ALLアプローチ協会 スタッフの渡会です。
本日も当協会のメルマガをご覧になっていただきありがとうございます。
今回のテーマは、
【内臓治療におけるシワよせ~大腸・肝臓編~】
についてお伝えします。
前回のメルマガでは、
「内臓の位置関係」
という視点を持つことの重要性につて、
症例をもとにお伝えしました。
前回は、「心臓」と「肝臓」の位置関係から結果を出すことができた症例を紹介しました。
今回は、
大腸-肝臓
の位置関係から結果を出した症例について紹介いたします。
症例は、
50代女性 右肩関節周囲炎
主訴:右肩の可動域制限(160°)、右肩屈曲時痛、夜間痛(特に朝5時くらい)
といった方です。
この方の可動域制限と疼痛の原因を評価した結果、
大腸
と判断しました。
これは、
・内臓反射点
・夜間痛の出やすい時間帯
・姿勢アライメント
・症状の出方
などで判断したのですが、細かい解説は今回は割愛いたします。
実際に大腸の調整を行ったところ、
・疼痛、可動域の改善はわずか。
・すぐに疼痛、可動域がもどってしまう。
といったイマイチな結果となりました。
ここで、
肝臓と大腸の位置関係
という視点から、
肝臓⇒大腸の順に調整を行うことで、
・右肩の可動域160°→180°まで改善。疼痛もほぼ消失。
・症状のもどりも少なくなった。
といった結果を出すことができました。
解剖の図を見ていただくと分かるかと思いますが、
肝臓(右葉側)の下に、
上行結腸と横行結腸の移行部が隣接しています。
なので、
肝臓自体が疲弊し重くなってくると後下方に下がり、
大腸を圧迫してしまう。
ということに繋がる可能性が考えられます。
この症例の場合は、
この現象が起きていた事が考えられたので、
肝臓⇒大腸
の順番で調整した結果、
大きな変化ともどりを抑えることに繋がりました。
前回に続けて2症例お伝えしましたが、
他にも、
腎臓―肝臓
膵臓―脾臓
大腸―子宮
など様々なパターンが臨床上ありますので、
この
「内臓の位置関係」
という視点を是非とも臨床に取り入れてみてください。
また違った変化、結果、新しい発見が得られると思いますよ!
本日も最後までメルマガをご覧になっていただきありがとうございました。
それではまた!
ALLアプローチ協会 渡会賢太
追伸
栄養学、内臓・頭蓋治療、筋骨格手技、運動療法、経絡、エネルギー治療、メンタルアプローチ、心理学を掛け合わせた内容について、ALLアプローチ協会
公式メルマガにて配信しております。
興味のある方は、公式サイトよりご登録お願いします。↓
セミナーのご案内
いよいよ【心理学×筋膜・経絡・内臓セミナー】が開催されます!
心理学とすべてのテクニックを掛け合わせた最先端の技術セミナーを学べます!
テクニックだけではなくメンタルアプローチや人生の価値基準の高め方なども学びるセミナー。
以下がセミナー詳細です!
この記事へのコメントはありません。