ALLアプローチ協会

内転筋の効果的なアプローチに必要な知識・重要性について

 

皆さん こんにちは

ALLアプローチ協会 代表 山口拓也です。

本日は、「内転筋の効果的なアプローチ」書かせて頂きたいと思います。

以前内転筋の重要性についてこんなツイートをさせて頂きました↓


実は、股関節の安定や痺れ、循環障害、腰痛などに関与している内転筋。

内転筋の基礎・基本から書かせて頂きたいと思います。

【内転筋の基礎・基本】

内転筋とは、「恥骨筋」「大内転筋」「長内転筋」「短内転筋」「薄筋」の筋肉群の総称のことです。

①恥骨筋
【起始】;恥骨
【停止】:大腿骨(恥骨筋線)
【支配神経】:閉鎖神経および大腿神経
【機能】:股関節内旋、屈曲の補助

②大内転筋
【起始】;坐骨結節、恥骨
【停止】:大腿骨(粗線、内転筋結節)
【支配神経】:閉鎖神経および脛骨神経
【機能】:股関節の内旋、伸展
※股関節内転筋の中で最も強い

③長内転筋
【起始】;恥骨結節と恥骨結合の間
【停止】:大腿骨粗線の中央3分の1
【支配神経】:閉鎖神経
【機能】:股関節内転、屈曲

④短内転筋
【起始】;恥骨下肢外側
【停止】:恥骨筋線の下方
【支配神経】:閉鎖神経
【機能】:股関節内転、屈曲、内旋

⑤薄筋
【起始】;恥骨結合の外側縁から恥骨下肢の外側上部
【停止】:鵞足部
【支配神経】:閉鎖神経
【機能】:股関節屈曲、内転 膝関節屈曲、下腿内旋
※内転筋群唯一の二関節筋

 

(鵞足って何?)

脛骨粗面の内側部に筋肉が付着している場所。

縫工筋、薄筋、半膜様筋の3つ筋肉が付着している。

3つの筋肉が付着しており、骨と健が擦れて負荷がかかりやすいため炎症しやすい部位。

膝の内側の痛み、特に階段昇降時の際に膝が痛むケースは

鵞足部位が主要問題点になるケースが多いことがあります。

鵞足炎の場合は、ランニングやジャンプなどスポーツしている方に起きやすいということは知っておいて下さい。

スポーツ障害の1つですが、スポーツしていない方でも

癒着しているケースがあるので、アプローチする必要性は高い方は多いです。

 

(内転筋管って何?)

上のYouTubeでも解説させて頂きましたが、

大内転筋が内側にへばりついて管ができる部位を内転筋管といいます。

別名、ハンター管といいますね。

大腿動脈、大腿静脈、伏在神経3つを通します。

内転筋管の出口を内転筋腱裂孔といいます。

大内転筋の緊張は、循環に影響しやすい筋肉ですので循環に影響しやすい部位でもあり

伏在神経を圧迫して絞扼性の神経障害を引き起こします。下腿内側の知覚異常があった場合は可能性が高いですから

しっかりアプローチをかけましょう。

 

(大腿三角 スカルパ三角って?)

鼠蹊部にある三角形の窪みの事をスカルパ三角と呼びます。

構成組織として

①鼠径靭帯

②縫工筋

③長内転筋

この3角形の内側から大腿静脈、大腿動脈、大腿神経が通ります。

スカルパ三角では、臨床で股関節疾患の評価につながるのですが

スカルパ三角の圧痛で評価することが多いです。

スカルパ三角内に圧痛がある場合は、循環障害が起きているので

大腿動脈がどこかの部位で圧迫しているケースが非常に多いです。

私個人の臨床としては、腸腰筋の恥骨以降や内転筋部のスカルパや恥骨筋が問題となることが多いでので

参考までにしていただけると幸いです。

 

(トレンデレンブルグ兆候)

通常ですが、立脚期では働きませんが

中臀筋の筋出力が低下していると代償的に内転筋が働いているケースがあります。

内転筋の緊張に異常があった場合は、中臀筋の評価も行ってみて下さい。

 

(DFL ディープフロントラインの筋肉)

ディープフロントラインを知らない人はこちらの動画で↓

ブログはこちらから↓
DfLについて

①内転筋群は、骨盤底へ連結している
大内転筋ー内閉鎖筋ー骨盤底と連結しています。
坐骨結節を介して内閉鎖筋とつながり骨盤底筋群(肛門挙筋)へと連結しているので
骨盤底筋群の機能不全で尿もれや生理痛との関連があります。

②体幹と連結している
腸腰筋や腰方形筋と繋がっているので
内転筋が発揮できないと体幹筋の出力の発揮や
股関節の運動に関連が深いです。

③下腿と連結している
後脛骨筋や長指屈筋とも関連しているので
末梢部の動きとも関連が深いです。

(まとめ)

内転筋は、スカルパ三角やハンター管など

大腿動脈や静脈、神経を圧迫しやすさや

内転筋同士の癒着を引き起こして円滑な動きを阻害しやすかったりします。

筋膜ラインとしても体幹、骨盤、下腿との連結もあり

中間の筋肉なので全身に影響を出しやすい筋肉です。

内転だけでなく、内旋や屈曲の動きがあるので

内転筋のリリースすることで股関節の動きを引き出しやすく

緊張度が硬いと股関節痛に関連しやすい部位でもあります。

ぜひ、内転筋のアプローチをして頂ければと思います。

以前内転筋について発信した情報がありますので勉強したい方はこちらから↓

①内転筋と頭蓋仙骨療法、ハンター管について

②股関節拘縮と内転筋付着部について

セミナーでは、内転筋のアプローチももちろんお伝えしておりますので

ご興味ある方はご参加して頂けると幸いです。

本日も最後までお読み頂き誠に有難うございました。

次回のメルマガを楽しみにお待ち下さい。

ALLアプローチ協会 代表 山口拓也

【もし、この記事が気に入って頂ければシェア・リツイートして下さると幸いです↓】

    

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