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大殿筋の基礎・血管などの重要性【腰痛との関連】

大殿筋の血管、神経の重要性【腰痛との関連】

From 山口拓也
埼玉 越谷 整体院から…

いつもALLアプローチ協会公式ブログをお読み頂き、
ありがとうございます!

今回は、理学療法士、作業療法士、柔道整復師に向けて
大殿筋の基礎・血管の重要性【腰痛との関連】
というテーマでお伝えしていきます。

大殿筋は、皆さん治療することが非常に多いと思います。
腰痛には、殿筋治療必須ですからね。
ですが、大殿筋周囲にはどのような神経,血管があるかご存知ですか…?

私も毎日のように大殿筋周囲と仙腸関節にアプローチしていますが、解剖学もある程度知っておくとイメージが付きやすいですし
考察しやすくなりますよ。カルテの際にどこの血流が圧迫しているかなどかけますからね…

【大殿筋周囲の血管・神経の重要性】
まず、大殿筋周囲にはどんな筋肉・神経・血管があるのかを知っていくことから始めましょう…

1つ1つ基礎から解説していきます。
ちなみに私が臀部を治療する際は、これらの筋すべて同時にアプローチをしています。

大殿筋について
これは、皆さんもご存知の通りですね。
これは、臀部の中では一番大きく浅層にある筋肉です…単一筋として考えれば、人体の中で最大の筋肉でもあります。

この筋肉は、人の進化とともに発達した筋肉でもあり歩行時に股関節を伸展させ体幹を安定させる筋肉でもあります。

起始:①浅部:腸骨稜、上後腸骨棘、尾骨、仙骨
   ②深部:腸骨翼の殿筋面、仙結節靭帯

停止:①上部:大腿筋膜の外側部で腸脛靭帯に移行し脛骨の外側顆に付着
   ②下部:大腿骨の殿筋粗面

※停止が腸脛靭帯ということもポイントです!歩行する際に腸脛靭帯ととおして膝を安定させます。そのため、股関節~膝までの安定性に強く働き歩行につなげることができます。
※アナトミートレインでいう、ラテラルラインの中でも最大の筋肉なのでここが硬いと他の胸鎖乳突筋や腹斜筋、腸脛靭帯、TFL,長腓骨筋などに硬結を引き起こしやすくなります…X脚にもつながってしまいますね…

支配神経:下殿神経
髄節:L5~S2

栄養血管:下殿動脈、上殿動脈

・股関節伸展、外旋の働きが臀部周囲の中で1番働いている…
・ちなみに股関節外転は、2番目に働く、1番は中殿筋

先ほども話したが、大殿筋はアナトミートレイン上のLL(ラテラルライン)とBFL(バック、ファンクショナルト・ライン)に含まれる。

※(BFL バックファンクショナル・ラインとは?)
①上腕骨体 ②広背筋 ③腰仙連結 ④仙骨筋膜 ⑤仙骨 ⑥大殿筋 ⑦大腿骨体 ⑧外側広筋 ⑨膝蓋骨 ⑩膝蓋下腱 ⑪脛骨粗面で構成
ポイントは、③腰仙連結の高さで横切り反対側の大殿筋へつながる。下肢からのパワーを上肢に伝達することができる筋膜ラインでもあります。
例えば、学生時代にやったボール投げとかが含まれますね…

※(LL ラテラルラインとは?)
①第一中足骨底・第5中足骨底 ②腓骨筋、外側下腿区画 ③腓骨 ④前腓骨頭靭帯 ⑤脛骨外側顆 ⑥腸脛靭帯 外転筋 ⑦大腿筋膜張筋 ⑧大殿筋 ⑨腸骨稜、上前腸骨棘 ⑩下前腸骨棘
⑪外腹斜筋前部 ⑫外腹斜筋後部 ⑬肋骨 ⑭外肋間筋・内肋間筋前部・後部 ⑮頭板状筋、胸鎖乳突筋前部・後部 ⑯後頭骨稜、乳様突起で構成

身体の左右のバランスをとったり、他の筋膜ラインの仲介する役割も持ちます…
他にも体幹の回旋運動をブレーキしたりなど様々な役割を持ちます!

【大殿筋周囲の血管や神経って?】
知るべき動脈として、上殿動脈と下臀動脈を知りましょう!
大殿筋の硬さが上記2つの動脈を圧迫して循環不全による腰痛を引き起こす場合があります!

上殿動脈について…(浅枝と後枝に分かれる…)
浅枝→大殿筋、殿部の皮膚へ
深枝→中殿筋、小殿筋へ

●走行を解説…
①内腸骨動脈の後枝から連続する。
そして、骨盤内で腸骨筋や梨状筋、内閉鎖筋などに枝を送る…
②梨状筋の上に通って浅枝と深枝に分かれる
③浅枝は大殿筋に深部から入り分布し下臀動脈と吻合する
④大殿筋を貫通して臀部の皮膚に分布
⑤深枝は中殿筋と小殿筋の間を通って上記の筋に分布
※筋による圧迫が臨床上多いので、頭に入れておきましょう!

下殿動脈について
大殿筋・殿部と大腿後面上部の皮膚

●走行を解説…
①内腸骨動脈前枝は下殿動脈と内陰部動脈に分かれる。
②下殿動脈は梨状筋の下方、尾骨筋の上方を通って骨盤を出る。
③大殿筋の深部で坐骨神経と並走し、大腿後面の上部へと伸びる。
④大腿深動脈の枝である貫通動脈と吻合する。

大殿筋は、周囲の血管や神経を絞扼しやすいのでぜひ頭に入れておきましょう!
殿筋や仙腸関節のテクニックは、心理学×筋膜・経絡・内臓セミナーに入れておりますのでご興味ある方はセミナーのご案内をご参照ください…

最後まで読んで頂き本当にありがとうございました!
それでは、また明日!

山口 拓也
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