ALLアプローチ協会

片頭痛に対する頭蓋治療・内臓治療のポイント

おはようございます。

All アプローチ協会 関東支部長 鈴木 正道です。

本日も当協会のメルマガをご覧いただきありがとうございます。

 

今日は

理学療法士、作業療法士、柔道整復師の方々へ向けて

片頭痛に対する頭蓋治療・内臓治療のポイントについて

お伝えしたいと思います。

【基本編】では

頭痛の種類について

一次性頭痛

二次性頭痛

 

一次性頭痛では

緊張型頭痛と片頭痛の詳細について

 

二次性頭痛では

病気とリスクについてお伝えさせていただきました。

 

今回は

片頭痛に対するアプローチの考え方を

お伝えしていきたいと思います

 

 

【片頭痛】

片頭痛に対するアプローチ考え方

  • 脳内の循環を改善する

(=頭蓋アライメント・頚部アライメント、体循環・肺循環、血液・脳脊髄液・リンパ液)

  • 頭蓋骨のアライメント調整(脳神経の経路を整える:三叉神経、動眼神経、滑車神経)
  • インナーアプローチ
  • 脳内の循環を改善する

・頚部のアライメントが慢性的に悪いと、

脳内の血管は酸素を行きわたらせるために

血管を拡張させる作用が働く。

(血管拡張作用による三叉神経刺激を減らす)

特に後頭骨、C1、C2のアライメントが崩れないよう

座位・立位姿勢の調整が必要。

直接後頭下にアプローチしても、

足部・骨盤レベルからの運動連鎖によって崩れた

頚部アライメントは戻りやすいため

全身の姿勢バランスを改善することが必要。

 

・動脈、静脈の流れを整える。

頭蓋内の液体の流れは動脈血・静脈血だけではなく、

脳脊髄液+リンパの影響も受ける。

一次呼吸が乱れていて、

脳脊髄液の流れが悪いと静脈の流れにも影響し、

血管系への負荷が出てくる。

頭蓋仙骨リズムを整えることは必須となる。

ただし、頭痛症状が重度に出ている時に急激に循環を改善すると

症状が一時的に増悪するため注意。

普段から一次呼吸を改善させておき、

頭蓋内の水分の流れを改善しておくことが必要。

 

・全身の隔膜の柔軟性を保つ

足底、膝窩、骨盤底、横隔膜、胸郭出口、後頭下、

小脳テント、鞍隔膜の柔軟性を保つことで全身循環を高める。

 

頭蓋骨のアライメント調整

主に、頭蓋骨の中を通る、硬膜を貫通する脳神経への影響を考慮する。

一番大切なのは三叉神経。

 

・三叉神経の経路:

三叉神経の脳神経核は、橋・中脳・菱脳および延髄にあり、

三叉神経は、橋の外側縁から側頭骨錐体に達し、ここで硬膜を貫通する。

三叉神経節は側頭骨錐体に乗っている感じで

 

眼神経:蝶形骨の上眼窩裂を通る

 

上顎神経:正円孔を通る

※上顎神経は翼口蓋神経節を作り、

翼突管神経から深錐体神経が内頚動脈神経叢を作り

内頸動脈を網目状に取り囲むため重要な神経支配です。

 

下顎神経:卵円孔を通る

 

頭蓋骨の模型の頭頂骨を開けて、側頭骨錐体と蝶形骨の孔の位置関係を確認すると

頭蓋骨の動きをイメージしやすくなります。

 

三叉神経の血管経路

内頚動脈から枝を受けて栄養を得ている。

内頚動脈は側頭骨の頸動脈管から入り、

蝶形骨のトルコ鞍の横を上ってくる

側頭骨・蝶形骨の可動性は内頚動脈の循環に影響します。

 

主に側頭骨・蝶形骨の動き・アライメントの調整が

三叉神経への影響が大きくなります。

側頭骨・蝶形骨は大脳鎌・小脳テント・鞍隔膜にも

影響が出やすく循環系にも影響がでるので

合わせてイメージしていただけると良いと思います。

 

インナーアプローチを意識した内臓治療

インナーアプローチの中でも特に重要なのが、解毒と排毒機能です。

ポイントは

いかに毒素を摂取しないか、

いかに毒素を分解するか

いかに毒素を作り出さないかが重要になります。

 

今回いかに毒素を摂取しないかについては、

栄養セミナーでも細かくお伝えさせていただいておりますので、

残りの二つのポイントについて説明します。

 

いかに毒素を分解するかに関しては、

とにかく肝臓へのアプローチが重要となります。

直接肝臓のアプローチも重要ですが、普通に生活しているだけで

肝臓の循環が良い状態、肝臓のパフォーマンスが高い状態にする必要があります。

ポイントは横隔膜の可動域制限を作らない。

 

セミナーでは動画で、内臓の実際の横隔膜と一緒に上下動している動きを

見ていただいていますが、

実際門脈から下大静脈への血液の流れも、横隔膜の動きと心臓の動きによって

血流が促されるため

単純に肝臓だけアプローチしても、

内臓全体の可動性を改善し、腹腔・胸腔全体の

可動力を改善しないことには、生活しているだけで

呼吸しているだけで肝臓の循環が良い状態は作れません。

 

血流が最大限確保できた状態で、

肝臓の解毒に必要な

水分・ビタミン・ミネラルが足りていることで

体内毒素の分解は最大限活性化します。

 

肝臓の血流が停滞すると、肝臓を通らない側副路から

毒素が分解されないままの状態で全身に血液が回ってしまう経路もあるので、

肝臓の循環は特に重要となります。

 

いかに毒素を作り出さないかに関しては、

腸内細菌が作り出す毒素に注意すべきです。

 

過去にも腸内細菌の育成方法や

腸内細菌の毒素に関する内容をブログで説明させていただいておりますので、

是非参考にしていただければ幸いです。

 

【まとめ】

ただ頭蓋を調整するだけで片頭痛に効果がでるというわけではなく、

解剖のイメージをもって調整をしていくことが重要になってくると思います。

 

本日も最後までメルマガを読んでいただきありがとうございました。

 

今日も一日良い時間をお過ごし下さい。

 

鈴木 正道

 

追伸
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