【大腿骨頸部骨折】歩き始めの痛みへの対策~機能・構造レベル編~
ALLアプローチ協会 スタッフの渡会です。
本日も、当協会の公式ブログをお読みいただき、誠にありがとうございます。
前回は、
【大腿骨頸部骨折】歩き始めの痛みがなかなか取りきれないあなたへ
というテーマでお伝えさせていただきました。
復習はこちらから↓
https://goo.gl/r82yrA
今回は、
【大腿骨頸部骨折】歩き始めの痛みへの対策~機能・構造レベル編~
というテーマでお話しさせていただきます。
前回のブログでは、
歩き始めの痛みを取りきるには、
立位の時点で患側のIC(イニシャル・コンタクト)ができる準備が整っているか。
もっと具体的に言うと、
ICの運動連鎖に必要な筋・関節の状態になっているか。
がポイントですよ!
というところまでお伝えしました。
今回のブログでは、
具体的にどの筋肉や関節の状態を整えていく必要があるのか。
をお伝えします。
<ICで働く主要な筋>
・大殿筋下部繊維
・内側ハムストレングス
・大内転筋
・長趾伸筋
こういった筋は、ICの姿勢制御の際、遠心性に働きます。
つまり、
筋が伸張位になれる状態に調整していく必要があります。
そして、
・中殿筋
・大殿筋上部繊維
・腸腰筋
・外側ハムストレングス
・後脛骨筋
・長母趾屈筋、長趾屈筋
は、ICで働く筋と一部拮抗する作用を持っているので、
ICの筋が遠心性に働くために、これらの筋は求心位(短縮位)になれる状態に調整していく必要があります。
伸びることもできて縮むことができる状態→長さー張力曲線の真ん中→筋が緩んでいる状態
にしていけばいいです。
今回は、下肢の主要な筋群を挙げましたが、
隊関・頸部・上肢も、ICの運動連鎖が有利に機能するために診るべき筋・関節の状態もありますが、今回は省略します。
ただ、以上の筋だけでも、
筋を調整できる技術さえあれば、
歩き始めの痛みが改善するといった結果を出すことができますので、
ぜひ明日からの臨床に取り入れていただけたらと思います。
ただし、
完璧に、ICに必要な筋・関節の状態に調整できたとしても、
歩き始めの痛みが改善しないケースがあります。
それはなぜか?
次回のブログでは、その理由と具体的な対策方法についてお伝えしますので、楽しみにしていてください!
本日は以上になります。
最後まで、当協会の公式ブログをお読みいただき誠にありがとうございました!
ALLアプローチ協会 渡会 賢太
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