肝臓治療・知識生理&大腰筋の解剖学的特徴と治療
皆さん こんにちは
ALLアプローチ協会代表 山口拓也です。
いつもALLアプローチ協会公式ブログをお読み頂き、
ありがとうございます!
今回は、理学療法士、作業療法士、柔道整復師に向けて
肝臓治療・知識生理&大腰筋の解剖学的特徴と治療
というテーマでお伝えしていきます。
内臓治療や筋膜治療の際に少しでも知識が皆様の役に立てばと思います!
【肝臓治療・知識整理】
□肝臓の役割
エネルギー代謝:糖質・脂質・たんぱく質(酵素、ビタミン、ミネラル、酸素を使って分解・代謝)
解毒機能:化学物質・添加物・重金属・たんぱく質から分解されたアンモニア 胆汁の生成
循環:心臓・肺・腎臓・肝臓が協力しあって体内に血液を循環している。
□局所解剖学における関係
・横隔膜 ・胆嚢 ・肝管/胆嚢管/総胆管 ・下大静脈 ・門脈 ・固有肝動脈
・食道 ・胃 ・右副腎 ・十二指腸 ・右結腸曲 ・胸膜、肺、心膜、心臓に間接的に接する
□付着/固定
・腹腔内圧 ・ツルゴール(膨満) ・肝冠状間膜 ・左右三角間膜 ・肝円索
・小網 ・肝腎ひだ ・下大静脈
□支配神経
・T7~T10から出て、大内臓神経と小内臓神経を経由する交感神経系
・腹腔神経叢で切り替わる
・迷走神経
・肝被膜は横隔神経(C3~C5)を介して神経支配を受ける。
□肝臓の評価
・姿勢(立位姿勢・体幹アライメント・顔色等)
・動作(体幹伸展・回旋・側屈・右上肢挙上動作)
・頭部(前頭骨)
・上肢:右上腕の内側1/3 右手の水かき中央
・体幹:右第2肋骨中央 右肩下がり
・下肢:右アキレス腱の筋腱移行部
・横隔膜・呼吸機能
□肝臓の治療
・リフト手技
・ポンプ手技
・経絡調整【肝経 腎経(相生関係) 胆経(陰陽) 肺経(相克関係)】
・反射点調整
・頭蓋調整
・関係内臓調整
・エネルギー調整
・神経節調整
・揺らし調整
以上が肝臓についてです!
次は大腰筋について・・・
【大腰筋の解剖学的特徴】
起始:大腰筋(浅層):第12胸椎と第1-4腰椎の椎体側面とそれらの間の椎間円板の側面
大腰筋(深層):第1-5腰椎の肋骨突起
腸骨筋:腸骨窩
停止:腸腰筋として一体化し大腿骨の小転子に停止
支配神経:大腿神経L2-4 腰神経叢からの直接筋枝
DFLの一部として身体軸の中心を形成する(横隔膜との連結)
大腰筋前方に腎筋膜につつまれた腎臓があり、腎筋膜を介して大腰筋と接している
【大腰筋の運動学的特徴】
・股関節の屈曲外旋に作用(股関節屈曲45°から60°
・骨盤前傾作用立ち上がりに重要
・多裂筋との共同作用で腰椎の前弯を作る
・腰椎を腸軸上で下方へ牽引し腰椎の安定を作る
・ハムストリングス近位部との拮抗作用
・大腿骨頭前方の安定作用
・一側で働くことで腰椎を側屈させる
・立脚後期で大腿骨の制動に働く
【大腰筋アプローチ】
①筋腹をダイレクトに触診しマッサージ。
②横隔膜―大腰筋の交点
③腸骨筋の筋腹
④小転子
⑤DFLの繋がり(内側クロスポイント、後脛骨筋、小胸筋、斜角筋、頚長筋、顎二腹筋)
⑥Th12~L5
・背面から圧迫。
⑦腎臓
⑧経絡(肝経、腎経、脾経)
以上が大腰筋治療・知識整理です。
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それでは、また明日!
山口 拓也
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