最近、インスタグラムにハマっている
ALLアプローチ協会 代表 山口拓也です(笑)
今までのメルマガの投稿をインスタグラムに画像として投稿していますので
今回の記事は、ナトリウムとカリウムについての話です。
ぜひ皆さんの臨床に生かしてもらえればと思います。
【カリウムとナトリウムについての話】
セラピストであれば、一度は勉強すると思いますが
ナトリウムとカリウムの話です。
知っているとは思いますが
筋肉や神経の働きをコントロールしているのが
ナトリウムとカリウムです。
ナトリウムは、血漿(血液から赤血球・白血球・血小板を除いた液体成分、血液の約半分を占める)の主なミネラルで
カリウムは、細胞内のミネラルです。
どちらも必要ですが
悪玉ナトリウムと善玉カリウムって呼ばれるくらい
ナトリウムは制限することが多いです。
カリウムの摂取の取りすぎは問題ありません。
それはなぜか?
現代人は、塩分を非常に多く好みます。
理由として諸説ありますが、昔の日本人は草食民族でナトリウム不足だったため
ナトリウムを本能的に求めるようになったと言われています。
そして、ナトリウム(塩分)を取りすぎると血圧が上がります。
カリウムは逆に血圧を下げる役割をしています。
ナトリウムとカリウムは
比率として同じくらいがバランスが良いとされています。
【カリウムの働き】
カリウムは、摂取された後に小腸で吸収されて全身の組織に運ばれます。
そして腎臓によって排泄されます。
カリウムの量は、腎臓の再吸収で調節されているので腎臓の機能が重要となります。
腎機能が低下しているとカリウムが排泄されずに高カリウム血症となります。
カリウムとナトリウムは、浸透圧の維持や神経伝達、心臓なども含めた筋肉機能の調節、酵素反応の調節などをしています。
そして、カリウムは腎臓でのナトリウムの再吸収を抑制して尿排泄の促進を促すので血圧を下げる効果があります。
野菜や果物に多く含まれており
統計的に野菜などの摂取量が多い人は脳卒中や心臓病のリスクが4分の1というデータもあります。
【まとめ】
現代人のほとんどはナトリウムの摂取を多く取っており
高血圧の原因や腎臓への負担となっています。
極力カリウムの摂取を多くして
ナトリウムとカリウムの比を一緒にしましょう。
ただし、腎臓に問題があった場合は
排泄できないのでドクターが摂取量を決めたりしていますので注意して下さい。
本日の記事は以上となります。
ALLアプローチ協会 代表 山口拓也
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