ALLアプローチ協会

前脛骨筋の解剖学的特徴+アーチの基礎を解説【血管、神経、アーチについて…】

前脛骨筋の解剖学的特徴【血管、神経、アーチについて…】

From 山口拓也
埼玉 越谷 治療院デスクから…

いつもALLアプローチ協会公式ブログをお読み頂き、
ありがとうございます!

最近、こんなツイートをしました↓

皆さんは敵視してますか?仲間だと思ってますか?わたしは夢を持ってる人は全員仲間だと思ってます(笑)
コメント待ってます↑ 

 

今回は、理学療法士、作業療法士、柔道整復師に向けて
前脛骨筋の解剖学的特徴~アーチまで
というテーマでお伝えしていきます。

前脛骨筋は、痛みやしびれ足の重だるさなどにも関与しているので知識として頭に入れておくといいと思いますよ!
コンパートメント症候群足底筋膜炎などにも関与しますね!
後は、治療もしっかりできると良いですね!

 

【前脛骨筋の基礎~解剖学~役割~治療まで】

新人さん向けに起始や停止、作用を再復習↓

起始:脛骨体外側上部2/3、脛骨の外側顆、深部骨間膜(一部)

途中:上伸筋支帯と下伸筋支帯を腱鞘に包まれ通過

停止:内側楔状骨、第一中足骨底

作用:足関節背屈、足部内反
※リハビリ的に話すと前脛骨筋が弱まると、拮抗筋の腓腹筋とひらめきんの筋疲労を起こしやすくなるばかりか歩行時に躓くリスクも跳ね上がりますね…当たり前ですが…
※ちなみに内反作用は、後脛骨筋と長拇趾屈筋、長趾屈筋も関与。

支配神経:深腓骨神経(L4~S1) 
※深腓骨神経は、総腓骨神経から由来し膝窩を通り腓骨頭と腓骨脛周辺を通って走行しております。

良く耳にする腓骨神経麻痺などで起こる下垂足、尖足、垂れ足などは腓骨神経による圧迫から起こる神経障害です!

術後なども含めて、腓骨神経麻痺側の下肢を外旋するとより腓骨頭部を圧迫し腓骨神経麻痺をさらに圧迫する危険性もあります!

 

前脛骨筋が関与するアーチとは?

前脛骨筋は、足底の内側縦アーチ(内側縦足弓)に強く関与します!なので、偏平足の患者様などは意識しなければいけない筋肉ですね…

理学療法士の得意分野ですね!

しかし、作業療法士や柔道整復師が苦手な部分でもあるので足部のアーチを少し解説させて下さい!

最後に前脛骨筋の解説もするのでそこまで読んでくださいね…

 

【足部のアーチとは?】

足部のアーチで覚えてもらいたいのが3つあります!

1つ目:内側縦アーチ

2つ目:外側縦アーチ

3つ目:横アーチ

アーチがあることで、床からの衝撃を吸収して体への負担を減らしたり歩行に利用したりもしています…

 

★(内側縦アーチから解説!)

内側縦アーチの構成する骨とは…?
①踵骨 ②距骨 ③舟状骨 ④第一中足骨 ⑤内側楔状骨 ④と⑤に前脛骨筋が付着していますね!

キーストーンも覚えておきましょう!
要石(かなめいし)とも言っていいです。他にもくさび石やせりもち石などとも呼びますが…
キーストーンは、アーチの頂上にある骨の事を指します。また、周囲の骨が崩れないように締める役割を持ちます。

内側縦アーチの要石は、舟状骨です!

この舟状骨を支えている筋肉は、後脛骨筋ですね!

内側縦アーチの主な役割は、衝撃吸収ですね!他のアーチに比べて前脛骨筋や後脛骨筋が骨を引き上げてい衝撃吸収しやすくしております。

前脛骨筋が第一中足骨と内側楔状骨を引き上げ、後脛骨筋が舟状骨を引き上げます。なので、この2つの筋肉がどうなっているかもアーチを考えるうえで重要ということですね!

関与する靭帯…①スプリング靭帯 ②距踵靭帯 ③楔舟靭帯
関与する筋肉…①前脛骨筋 ②後脛骨筋 ③長母指屈筋 ④短母指屈筋 ⑤長趾屈筋 ⑥母子外転筋など

 

★次に外側縦アーチを解説…(前脛骨筋関与しないのでさらっと解説しますね)

外側縦アーチは、内側に比べ高さも低く、長さも短いのが特徴ですね。そのため、足部のバランスに機能しております。

外側縦アーチを構成する骨として、①踵骨 ②立方骨 ③第5中足骨によって構成されております。

 

キーストーンは、踵立方関節(踵骨、立方骨で構成)です!

この関節を支える筋肉は、長腓骨筋ですね!

