皆さん いつもメルマガを読んで頂き本当に有難うございます。
ALLアプローチ協会 代表 山口拓也です。
本日は、「頭蓋仙骨療法のための脳脊髄液 解剖学&生理学」というテーマでお話をさせて頂きます。
今までのメルマガでは脳脊髄液について
色々お伝えしてきましたが
復習もかねて脳脊髄液の解剖学・生理学についてお伝えしていきたいと思います。
【脳脊髄液について】
脳脊髄液って
・脳と脊髄の保護
・脳や軟膜の栄養補給やドレナージ
・脳の老廃物の搬出
・視床下部、下垂体の物質の運搬
・免疫的役割
か代替医療の世界で言われている。でも、学生時代の授業で習う内容は
脳と脊髄の保護しか言われないどう考えても保護だけじゃないよね笑笑
代替医療の世界面白い— ALLアプローチ協会 代表 山口拓也 (@A3sG9Y0vznzdM5Q) February 5, 2020
(脳脊髄液の役割)
脳脊髄液は、たんぱく質を含んだ透明な液体で
神経代謝の老廃物の受け入れや
中枢神経系全体の栄養補給に関わります。
他にも
・脳と脊髄の保護
・脳や軟膜の栄養補給やドレナージ
・脳の老廃物の搬出
・視床下部、下垂体の物質の運搬
・免疫的役割
(脳脊髄液の産生)
・脈絡叢が産出する。
・最も産出する場所は、側脳室の側壁にある
・頚神経節を刺激すると脳脊髄液は増大する
・少量産出される場所として、頭蓋と脊髄のくも膜下腔の毛細血管で産出
(脳脊髄液の流れ)
■産出:側脳室、第 3 脳室、第 4 脳室の脈絡
側脳室→モンロー孔→第 3 脳室→第 4 脳室→マジャンディー孔→ルシュカ孔→くも膜下孔 →くも膜下腔
吸収:静脈(上下矢静脈洞、直静脈洞、横静脈洞)、外側裂孔のくも膜顆粒
(分泌量)
・1日に500〜1000ml
・CSF全体に交換は1日に3〜6回
・脳脊髄液の140mlは、内側と外則の液腔にあるが脊髄は20mlしかない
(脳脊髄液とホルモンの関係)
女性の月経周期と脳脊髄液の関係音研究がされていて
エストロゲンはCSFの量を増大させて
バゾプレシンとグルココルチコイドはCSFの産成率を低下させて
コルチコステロイドはCSFの吸収を増大させます。
(脳脊髄液と自律神経系への影響)
脈絡叢には交感神経繊維と副交感神経繊維が存在している。
脳脊髄液の産生は、交感神経を刺激すると30%まで減少し
副交感神経を刺激すると最大100%増大すると言われている。
(脳脊髄液調整テクニック)
①環椎後頭関節のリリース
頭蓋からの静脈血の排泄95%は頸静脈孔で行われるので
環椎後頭関節の解放と後頭課の拡張が重要になります。
このアプローチは、
後頭骨リリーステクニックや後頭下筋、C1の調整などが必要です。
②上矢状静脈洞・横静脈洞・直静脈洞のリリース
上記3つの静脈を解放させたい場合は
頭頂骨・側頭骨・後頭骨のリリーステクニックが必要です。
脳脊髄液を吸収を促したい場合はこちらで調整しておきましょう。
③脳脊髄液増産・吸収テクニック
脳脊髄液の産出と吸収を促す
相反テクニックがあります。
硬膜系や側脳室、静脈系へ一度にリリースするテクニックがありますので
プレミアムコースで学んだ人はしっかり実践しておきましょう。
④下垂体への影響
蝶形骨へのリリースは
下垂体調整に必要なアプローチです。
下垂体は蝶形骨のトルコ鞍にあり
ホルモン制御の中枢です。
蝶形骨のアライメント不良は
下垂体の血流障害を引き起こし機能に影響を与えます。
<オススメ動画>
本日の記事はこれで以上となります。
最後まで記事を読んで頂き本当にありがとうございました。
一般社団法人 ALLアプローチ協会 代表 山口拓也
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