後頭下筋の重要性とは?【痛み₋脳脊髄液₋目の疲れ】
皆さん こんにちは
ALLアプローチ協会代表 山口拓也です。
いつもALLアプローチ協会公式ブログをお読み頂き、
ありがとうございます!
前回は、横隔膜評価~テクニック
というテーマでお伝えしました。
復習はこちらからどうぞ↓
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今回は、理学療法士、作業療法士、柔道整復師に向けて
後頭下筋の重要性
というテーマでお伝えしていきます。
後頭下筋の治療は頻繁に治療する部位なので
評価と治療について書かせて頂きたいと思います。
【後頭下筋群の起始・停止・様々な影響】
後頭下筋は、上位頸椎と頭蓋底を結ぶ4つの筋肉から構成されております。
明確には、環椎・軸椎・横結節・後頭骨に付着しております。
後頭下筋が作られる後頭下三角(小後頭直筋と両頭斜筋の間)があります。
ここに、第一頸神経・椎骨動脈・関連静脈が通ります。
後頭下筋群の過緊張により、
第一頚神経と大後頭神経、後頭下神経、椎骨動静脈が圧迫されることが考えられます。そこから、頭痛や首痛な
どの影響も与えてしまいます。
他にも、第1頸椎と第2頸椎に付着しているため上部頸椎の歪みに関与しております。
ジンクパターン(例:C1が歪むとL5も歪んでしまうというジンクさんが発見したパターン)により
腰椎にも影響してしまうことが分かっています。
そのため、首痛や肩こりだけでなく腰痛にも影響することが分かっています。
体幹前屈や立ち上がり時の痛みが統計的に多いですね。
【1次呼吸との関係】
1次呼吸は、簡単に言わせて頂くと
頭蓋骨と仙骨の脳脊髄液で流れる呼吸のような動きですね。
脳脊髄液は、蝶形後頭底結合と仙骨(S2)まで流れていますが
脊柱の歪みにより脳脊髄液の流れを阻害してしまうことがあります。
そのため、後頭下筋(後頭骨、C1、C2)の影響で脳脊髄液の循環を阻害してしまうこともあるので注意しま
しょう。
【目の疲れ】
後頭下筋は、目の疲れに非常に影響しております。目を使いすぎると後頭下筋が過緊張状態となってしまいます。
目線が動くと、上部頸椎が動きすぎないように制御として働くため
過緊張として影響してしまいます。そのことにより、椎骨動脈を圧迫したり脳脊髄液の循環の影響や首痛などに
も関与します。
🔴後頭下筋群大事だよって話
✅頸部のインナーで僧帽筋など硬くする
✅第一神経、椎骨動脈など圧迫、脳血流低下に関連する
✅ジンクパターンによりL5もずらして腰痛への影響あり
✅後頭骨の動きを制限して脳脊髄液の循環悪化させる
✅頚椎の制御から目の動きと関連しており天柱という目のツボあり— ALLアプローチ協会 代表 山口拓也 (@A3sG9Y0vznzdM5Q) April 1, 2020
最後まで読んで頂き本当にありがとうございました!
それでは、また明日!
山口 拓也
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