭蓋仙骨療法セルフメンテナンス ↓

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

FB・ツイッターでシェアして頂けると嬉しいです。

今日も一日良い時間をお過ごしください。

鈴木 正道

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