その他

【評価テクニック】経絡と筋膜を掛け合わせた評価方法

こんにちは!

ALLアプローチ協会 山口拓也です。

本日も、当協会の公式ブログをお読みいただきありがとうございます。

今回は、

「(評価テクニック)経絡と筋膜を掛け合わせた評価方法」

というテーマでお話しします。

経絡とは、東洋医学でいう身体に流れている気の流れのことを指しますが、

全部で12本あります。

その内、脾経、肝経、胃経、胆経、腎経、膀胱経

の6本は足の爪先が出入り口となっています。

経絡上には、経穴(けいけつ)と言われる、俗にいう「ツボ」がいくつも点在しています。

この出入り口の部分は経穴の中でも、

「井穴(せいけつ)」

と言われるところで、最も経絡の流れに影響を及ぼす経穴となっています。

つまり、最も変化が出やすい部分になりますので、

身体機能の評価や治療に多用する経穴となります。

この、

「井穴」を使った誰でもできるかつ有用な評価方法をお伝えします。

まず、患者さんの痛みが出る動作やパフォーマンス障害を指標にしていただき、

それぞれの井穴をやや強めに押すもしくはつまみます。

その際に、指標としている動作や痛みに変化があるのかどうかをチェックします。

これだけです。

これで何がわかるか?

シンプルに、その経絡上に指標となる動作や痛みの原因があるのではという可能性を評価できます。

これは、そのままその経絡を治療すれば変化は出そうですよね。

もう一つ分かることがあって、

これがとても有用な評価になるのですが、

経絡と筋膜というのは、ほとんどが重なっていると言われているので、

経絡の評価ができると、筋膜のどこに問題があるのかの推測ができるわけです。

例えば、

腎経・脾経・肝経は、筋膜だとディープフロントライン(DFL)とリンクしている傾向にあります。

胆経、ラテラルライン(LL)

膀胱経は、スーパーフィシャルバックライン(SBL)

と言ったように、「井穴」を押さえるという簡単な評価で、

経絡のみならず筋膜の評価も可能ということです。

これがわかると、ここからより局所を細かく評価していく上で、

参考材料になるので、より原因部位を特定しやすくなります。

その結果、あなたは臨床で安定した結果が出せるようになるので、

ぜひ試してみてください。

【6つの井穴の場所】

① 脾経→第1趾内側爪の際

② 肝経→第1趾外側爪の際

③ 胃経→第2趾内側爪の際

④ 胆経→第4趾外側爪の際

⑤ 腎経→第5趾内側爪の際

⑥ 膀胱経→第5趾外側爪の際

次回は、経絡治療の3つのテクニックをお伝えいますので、

楽しみにしていてください♪

本日は以上になります。

最後まで当協会の公式ブログをお読みいただきありがとうございました。

ALLアプローチ協会 山口拓也

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