胸鎖乳突筋の重要性【自律神経‐内臓との関連‐治療】
皆さん こんにちは
ALLアプローチ協会代表 山口拓也です。
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ありがとうございます!
今回は、理学療法士、作業療法士、柔道整復師に向けて
胸鎖乳突筋の重要性【自律神経‐内臓との関連‐治療】
というテーマでお伝えしていきます。
【胸鎖乳突筋と自律神経や痛みについて】
胸鎖乳突筋は治療することが非常に多いと思いますが、どのような症例に使っていますか?
私は、腰痛、肩こり、耳鳴り、しびれ、自律神経障害、1次呼吸の調整など
使う頻度は多いですね。
特に頸部に関しては、頸椎の環軸関節の外側面を走行しており、頸部回旋の動きとの関連が高いですね。頸部回旋時痛や前屈時痛にも関連が高いです!
胸鎖乳突筋は、側頭骨(乳様突起)と後頭骨の1部に付着しており
胸鎖乳突筋の硬さが1次呼吸(頭蓋骨の動きを止める)を阻害することもあります!
まず、胸鎖乳突筋は頸神経叢C1~4(頸横神経、後頭神経、鎖骨上神経)を圧迫し頸部~肩周囲の痛み、しびれに関与することが多いです!
※鎖骨上神経は、後頸三角(胸鎖乳突筋、僧帽筋、鎖骨で作られる)を走行します!
ちなみに、大後頭神経が耳鳴りとも関係していると言われています。
なので、胸鎖乳突筋を治療して耳鳴りが改善したケースも多いです。他にも頸椎は自律神経との関連性が深く
にも副交感神経を阻害し眩暈や頭痛、精神疾患にも影響してしまいます。
【胸鎖乳突筋と頭蓋‐内臓の関連】
胸鎖乳突筋の硬さが側頭骨~蝶形骨の硬さが1次呼吸を阻害し、腎臓や副腎、心臓等の硬さも作りだしてしまうため注意!!
【胸鎖乳突筋の治療】
私は、いつもポジションの治療を行っております。
例えば、右の胸鎖乳突筋を治療する際に
頸部左回旋、右側屈、軽度屈曲位で緩ませるポジショナルリリースを使うことが多いですね!
※セルフメンテナンス指導にも使えるので、ぜひ行ってみてください!筋肉は、起始と停止を近づけると緩みますからね!
動画はこちらから↓ 治療記事はこちらから→ https://goo.gl/5Sngpu (頸椎の重要性について)
【まとめ】
・頭蓋骨に付着しているので、1次呼吸を頭蓋治療で改善しない場合は胸鎖乳突筋の治療を行ってみる
頭蓋は、内臓との関連もあるため
・自律神経(頭痛・耳鳴り・眩暈など)障害にも非常に関与している
・頸部の痛みや腰痛にも関与しているので、痛み治療にも活用する
・治療は、特に乳様突起付近に硬結ができやすいのでしっかり硬結を改善させる
※胸鎖乳突筋のマッサージ方法↓
本日の記事はこれで以上となります!
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【前回の復習はこちらから】
・便秘と下痢について↓
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それでは、また明日!
山口 拓也
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