ALLアプローチ協会

【花粉症】 内臓と筋膜を掛け合わせた治療法とは? 頸部痛との関係とは?

皆さんこんにちは!

ALLアプローチ協会 テクニカルアドバイザー 渡会賢太です。

本日も当協会の公式ブログをお読みいただき、誠にありがとうございます。

今日も、

勉強熱心な理学療法士・作業療法士・柔道整復師・整体師などセラピストの皆さんに向けて、

明日からの臨床ですぐ使える治療テクニックや介入のヒントをお伝えしていきます。

 

今回は、

【花粉症】

というテーマで、

⓵筋膜、内臓を掛け合わせた治療法とは?

⓶【症例報告】頸部痛との深い関係とは?

の2部に分けてお話していきます

 

 

3月半ばの今の時期は、

花粉症で悩んでいる方は多いと思います。

一般の方もそうですが、患者さんの中でも花粉症で悩まれている方はいらっしゃいますよね。

 

そんな患者様に対して、

「内臓と筋膜を掛け合わせたアプローチ方法」

私が今実際に臨床で活用してみて、

結果の出せている治療方法がありますので、

皆さんとシェアしていきます。

 

まず「花粉症」ですが、

簡単に言うと、

「免疫異常」

です。

アレルギーと一緒で、

本来花粉というのは、

人体に悪影響を及ぼすようなものではないのですが、

それを人体にとって危険なもの、悪影響を及ぼすものだと勘違いしてしまい、

外敵から身を守る反応として、

免疫機能が過剰に働いてしまい、

目のかゆみ、鼻水などの症状を引き起こしてしまう。

 

そのため、

免疫」

が大きく関わってきます。

特に、

「脾臓」

の疲労がある方が花粉症の方は多いので、

脾臓の調整によって、

花粉症の症状が和らぐといったことはよくあります。

ただ、

脾臓だけではなかなか改善しないケースも多くあり、

その他の部位も掛け合わせて介入することでより治療効果を出したケースも私は臨床で経験してきました。

 

それは具体的に何か?

 

脾臓がメインになってくるのですが、

「つながり」

という視点から、

他の部分の影響があるので、

その部分の問題も取り除く必要があります。

その一つに、

「下行結腸曲」

があります。

解剖学的な位置関係として、

脾臓の下は横行結腸と下行結腸の境目の部分に当たります。

ここが下行結腸曲になります。

脾臓が疲弊し下がっていくと、

この下行結腸曲を圧迫し、その下のS状結腸も圧迫を受け、大腸自体の硬さを作ることにも繋がります。

なので、

花粉症の方は、

便秘などを併発している方も多くいます。

 

また、

脾臓は筋膜で言うと、

「斜角筋」

とのつながりがあります。

実際に、

脾臓を使いながら斜角筋の調整もできます。

斜角筋の硬さと脾臓の硬さがリンクしているケースがあるので、

斜角筋に対してのアプローチも必要になってきます。

 

まとめると、

・脾臓

・大腸(下行結腸曲、S状結腸)

・斜角筋

に対するアプローチも加えていくと、

花粉症の症状がより緩和するといった傾向がありますので、

是非試してみてください。

 

続けて、

「花粉症と頸部痛との深い関係」

というテーマで、

症例報告という形でお話していきます。

 

 

<症例紹介>

70代女性

変形性腰椎症

外来で診ている患者様

主訴は、腰痛と頸部痛が両方あるような方です。

 

腰痛に関しては、

大殿筋上部繊維、仙腸関節、外側ハムストレングスと大殿筋下部繊維の重なっている部位の硬結などを取っていくことで、痛みはほとんど改善したのですが、

頸部痛に関しては、まだ痛みが残存していました。

 

評価としては、

問診から、

「花粉症がある」

ということで、

「脾臓の反射点(左手水かき中央)」を押圧すると、圧痛と硬さがありました。

また、

「斜角筋」

特に前斜角筋の筋硬結がみられ、

前斜角筋の硬結部位を押しながら首を動かしていただくと、頸部痛の軽減と頸部可動域の向上がみられました。

また、

「後頭骨」

の硬さがあり、

特に右に比べて左の方が触診をした時に1次呼吸の幅の狭さ、骨自体の硬さを感じました。

 

以上の評価結果から、

・脾臓

・前斜角筋

・左後頭骨

が頸部痛の原因になっていると判断しました。

左の後頭骨は脾臓とリンクしているので、

花粉症との関係性もあると推測できます。

 

実際の治療は、

・左右の前斜角筋

・脾臓

・下行結腸曲、S状結腸

・左後頭骨、環椎後頭関節

に対して介入しました。

 

その結果、

頸部痛が、介入前を10にすると→2~3まで改善しました。

続けて、2回目、3回目の来院時も同様アプローチをしていくと、

頸部痛もほとんど改善しました。

さらに、

4回目の来院時は、

花粉が今年一番の量という予報の日であったものの、

患者様から、

「鼻水とか目のかゆみが最近は少なくなってきてます。」

とおっしゃっていたので、

おそらく、

花粉症に対しても効果があったと思われます。

 

まとめると、

筋膜、内臓、頭蓋骨

脾臓につながりがある部位に対して介入をしていくと、

痛み+花粉症

のように外科的な症状だけでなく内果的な症状も同時に治療効果を出すといったこともできます。

こんな風に、習得したスキルを組み合わせながら介入していただくと、

臨床の幅、結果の出せる幅は広がっていきますので、

ぜひチャレンジしてみてください!

 

本日は以上になります。

最後まで当協会の公式ブログをお読みいただき、誠にありがとうございました。

渡会 賢太

 

 

追伸
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