from 山口拓也 整体院 デスク より
いつもALLアプローチ協会公式ブログをお読み頂き、 ありがとうございます!
本日は、「治療テクニックの順番は何からやるの?」について
というテーマでお話をさせて頂きます。
この記事を見てる皆さんは
筋膜リリース・骨格治療・内臓治療・頭蓋仙骨療法・経絡治療・エネルギー治療
など様々なテクニックを勉強している先生も多いと思いますが
どの順番でテクニックを行えばいいか?
なかなか難しいかなと思います。
なので今日は私の体験を踏まえて書かせていただきます。
【治療テクニックの順番について】
治療テクニックですが
テクニックを学べば学ぶほど何からやろう?
という壁にぶつかると思います。
ではどのテクニックからやればいいのか?
答えから言うと
「主要問題点」から行います。
なので、治療テクニックの選定をする際は
まず悩みの身体原因を評価できなければいけません。
しかし、評価の話をすると
キリがないのでまた別の記事で解説させて頂きますね。
身体を評価したら
主要問題点がいくつか出てくると思います。
何個か例を上げさせて頂きますね。
生活習慣の評価もすると問題点が多すぎるので、省かせてもらいますね。
例:ケース1 仙腸関節修正するケース
疾患名:脊柱管狭窄症
評価をした結果、
・腸腰筋
・心臓
・肝臓
・腎臓
・頚椎、斜角筋
・仙腸関節
の上記が主要問題点だったとします。
その場合、治療テクニックは主要問題点から行えばいいのですが
何でも良いというわけではありません。
例えば、仙腸関節からアプローチしたとします。
しかし、仙腸関節の崩れの要因として内臓の下垂が原因だったとする場合
先に仙腸関節を調整しても修正し切れません。
むしろ、内臓が骨盤を押している状態なのに
仙腸関節の修正すると悪化してしまう要因となります。
他にも仙腸関節の崩れが腸腰筋や臀筋群の緊張が要因だと
筋肉が仙腸関節テクニックの誘導を止めてしまう可能性もあります。
他にもありますが
まずは相手の身体の崩れがどんな背景でなっているかを見極めなきゃいけません。
ケース2 体質改善へのケース
疾患名:自律神経失調症+既往がいろいろ
評価をした結果、
・内臓システムの免疫系、循環器系
・頭蓋の脳脊髄液系の循環問題
・DFLの緊張
上記の3つが主要問題点だったとします。
ここで何から治療すればいいのか?
ちなみに体質改善は、体液の質を変えるということは
何度もメルマガでお伝えしていますよね。
通常、体質改善をする場合は肝臓から治療していきます。
これは何でかというと、身体の解毒システムの80%以上は肝臓でおこなわれます。
そのため、他のアプローチで体液の循環を流しても
毒素が解毒できず全身に回ってしまい症状の悪化のリスクなどもあります。
などなど
いろんなケースがございますのでしっかり評価をしなければいけません。
まずは、主要問題点を出したら
その中からどれが先にやるかを知識を総動員して選びましょう。
主要問題点の出し方についてはまた別の記事でお伝えさせて頂きます。
ALLアプローチ協会 代表 山口拓也