いつもALLアプローチ協会のメルマガを読んで頂き誠に有難うございます。
ALLアプローチ協会 代表 山口拓也です。
本日も勉強熱心なセラピストに受けて
「エネルギー療法を理解するための量子力学(二重スリット実験)」
というテーマでお伝えさせて頂きます。
皆さんはエネルギー療法の練習していますか?
エネルギーのアプローチってエビデンス(根拠)がないから、なかなか挑戦しようとは思わない人多いと思います。
理学療法士や作業療法士なら尚更ですよね。
ただ、エネルギー療法って量子力学を勉強することで理解を深めることができるんですよ。
というわけで、二重スリット実験について解説していこうと思います。
【その前に軽く量子力学について】
『量子』は、物質を作る小さな小さな単位です。
原子が結合して分子になるのは学生時代勉強したと思います。
その原子とか分子のように、物質を形づくる素材にあたる小さいものを量子と呼びます。
量子の中には原子や分子、電流の正体である電子とか、光のことですが光子とか、いろんな種類があります
その量子がどのような動きをするのかを調べたものが、量子力学です。
【二重スリット実験】
この実験は、20世紀で最も美しい実験に選ばれた有名な実験です。
小さい砂の粒を、スプレーみたいなもので、こんな感じで2つスリットを開けた紙に向かって噴射するのを想像してください。
スリットの先には接着剤がついたスクリーンが置いてあるとします
そうすると、その向こう側の紙にどんな模様が出るか?
皆さんがイメージするのであれば、こんな感じで、縦に砂粒がくっついた線が2つ出るのをイメージすると思います。
先ほどと同じく、こんな感じで2つスリットをつけた紙を置いて、その先に光が当たると感光するスクリーンがあったとします。
今度はどういう模様が出るか?
皆さんは、縦の線が2つ出るんじゃないんのか?
実際は、こんな感じで縞模様が出て来ます。
さっきの小さい砂は『粒』なんですけど、光は『波』としての性質を持つので波紋の山と山がぶつかるところは強く光って、 山と谷がぶつかって打ち消し合ってるところは暗くなります。
じゃあこの実験を、量子のひとつである電子でややるとどうなるのか?
鉄砲みたいなもので、電子の粒を一発ずつスリットに向けて撃ち込んでいくんです。
それを模様が出るまで何度も何度も繰り返すんですね。そしたらどういう模様になるのか?
電子の粒だから粒ということで砂の粒と同じように2本の線が出る可能性が高いと思いますよね。
粒を撃つのだからそうなると思います。
でも実際には縞模様が出るんです。
粒なのになぜなのか?
なぜ、一発ずつ撃ってるから干渉しないはずなのに縞模様が出るのか?
このことから、『電子は波』ということが分かります。
粒として発射された電子が波になって、そしてスクリーンに到達した時に粒に戻るのかなって思うかもしれない。
そこでね、2つのスリットの内、右側と左側、どっちを電子が通ってるんだろう?という疑問が出ます。
それで今度はここにセンサーを付けます。
そしたらどうなるのか?
センサーで観測したら、さっきまで見えていた縞模様が消えて、砂で実験した時のように2本線が出るんですよ
このことから、量子は観測すると挙動が変わることが分かります。
我々が見ていない所だと『波』としてふるまっていたのに、我々が見ちゃうと量子は『あ、今見られてる』ってことに気付いて、とたんに『粒』として振る舞い始めます。
カメラの電磁波が作用して、だけでは説明がつかないようです。
未だに良く分かっていません。
これが二重スリット実験です。
【施術との関係性について】
この実験から意識の重要性が分かると思います。
量子は、「波」の性質を持っているが、人間が意識をすることで「粒」となる。
最近では、「量子力学整体」なんて言葉も聞きます。
量子力学の考えで言えば、セラピストが意識をすることで相手の粒子に変化を与えることができるとされています。
だからこそ、患者さんが「自分の病気は治る」という意識を持っているのと
「もう治らない」という意識では、量子の考えから変化率が圧倒的に違います。
ぜひ、患者さんの目標設定やエネルギー療法をする際は、この考えでアプローチして頂けると幸いです。
プレミアムコースでは、エネルギー療法・遠隔施術もお伝えしているのでぜひ皆様の参加お待ちしております。
本日の記事は以上となります。
最後まで読んで頂き誠に有難うございました。
一般社団法人ALLアプローチ協会 代表 山口拓也