内臓治療 心臓編 【生理学 テクニック マニュピレーション 効果】
皆さんこんにちは!
ALLアプローチ協会代表の山口拓也です。
いつもALLアプローチ協会公式ブログをお読み頂き、
ありがとうございます!
最近、こんなツイートをしました↓
休みなく勉強して
本読んで勉強会行って
その後、SNSや臨床・後輩指導でアウトプットして遊ぶ時間がない。
これって勉強してない人からしたら辛そうだけど
やってる本人は自己成長するのを感じれるから最高に楽しいんだよね。
勉強して初めて分かる✨— 山口拓也@自由が好きな治療セミナー講師 (@A3sG9Y0vznzdM5Q) May 8, 2020
皆さんは自己成長感じれてますか?コメント待ってます↑
さて今回は、理学療法士、作業療法士、柔道整復師に向けて
内臓治療 心臓編
というテーマでお伝えしていきます。
【心臓の解剖学・生理学】
内臓治療では、イメージや生理学を把握しなければ使いどころが分からなくなってしまうので
生理学や解剖学から解説させて頂きます!
・重さ:300g
・心室中隔によって右心、左心に分かれている
・右心と左心には、それぞれ心房と心室があり房室弁で隔たれている
・体内の血流は、上下大静脈を通って右心房に流入する。上大静脈は上肢+頭部領域からの血液を集める中心的な静脈です。下大静脈は、腹部、骨盤、下肢からの血液を運搬する
・呼吸によって心臓の高さに変化があり呼息時にはT10の高さ(心臓最下点)、吸息時には椎骨1個半分ほど下方に移動あり
・心臓は、安静時に体全体の約10パーセントを消費し身体活動時には最大40%酸素を消費する
・心臓自体の酸素消費では75%を冠状動脈で消費するため、酸素の需要が高まっている場合は循環を高める必要あり
【心臓評価】
■心臓を様々な視点から評価
・鎖骨、肋骨弓の高さ(低くなっている場合、心臓が下垂している可能性あり)
・脈診(脈の強さや打ち方で判断)
・反射点の硬さで判断
・関連している頭蓋骨の硬さで判断
・問診(身体的、精神的ストレスにて判断)睡眠不足やストレス、疲労感、たばこ、食事などを問診…
・関連部位を確認(左肩周囲の痛みや肩こりなどを確認、ディープフロントラインである大腰筋などの硬さを確認)
■反射点
⓵左母子球中央
②下肢腓腹筋アキレス腱移行部(左)
③体幹左第2肋骨中央
④上腕内側
⑤胸椎1番
■関連している頭蓋骨
・蝶形骨
■関連している筋膜ライン
ディープフロントライン…斜角筋や大腰筋、後脛骨筋など!
以前に筋膜ラインの解説をしていますので、ぜひ探してみて下さい!
【内臓治療 心臓編】
心臓治療で大事なのは、
やはり心臓を3Dでしっかりイメージできているのか…心臓の位置や傾きなどを把握しているのか…
治療する際に自分の身体が緊張していないかなど…
後は、心臓治療する際はどんな状況で使うのかをはっきりわかっていると良いですね!
【どんな人に治療するの解説編!】
■自律神経障害編
⓵冷え性なども行います!冷え性の患者様の場合は、心臓だけでなく脾臓や肝臓、胸腺など複数の内臓アプローチが必要ですね。
②高血圧も当たり前ですが、行います!しかし、低血圧の場合はどのように治療するべきか考察する必要がありますね!もちろん、高血圧でも腎臓由来の場合もありますので他の内臓にも目を向けてみましょう。
③頭痛もですね。蝶形骨と関連しているので是非行った方がいいと思います
④ストレスがかかっている人にも心臓に負担がかかっている患者さん非常に多いのでやりましょう!
基本的には循環器系なので、循環改善する際に行ってください!
■痛み
左側の肩こりやディープフロントに心膜が入っているため、心膜の硬さが大腰筋や斜角筋を硬くし腰痛にさせるケースがありますので是非行ってみてください!
脊柱管狭窄症の患者様などは、心臓→大腰筋を硬くさせ腰痛になっている患者様も少なくありませんね。
【まとめ】
本日は、内臓治療の心臓編を書かせて頂きました。
実際の治療は、言葉では言い表せないことが多いのでいつか学ぶ際には生理学や解剖学、どんな症例に使うのかをしっかり頭に入れて欲しいと思います!
<関連記事・動画>
高血圧に対応する内臓調整まとめ↓
https://bit.ly/2A2msnM
最後まで読んで頂き本当にありがとうございました!
それでは、また明日!
山口 拓也
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