ALLアプローチ協会

頭蓋仙骨療法を腰痛治療にどう活用するのか?

いつも当協会の公式ブログをお読みいただき、

本当にありがとうございます!

ALLアプローチ協会 テクニカルトレーナー

渡会 賢太です。

本日も、

勉強熱心な理学療法士・作業療法士・柔道整復師・整体師など

セラピストの皆さんに向けて、

明日からの臨床ですぐ使える治療のアイデアやヒントを

お伝えします。

 

今回は、

「頭蓋仙骨療法を腰痛治療にどう活用するのか?」

というテーマでお話していきます。

 

「頭蓋仙骨療法」と聞くと、

「脳脊髄液の流れを良くする。」

といったことが主な目的なので、

「体質改善」

「自律神経障害」

「不妊治療」

「内科系疾患」

などに使う治療法として、

認識されている方がほとんどだと思います。

なので、

腰痛など痛みを訴える患者さまを良く診る、

接骨院の先生や、

整形外来のクリニックで働いている理学療法士の先生、

腰痛治療専門の整体院をされている整体師の先生の場合、

あまり頭蓋仙骨療法を使わないのではないかと思います。

そうなると、

せっかく覚えた知識や技術も、

だんだんと使わなくなってくるので、

頭蓋仙骨療法を習得できずに終わる方が、

多いのではないかと思います。

 

しかし、

頭蓋仙骨療法は、

腰痛治療にも使えますし、

頭蓋仙骨療法を行ったことで、

今まで取り切れなかった腰痛が、

改善した実例を、

私はたくさん経験してきました。

なので、

腰痛治療には、

頭蓋仙骨療法は十分活用できます。

そして、

今あなたがなかなか腰痛を改善できずに悩んでいる患者さんが、

頭蓋仙骨療法で改善するかもしれません。

 

ただ、

腰痛治療に頭蓋仙骨療法をどう活用するのか?

が分からない方がほとんどだと思います。

 

そこで、

今回は、

「頭蓋仙骨療法を腰痛治療に応用する方法」

について、

2つの症例を基に、

解説していきます。

 

  残り1~2割の痛みが取り切れない症例

頭蓋骨が腰痛の一番の原因という方は、

正直言って診たことはありませんが、

最後の12割のなかなか取り切れない痛みが、

頭蓋の治療で改善した症例は、

たくさん診てきました。

まずはその実例を紹介します。

<症例>

70代 男性

診断名:腰部脊柱管狭窄症

主訴:寝返り・起き上がり時の腰痛、歩き始めの腰痛

治療では、

腸腰筋・横隔膜などの体幹と股関節の筋、

後頭下筋や胸鎖乳突筋・咬筋などの頸部周囲筋といった、

筋骨格系へのアプローチによって、

NRS8から2まで起居動作・動き始めの痛みが改善はしましたが、

なかなか残り2割の痛みが取り切れませんでした。

しかし、

・後頭骨

・側頭骨

へのアプローチを行った結果、

痛みがなくなりました。

 

「ではなぜ後頭骨と側頭骨の治療で痛みが取り切れたのか?」

考察すると、

この方の主訴が、

「寝返り・起き上がり・動き始め」

の時に腰痛が出る。

という特徴があります。

この3つの動きには、

・頸部からまず動くということ。

・腸腰筋の働きが重要。

という2つの大きな特徴があります。

そして実際に、

後頭下筋や胸鎖乳突筋などの頸部の動きに関わる筋

へのアプローチによって、

大きく改善し巻いた。

さらに、

後頭下筋は、後頭骨に付着する筋であり、

胸鎖乳突筋は、側頭骨(乳様突起)に付着する筋です。

つまり、

後頭骨や側頭骨の硬さやアリメント不良によって、

後頭下筋や教唆乳頭筋の硬さがいくらか残っていたことが、

残りの2割の腰痛が取り切れなかった原因だったと考えられるわけですね。

 

<まとめ>

治療で腰痛の軽減がみられた筋が、

頭蓋骨に直接付着するような筋であれば、

その付着する頭蓋骨の治療を選択する。

というのが、

腰痛治療の一つ目の活用方法になります。

 

  症状の「もどり」がある症例

治療直後は改善するが、

次回来た時にはまるっきり痛みがもどってしまう方に対して、

頭蓋仙骨療法で、

もどりがなくなった症例を紹介します。

<症例>

50代 女性

診断名:腰部脊柱管狭窄症、坐骨神経痛

主訴:座位での腰痛

 

治療では、

腸腰筋、横隔膜、斜角筋などの筋と、

腎臓・肝臓・心臓などの内臓治療を行ったことで、

その場での座位での腰痛は消失。

しかし、

23日後には、

再び症状がもどってしまうと。

そこで、

・前頭骨

・側頭骨

の治療も併せて行ったことで、

1週間後も座位での腰痛はほとんどなく経過。

 

「では、なぜ前頭骨と側頭骨の治療でもどりがなくなったのか?」

考察すると、

前頭骨肝臓とのつながりがあり、

側頭骨腎臓とのつながりがあります。

おまけに、

側頭骨のアプローチで、

ラムダ縫の一部もアプローチするため、

後頭骨の動きもいくらか出ます。

ちなみに脾臓は左の後頭骨とつながりがあります。

つまり、

上記の頭蓋骨の動きが悪い状態が残ったままだったので、

底とつながりがある内臓が、

治療直後は調整されても、

また再び位置がずれてしまって、

23日後に腰痛が再発した可能性があります。

つまり、

内臓と頭蓋骨の調整も行ったことで、

1週間経っても内臓の位置異常が起きなかったため、

もどりがなくなったと考えられます。

 

<まとめ>

内臓治療でその場での腰痛は改善してももどる場合、

その内臓とつながりがある頭蓋骨の硬さを評価・治療をする。

というのが、

2つ目の腰痛治療の活用方法です。

 

【全体のまとめ】

今回は、

「頭蓋仙骨療法を腰痛治療に応用する方法」

というテーマでお伝えしました。

頭蓋仙骨療法は、

・残り1~2割の腰痛

・腰痛のもどり

にはとても有効であり、

頭蓋を治療しないと治らない腰痛も多くありますので、

是非明日からの臨床で活用していただき、

より多くの腰痛患者さんに貢献していただけたらと思います♪

 

本日は以上になります。

最後まで当協会の公式ブログをお読みいただき、

本当にありがとうございました!

ALLアプローチ協会 テクニカルトレーナー 

渡会 賢太

 

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