腸腓骨筋が、立方骨を間接的に固定することでキーストーンの役割を果たしております。(停止の部位ではないんですよ!)

 

靭帯での関与…長足底靭帯、踵立方靭帯、足根中足靭帯

筋での関与…長腓骨筋、短腓骨筋、短趾屈筋、小趾外転筋、短小趾屈筋、小趾対立筋

 

★横アーチも解説

横アーチは、前足部横アーチ中足部横アーチの2つがあります!

体重支持衝撃吸収の役割を持っています。

前足部横アーチの構成する骨+キーストーン+重要な筋肉とは?
第1~5中足骨頭で構成するアーチですね

・キーストーンは、第2中足骨頭です

・ここで重要な筋肉は、長腓骨筋と後脛骨筋です
※互いに骨を引き合いアーチを形成

中足部横アーチの構成する骨、キーストーン、重要な筋肉とは?
内側、中間、外側楔状骨、立方骨で構成されるアーチ

・キーストーンは、中間楔状骨

・重要な筋とは、拇趾内転筋(横頭)、虫様筋、小指対立筋
これらが働くことにより、中足骨に他を引き寄せる。

以上がアーチの説明ですね。

後は、トラス機構なども説明したいですが以前のブログに書いているので探してみてください!

 

少しアーチの話が長くなってしまいましたね…

前脛骨筋の話に戻ります!

先ほど説明した通り、内側縦アーチに関与するということを覚えておいてください!

 

【前脛骨筋と痛み、しびれの関係について】

前脛骨筋が深腓骨神経を圧迫している可能性があります。

深腓骨神経が腓骨周囲の痺れや痛み、荷重時痛、異常感覚などがある場合は疑うべきですね。前脛骨筋上部に筋硬結起きているか評価もしてみましょう!

他にも前脛骨動脈や静脈も圧迫してしまい循環不良からくる痛みにもつながってしまうこともあります。あとは、浮腫みやすいことや下腿の疲れなどがある場合は前脛骨筋をチェックしていましょう!

ぜひ、皆様も今日の知識を頭に入れて前脛骨筋治療を取り入れてみましょうね!

<関連記事・動画>
■椎間板ヘルニアを良くするアプローチについて↓
https://bit.ly/36aRypq

■胸腺を調整する理由について↓

最後まで読んで頂き本当にありがとうございました!

FBやツイッターでシェアお待ちしてます。
それでは、また明日!
山口 拓也

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

ピックアップ記事

  1. 【肩こり治療】多角的な肩こりに対するアプローチ(姿勢の観点)
  2. 内臓治療をやる上で重要なイネイトインテリジェンスについて
  3. 視床下部の重要性【生理学₋症例₋頭蓋治療】
  4. ALLアプローチ協会 3日間連続セミナー (コンテンツ無し 日記)
  5. 東洋医学でストレス解消【内臓₋ストレス₋感情】

関連記事

  1. ALLアプローチ協会

    【変形性膝関節症】【膝OA】膝の屈伸制限に圧倒的な結果を出せる筋について

    いつも当協会の公式ブログをお読みいただき、本当にありがとうございます。…

  2. ALLアプローチ協会

    【症例報告】経絡治療を片麻痺治療に活かす!

    皆さんこんにちはALLアプローチ協会 代表 山口拓也です。本日…

  3. 山口拓也

    1人でできる脳血管ストレッチ セルフメンテナンスご紹介 自律神経調整法

    脳のストレッチで自律神経を調整できる話をしていきます。…

  4. 山口拓也

    目標達成に必要な事とは?必要なテクニック紹介!

    皆さんこんにちは!  ALLアプローチ協会代表の山口拓也です。…

  5. 健康・体質・栄養

    解毒システムを理解して内臓調整に応用する

    こんにちはALLアプローチ協会 代表 山口拓也です…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


公式メルマガ

LINE@登録

プレミアムコースのご案内

年間コミニティー×オンラインサロン

栄養学プロフェッショナル認定コース

関連サイト

 

 

セミナー案内

最近の記事

マーケティング公式メルマガ

美容テクニック専門の公式メルマガ

心理学専門の公式メルマガ

Facebookページ

インスタグラム

Tik Tok

YouTubeチャンネル

 

 

 

 

 

 

17種31個以上の治療テクニックを公開

公式メルマガ

ALLアプローチ協会

セミナー案内

スタッフ・仲間募集中

  1. ALLアプローチ協会

    【触診が苦手なあなたへ】セラピストのための身体感覚調整法について
  2. ALLアプローチ協会

    胸郭上口テクニックの臨床応用について
  3. 山口拓也

    心理学を用いたラポールの作り方
  4. ALLアプローチ協会

    【膝OA・TKA】膝伸展可動域改善に有効な筋ランキング ベスト5
  5. ALLアプローチについて

    内臓治療に対する臨床思考「和洋折衷」
PAGE TOP