【大公開!】内臓治療における症状別傾向と対策 part③背臥位編
ALLアプローチ協会 スタッフの渡会です。
本日も、当協会の公式ブログをお読みいただきありがとうございます。
本日も、理学療法士、作業療法士、柔道整復師の皆さんに向けて、
明日からの臨床で使えるノウハウ・テクニックをお伝えします!
前回は、
「内臓治療における症状別傾向と対策 part⓶左肩編」
というテーマでお伝えしました。
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今回は、
【内臓治療における症状別傾向と対策 part③背臥位編)
というテーマでお伝えします。
前回は、
「左肩痛」
の症状に関する内容でした。
今回は、
「背臥位で寝ていてしばらくすると、シビレや痛みが増悪する方」
の内臓治療における原因部位の傾向と対策についてお伝えします。
こういう症状を訴える方って、
よくいませんか?
「先生~、寝ていたらだんだん足がしびれてきました~。」
「腰が痛くなってきました~。」
「なんだか肩が重くなってきました~。」
といった、
背臥位で治療していると、次第に症状が増悪してくる患者さんを
私はよくみかけることがあります。
疾患としては、
脊柱管狭窄症、坐骨神経痛、ヘルニア、五十肩など
慢性疾患による痛み・シビレを訴える患者様で多く見かけることがあります。
こういった症状を訴える方の原因として考えられるのが、
、
「心臓」
です。
「夜間痛」
に関してはもっと診るべき、考えるべき原因があるのですが、
シンプルに、背臥位で寝ていると症状が増悪する方に関しては、
心臓を調整することで改善する傾向にあります。
では、なぜ心臓が原因となりやすいのか?
心臓(大動脈弓)の位置が、
背臥位で寝ることで、
2㎝程度後上方にずれる
と言われています。
それにより、
心臓自体または心臓を包む心膜が引っ張られ、
心臓に負担がかかる、硬さを作りやすいと考えられます。
さらに、
心膜は縦郭→横隔膜→大腰筋といったように、
ディープフロントライン(DFL)
の筋膜ラインとつながりがあるため
DFL上の筋・筋膜に影響を与え、
疼痛が増悪したり、
DFLの走行には血管系・神経系が隣接していることが多く、
シビレの増悪につながる
と考えられます。
肩の痛みに関しては、
DFLとDFAL(ディープフロントアームライン)とのつながりがあるため、
例えば、
小胸筋・上腕二頭筋・母指球筋
といった
アームライン系の筋・筋膜にも影響を及ぼすために、
肩の症状増悪にもつながると考えます。
<治療のポイント>
評価結果から
心臓が原因だと判断し、実際に調整をしていくわけですが、
調整する際は、
坐位で調整するスキル
が必要になってきます。
背臥位でも、下肢にクッションを入れたり背もたれを作るなどすれば対応はできますが、
やはり、背臥位では症状が増悪しやすく身体が緊張しやすい姿勢のため、
その方の安楽姿勢(症状が増悪しない姿勢)で調整ができると、
効率的かつ確実に調A整することができるので、
ぜひ坐位・立位、どういった姿勢でも調整できるスキルを身につけていただき、
明日からの臨床に活かしていただけたらと思います。
本日は以上になります。
最後まで当協会の公式ブログをお読みいただきありがとうございました!
ALLアプローチ協会 渡会 賢太
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