ALLアプローチ協会

腰痛といえば、腸腰筋アプローチ(触診・機能・役割)

from 山口拓也
整体院 デスク より

いつもALLアプローチ協会公式ブログをお読み頂き、
ありがとうございます!

本日は、
「腰痛といえば、腸腰筋アプローチ」
というテーマでお話をさせて頂きます。

今回は、素人さんや新人セラピストさん向けに記事を書かせて頂いております。

腸腰筋を治療している先生方は、復習として参考にして頂けると幸いでございます‼︎

まず、腸腰筋の基礎についてお伝えしていこうと思います‼︎

【腸腰筋の基礎・基本】

内臓と脊椎の間にある筋肉で深部腹筋群とも呼ばれている。

腰椎のS字型を保つ役割もあり、コアマッスルとして有名な筋肉です。

■腸腰筋=①大腰筋 ②小腰筋 ③腸骨筋 の総称を腸腰筋と言います。

まずは、大腰筋から解説していきたいと思います。

 

①大腰筋について

起始:第12胸椎から第5腰椎の椎体外側面、椎間円板、各椎骨横突起

停止:大腿骨小転子

支配神経:腰神経叢の筋枝 L1〜3

作用:股関節屈曲、外旋、内旋、腰椎側屈、腰椎の安定

※主な働きは股関節屈曲、股関節屈曲で、股関節内旋では股関節屈曲90度でわずかに動く程度と言われています。

大腰筋では、股関節屈曲の動きに関与するので

歩行の遊脚期(降り出し)に関連すると思いがちですが、股関節の屈曲を振り子の原理で代償するので

そこまで筋出力はいりません。

高齢者の場合は、階段昇降や浴槽のまたぎ動作などで大腰筋が使えないパターンはよくあるので

その場合の筋力低下は、気をつけましょう。

 

(大腰筋は、姿勢保持筋に関与する)

まず、姿勢保持とは何かから説明しますね。

別名、抗重力筋とも言います。

抗重力筋は、地球の重力に対して立位や座位などの姿勢を保持する筋肉です。

赤ちゃんなどは、筋肉が発達していないので抗重力筋が使えず立ったり座ったりができないという事ですね。

抗重力筋は、上記の写真を参考にしてみて下さい。

 

その中の一つに

腸腰筋が抗重力筋に入っています。

高齢者などは、腸腰筋の筋持久力の低下により立位保持などが難しいんですよね。

腸腰筋を鍛える事は高齢者も重要なインナーマッスルとなりますね。

 

(大腿四頭筋である大腿直筋との関連)

腸腰筋は、大腿四頭筋である大腿直筋と協力して股関節屈曲の運動をしていきます。

しかし、腸腰筋(大腰筋・腸骨筋)が使えない場合は大腿四頭筋(大腿直筋)が代償的に使用することになるので

大腿直筋の緊張度が高くなり股関節痛などにつながる要因となります。

②小腰筋

起始:第12胸椎〜第1腰椎の椎体外側面

停止:腸骨隆起と付近の筋膜

作用:股関節屈曲のサポート

小腰筋は、大腰筋の補助サポートがメインの筋肉です。

 

③腸骨筋

起始:腸骨窩および下前腸骨棘

停止:大腿骨小転子部

作用:股関節屈曲、外旋

腸骨筋の緊張が高いと付着部位が腸骨窩にあるので

骨盤が前傾してしまい腰部の前弯が強くなり腰痛の原因となる事があります。

腸腰筋は、胸椎、腰椎のアライメント不良に非常に関連するのでぜひアプローチしてみてください。

 

【腸腰筋をアプローチする際のポイント】

まず、腸腰筋は禁断面積が大きいので

どこが硬いのか評価をしましょう‼︎

以前、私がツイッターで書いたポイントがこちらです↓

上記の5つに分けてアプローチをしてみましょう。

全てやるのではなく、筋硬結ができている場所をメインにやって下さい‼︎

 

1つ目;大腰筋上部

大腰筋上部は、起始の部分ですね。

筋肉は、起始の部分や筋腹の中央、停止部分はめちゃくちゃ硬いですから覚えておいて下さい。

この場所は、横隔膜と密接に関与しており

筋膜でつながっています。

※DFL(ディープフロントライン)という筋膜でつながっています‼︎分からない人はこちらから↓
ブログはこちらから→こちら

横隔膜の硬さにも影響しやすいので、大腰筋と横隔膜どちらにもアプローチしておきましょう。

また、大腰筋上部は内臓から硬くなるケースもあります。

それは、肝臓です。

みなさん、内臓体性反射って知っていますか?

※内臓体性反射を知らない方はこちらから↓

簡単に話すと、内臓が筋肉や皮膚、血管などに影響しているという事です‼︎

内臓が筋肉を硬くしているケースもあるんです。

それで、肝臓が大腰筋上部を硬くしているケースがあります。

ぜひ、肝臓のメンテナンスもしてあげる事も意識して頂ければと思います‼︎

※こちらに肝臓の解説もありますのでぜひ↓

 

2つ目:大腰筋中部

大腰筋中部は、

肝臓ではなく、腎臓や小腸、大腸が中部を硬くしている影響があります。

内臓治療も併せて行わなければ硬さを取りきれないケースがあります‼︎

 

3つ目:大腰筋と腸骨筋の癒着部

上記の写真を見れば分かる通り

大腰筋と腸骨筋は隣り合わせになって鼠径靭帯の下を通って

筋裂孔を通って大腿骨の小転子に付着します。

※筋裂孔とは
腸骨筋膜によって分離される寛骨と鼠径靭帯の隙間のことですね。
外側の隙間で大腿神経が通りますね。

恥骨部も硬くなっているので、しっかりリリースをかけておきましょう‼︎

 

4つ目:縫工筋と大腿四頭筋、腸腰筋の間でも滑走障害が起きます‼︎(上記のツイッター内にある写真を参考に)

お互いの動きを阻害してしまうと、股関節の分泌運動ができないので気をつけましょう‼︎

 

5つ目:停止部や小転子部

ここは硬結できやすいので、「もどり」が出ないように気をつけましょう‼︎

触診方法については、下記の動画で解説しているのでぜひ参考にしてください。

本日の記事は以上となります。

少しでも参考になりましたら、幸いです‼︎

もしよろしければ、FBやツイッターでシェアやリツイートしていただけると励みになります。

一般社団法人 ALLアプローチ協会 代表 山口拓也

 

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