ALLアプローチ協会

【筋膜×運動連鎖】階段昇降時の膝痛に肩のある筋肉が原因となる新事実とは?

皆さんこんにちは♪

ALLアプローチ協会 テクニカルアドバイザー 渡会賢太です。

当協会の公式ブログをお読みいただき、本当にありがとうございます。

本日も、

明日からの臨床で即使える治療テクニックや介入のヒントを、

勉強熱心な理学療法士・作業療法士・柔道整復師・整体師などセラピストの皆さんに向けてお伝えしていきます。

 

今回は、

【筋膜×運動連鎖】階段昇降時の膝痛に肩のある筋肉が原因となる新事実とは?

というテーマでお話していきます。

 

私は、

外来で主に整形外科疾患の患者様を診させていただく機会が多く、

変形性膝関節症・TKA(人工膝関節全置換術)術後の患者柾を担当することが本当に多いです。

そして、どうしても残りやすい問題としては、

「階段昇降時の膝痛」

です。

正直昔は、

階段昇降で患側下肢を軸にして行うことが難しく、

2足1段での動作を指導して代償せざる得ないことも多くありました。

もちろん、それも安全に生活していただくために必要な手段ですが、

60~70代の方だと、まだ仕事をしている方が実際多いです。

電車での通勤など外出機会が多く、

2足1弾ではなかなか効率性が悪く、

不自由を強いられる状態に対してお悩みの方が多いです。

そんな方にはやはり1足1段での動作、手すりを使わずに行えることが求められます。

それには、我々セラピストの力量が試されるわけです。

そこで今回は、

「階段昇降の原因となりやすい筋」

「階段昇降に結果を出す筋」

を一つあなたにお伝えします。

 

タイトルにもあるように、

肩のある筋を調整することで階段昇降時の膝の痛みが改善するケースは多々あります。

これは、

「筋膜」と「運動連鎖」

この2つの繋がりを組み合わせることで、

その事実が明確になります。

 

ではどの筋なのか?

それは、

「僧帽筋上部繊維」

です。

臨床上かなり階段昇降時の痛みの原因になっていることが本当に多いです。

なぜなのか?

 

<運動連鎖の視点で考える>

階段昇降、特に昇段時についてですが、

・足関節背屈位

・膝関節屈曲位

・股関節屈曲位

・寛骨前傾位

といった運動学的な特徴があります。

これは、歩行の運動連鎖で言うと、

LR(ローディング・レスポンス)

の歩行州域の関節の動きとリンクします。

つまり、

LRに関わる筋・関節の調整だけでも階段昇降時の痛みは変化します。

その中でも、

「大殿筋上部繊維」

は大きく膝の痛みに関わっていることが多く、

LRのタイミングで大殿筋上部繊維が遠心性収縮をし、寛骨を前傾方向に動きを出しています。

 

<筋膜のつながりから考える。>

「大殿筋上部繊維」は、

筋膜で言うと、

「スーパーフィシャル・フロント・ライン(SBL)

に含まれています。

そして、

大殿筋上部繊維は、

腸骨稜の部分で胸腰筋膜と連結をしており、

胸腰筋膜は僧帽筋と連結をなしています。

つまり、

大殿筋上部繊維の硬さの原因が、

「僧帽筋上部繊維」

であることがあります。

 

以上2つの視点から、

僧帽筋上部繊維へアプローチすることで、

階段昇降に変化を及ぼすロジックはご理解いただけたと思います。

 

では実際に、

どのように僧帽筋上部繊維へアプローチしていくのか?

これを詳しくお伝えしていきます。

  肩甲骨上角に着目

僧帽筋上部繊維は範囲の広い筋になるので、

しっかりと硬結が出来やすい部位を触診ができ、治療する必要があります。

特に硬結が出来やすいのが、

「肩甲骨上角」

です。

ここは、

肩甲挙筋が付着する部位のため、

筋同士での癒着が起きやすいです。

そのため、この部位の調整により、

効率的に僧帽筋上部繊維を緩めることができます。

 

  つながりを使う。

「大殿筋上部繊維」を使いながら緩めていく方法が比較的効率的に調整ができます。

「上腕三頭筋・小円筋」もバックラインのつながりがあり、比較的効率的に調整ができます。

「肩甲胸郭関節」の調整もとても有効です。

以上の方法を使うことで僧帽筋上部繊維を調整できます。

 

<まとめ>

階段昇降時の膝の痛みには、

「僧帽筋上部繊維」

が原因となりやすいこと。

それは、

運動連鎖(LR)、筋膜(SBL)の関係性を組み合わせることで、

理論的には説明ができます。

 

あと、簡単な評価方法としては、

  階段昇降時に肩甲骨上角の部分や僧帽筋上部繊維自体を押圧した時に膝の痛み変化があるかどうか。

  階段昇降時に、肩甲骨や胸郭が挙上していないか。

これをチェックしていただいて、当てはまるようであれば

僧帽筋上部繊維が原因だと判断し、

治療していただくと良いかと思います。

 

本日は以上になります。

現在も、階段昇降時の痛みに対する介入のポイントを日々の臨床で研究しているので、

新たな発見があれば皆さんにシェアさせていただきますね。

 

最後まで当協会の公式ブログをお読みいただき、本当にありがとうございました!

ALLアプローチ協会 

テクニカルアドバイザー 渡会賢太

 

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