From 山口拓也
埼玉 越谷レイクタウンから…
いつもALLアプローチ協会公式ブログをお読み頂き、
ありがとうございます!
今回は、理学療法士、作業療法士、柔道整復師に向けて
生理痛への対策【内臓アプローチ・評価~治療】
というテーマでお伝えしていきます。
整体院で腰痛や肩こりの患者様を診ることがほとんどなのですが、
腰痛や肩こりある患者さんほど生理痛多いですね。
やはり食生活やストレスなどの生活習慣病の1つなんだな…と感じます。
生理痛だから薬で対応というのは、身体によくないので
評価から内臓治療までしっかり覚えていきましょう!
ということで、今回は生理痛の評価~治療までをお伝えしたいと思います!
【まず、生理について!】
生理というのは、簡単に言うと「子宮の掃除」と考えていいと思います。
あと、女性が妊娠を成立させる準備でもあります。
排泄と生殖の機能を持ってるってことです。
解毒ってことですね。悪い油は、毒素をため込んでしまうので注意です!
(覚えて欲しいワード PMS)
★PMS(月経前症候群)
=生理が始まる2週間前に起こる心と体の不調の事ってことも
覚えておいてくださいね!
※PMSの原因とは?
→①黄体ホルモンの影響 ②セロトニンの低下 ③ビタミンやミネラル欠乏
注意点としては、食事やストレスでPMSがさらに悪化してしまう
危険性があるので患者様への指導が必要…
★PMSの症状とは?
(身体面)下痢、頭痛、吐き気、便秘、食欲不振、浮腫みなど
(精神面)イライラ、集中力低下、興奮状態、不安が高まる、無気力など
★PMSの時期とは?
生理→卵胞期→排卵期→黄体期(ここがPMSの時期)→生理
【生理痛への対策 評価編】
まず、生理痛なんですが評価から話していきますね!
重要なのは問診です!
では、どのような事を問診するのかを話させて頂きたいと思います!
まずは、期間です。
しっかり正常な期間で生理が経過しているのか?
短すぎないか?長すぎないか?など。痛みは?
正常な期間は、4~5日だと思ってください!なので、
1,2日だと短すぎですし8日だと長すぎます…
では、内臓治療をする際にどのように考察すべきかを考えましょう!
●1日、2日で終わってしまう場合は、
①排泄能力が低下して生理が早く終わってしまう…
②ホルモン(エストロゲン)の影響により子宮内膜が作られない…
●長い場合は、毒素が体中にたまっていることが多いですね。
だから解毒をし続けなければいけいないことが原因ですね!
あとは、出血です。出血量はどうなのか?
出血の質はドロドロではないか?などを判断しましょう!
出血量が少ない場合は…
排泄能力が低くなっておりエストロゲンの分泌がいかなくて
子宮内膜が育っていないということになります。
出血量が多い場合は…
毒素が多くて排泄物が多いということになります。
なので、期間と出血量である程度体の状態が分かります。
期間が長くて出血量が多い場合は、体中に毒素が溜まっている状態です…
期間が短くて出血量が少ない場合は、
排泄能力が低くなっているということです…
そこから、栄養指導や内臓治療の考察につなげることがベストになります!
臨床上一番生理痛で多い原因は、毒素です。
先ほども話した通り毒素が溜まっているため、
期間が長くなってしまったり痛みが強く
出血量も多い状態となってしまいます。
【生理痛改善のための生活指導】
食生活やストレスの指導も非常に重要となります!
特に脂質ですね…
これらが肝機能を低下させホルモン代謝異常やエストロゲンも
過剰となってしまいます…そして、
痛みや期間、出血量の変化を起こしてします!
【生理痛改善のための治療とは?】
①内臓治療の前に子宮周りの腰椎や骨盤、
股関節のなどの骨格治療や周囲の筋膜調整
(大腰筋、横隔膜、腸骨筋など)も必要です。
②子宮、卵巣の栄養血管である腹部大動脈や総腸骨動脈などの
アプローチも必要となってきます!
③子宮、卵巣自体の内臓治療が必要+肝臓から腸を介しての子宮圧迫を
防ぐために肝臓リフト。
他にも子宮周りの腸や膵臓治療なども必要となってきます。
④下垂体治療によるエストロゲンの分泌を促すことも必要です。
【その他】
生理は頭痛にもつながってしまうので、
そこも頭に入れておいてくださいね!
頭痛の場合は、子宮や腎臓、腸など排泄障害系の治療を
行うことが多いですね。
最後まで読んで頂き本当にありがとうございました!
それでは、また明日!
山口 拓也