腰痛アプローチ

【脊柱管狭窄症】排泄システムが腰痛の原因となっている人の特徴とは?

いつも当協会の公式ブログをお読みいただき誠にありがとうございます。

ALLアプローチ協会 代表 山口拓也です。

今回は、

【脊柱管狭窄症】排泄システムが腰痛の原因となっている人の特徴とは?

というテーマでお話していきます。

「腰痛」の患者様で、「脊柱管狭窄症」の診断がついている方は、

「排泄(解毒)システム」の不調が腰痛や痺れ、間欠性跛行の原因になっている方が、臨床上非常に多いです。

ただし、もちろん全員といわけではないので、見極めが必要になってきます。

そこで、排泄システムが腰痛や痺れなどの主訴の原因となっている方の特徴を、

私の臨床経験も踏まえながらお伝えさせていただきます。


【問診】

<併発している症状>

① 頭痛

片頭痛を併発している方は、排泄系が原因となっていることが多いです。

片頭痛は、脳の血流量が増加し血管が膨張することで、血管にまとわりついている三叉神経が圧迫を受けて、痛みを生じるといったメカニズムとなっています。

脳血流量が増加するのは、体内に毒素や代謝産物などが貯留しているのを排出しようとしていることになるので、排泄系をアプローチしていくと良いでしょう。

② 便秘

これは、消化が問題の方がいますが、

排泄系の問題でも便秘は起きるので、

便秘がある方は排泄系を要津の原因として疑っても良いでしょう。

③ 生理痛

生理というのは、

女性に唯一許された排泄行為と言われています。

生理痛があるということは、

排泄に必要な体内の毒素が多いなどの理由で、

過度に子宮に負担がかかり、

痛みを生じます。

そのため、

生理痛がある方は、排泄系が腰痛の原因として疑っても良いでしょう。

④ 肩こり

肩こりは一般的には、

「血流障害」によって起きると言われています。

筋硬結や筋短縮、筋緊張の亢進により、

僧帽筋周囲の筋・筋膜が硬くなり、

疲労物質や代謝産物が溜まることで、肩こりを生じます。

そのため、

排泄系そして循環系も併せて、肩こりと同様腰痛の原因となっている可能性があります。

<その他>

・天候によって症状の強さに変動がある。

・朝、夕方に強くなるといった、日内変動がある。

・コーヒー、アルコールを多く摂取している

【視診】

① 表情が青黒いor青白い

これは、静脈血の割合が多いことで、

顔色に結構出ます。

静脈血は不要な物質が流れている血液ですから、

排泄系に問題があるという指標になります。

なので、顔色もチェックしておくと良いでしょう。

② 頭寒足熱の反転

顔が火照っていて、顔面紅潮している方は、

拝謁系に問題があることが多いです。

脳血流量が急激に増加するとこのような反応がみられます。

腰痛の原因として結び付けて考えても良いでしょう。

以上の所見が問診や視診で見受けられるようであれば、

具体的に排泄システムに関わる内臓・筋骨格・頭蓋の評価、そして治療を展開していただければ、

腰痛や痺れ、間欠性跛行で結果を出すことが出来ると思います。

では、実際にどんな部位を評価・治療していく必要があるのか?

結果を出すための実践についてお伝えします。

<内臓治療>

・肝臓

・腎臓

・肺

・脾臓

脾臓は、システムだけで言うと免疫に役割のみですが、

赤脾髄で、不要になった赤血球を破壊して、その代謝産物であるビリルビンを、

「脾静脈」⇒「門脈」⇒「肝臓」

と送り出されます。

なので、

排泄には脾臓はとても重要な役割を担っています。

・心臓(循環)

<筋骨格治療>

・腸腰筋

・内転筋

・後脛骨筋

・小胸筋

・斜角筋

・横隔膜

・膝窩筋

・恥骨

主に、アナトミー・トレインの書籍で言われる、

「ディープ・フロント・ライン(DFL)」

の筋・筋膜の調整は、拝謁系が原因となっている方は必須の治療部位となりますので、

評価・治療をしていく必要があります。



<頭蓋治療>

特に頭痛がある方は必須です。


便秘がある方は、硬膜や後頭骨が特に硬くなっている傾向にあるので、治療してみてください。


☆まとめ☆

今回の記事はいかがだったでしょうか?

目の前の脊柱管狭窄症の方の腰痛が、

排泄系が原因となっているのか?

そこをしっかりと判断をして、必要な治療を行っていってください。

そして、「イネイトインテリジェンス」という観点から患者様を捉えていくと、

なかなか改善しない腰痛や痺れなどに、結果を出すための糸口が見えてくることもあります。

是非明日からの臨床で活用していただけたらと思います。

本日は以上になります。

最後まで当協会の公式ブログをお読みいただき、誠にありがとうございました。

それではまた!

ALLアプローチ協会 代表 山口拓也

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