From 山口拓也
埼玉 越谷 整体院より
いつもALLアプローチ協会公式ブログをお読み頂き、
ありがとうございます!
今回は、理学療法士、作業療法士、柔道整復師に向けて
患者様の頭痛を改善するための筋膜リリースが必要な筋肉をご紹介
というテーマでお伝えしていきます。
頭痛のアプローチは、個人的にぜひセラピストとして獲得していただきたいと思っております。
頭痛ですが、生活環境・人間関係はもちろんのこと筋膜・骨格・内臓・頭蓋の原因で起こりますが
今回は筋肉からおこる骨格のズレ
・血管の圧迫を引き起こす頭痛について
ご紹介したいと思います。
ぜひ、臨床で実践していただければと思います。
【頭痛について】
頭痛は、人生で90%が経験しているとも言われている症状です。
頭痛には、様々な原因で起こるとされています。
①中毒性頭痛
②器質性頭痛
③緊張性頭痛
頭痛の多くは、セロトニン量の変化、ホルモンの変化、動脈の拡張などが原因で起こる。
緊張性頭痛では、筋組織が硬くなる事で起こる。
ほとんどのセラピストが、頭痛の治療で僧帽筋から始めてしまうことが多いが実際は後頭下筋群であることが非常に多い。
この筋肉は、C1(環椎)とC2(軸椎)と後頭骨下部を安定させているため僧帽筋などの緊張が続くと頭部を歪ませないために後頭下筋の収縮させる。
後頭下筋が椎骨の圧縮を引き起こし、循環不全による頭痛を引き起こす。
後頭下筋群の過緊張により、第一頚神経と大後頭神経、後頭下神経、椎骨動静脈が圧迫されることが考えられます。
以前のブログでも伝えさせていただきましたが、後頭下筋は目の疲労と非常に深い関係性にあります。
目線の動きに合わせて頚椎の制御として働きます。
現代人は、スマホやパソコンを非常に多く使っているため硬くなりやすい原因でもあります。
緊張性頭痛に関わる筋肉には他にいくつもある。
・僧帽筋
・肩甲挙筋
・斜角筋
・板状筋
・胸鎖乳突筋
・咬筋
・顎二腹筋
・側頭筋、前頭筋
などが挙げられます。
【まとめ】
ぜひ、頭痛の患者様の場合は後頭下筋のアプローチを是非実践していただければと思います。
ちなみに後頭下筋は、目線が動くと上部頸椎が動きすぎないように制御として働くため過緊張として影響してしまいます。
目の使いすぎも生活習慣指導していただくことが重要ですね。
他にも頭痛に関与する筋肉は多いので、ぜひ知識として取り入れていただけると幸いです。
本日の記事は以上となります。
ALLアプローチ協会 代表 山口拓也