体質改善アプローチの指導
from 山口拓也
ホテル デスク より
本日は、「体質改善における筋膜アプローチについて」
というテーマでお話をさせて頂きます。
体質改善ですが、体質改善のアプローチ方法と
栄養指導の脂質の話をさせて頂きました‼︎
今回は、パート2という事で
生活習慣の栄養指導と筋膜アプローチの話をさせて頂こうと思います‼︎
少し前回のおさらいですが、体質改善という言葉は
体液(血液・脳脊髄液・リンパ液)の質(栄養・ホルモン・毒素・O2、CO2)を
変えることが重要で内臓アプローチや頭蓋仙骨療法が有効という記事を書かせて頂きました。
生活習慣指導でも利用指導の中で脂質が重要とも書いたので興味がある人は、
ぜひ前回の記事を見ていただければと思います。
しかし、体質改善をするためのアプローチや指導するべき事は山ほどあります‼︎
ですから、今回は前回書けなかった内容をお伝えさせて頂こうと思います。
【体質改善に必要な筋膜アプローチについて】
まず、なぜ体質改善に筋肉や筋膜が関係するか?
という話なのですが
何度も伝えますが、体質改善とは体液の質を変えるという事です。
筋肉の緊張や筋硬結などで、
血流やリンパを阻害する事はもちろん
筋肉が骨格のアライメントや動きを制限して
1次呼吸の動きを小さくするなど
理由はたくさんあります。
その中で私が体質改善として、
アプローチして欲しい筋肉は2つです‼︎
1つ目は、大腰筋です‼︎
大腰筋は非常に粗大筋であり、腹部の深層部にある筋肉で
腹部からの下肢への血流に非常に関与します。
また、交感神経幹の近くにあるので自律神経系との関連が深い筋肉です。
また、腸腰筋が硬くなると
DFL(ディープフロントライン)全体が硬くなるので
脊柱の動きを阻害します。
脊柱の動きやアライメント不良が起こると
脳脊髄液も硬膜管を通して流れにくくなりますし
脊柱の前には内臓があるので、
移動力が失われしまい内臓系の機能低下と
つながり体質が悪くなってしまいますね。
※移動力とは、器官の位置の他動的変化を指す。
2つ目の筋肉・筋膜アプローチとしては横隔膜です‼︎
横隔膜が重要という話は、何度もさせて頂いておりますが、
横隔膜がなぜ重要なのかというと
・リンパ最大のポンプ器官であるという事
・横隔膜から起こる可動力によって内臓は常にマニュピレーションされているという事
・呼吸に関与しているため、自律神経系に影響が出やすい筋肉であるという事
・横隔膜が硬くなると呼吸補助筋が硬くなるため
(腸腰筋も呼吸補助筋です)
などなど・・・
体質改善をする場合は、この2つの治療は必要不可欠ですのでぜひ行ってください。
もちろん、頭蓋の動きを制限する胸鎖乳突筋とか、前頭筋・肩甲骨や骨盤調整なども重要ですよ‼︎
他にも体質改善で気をつけるべき事はたくさんありますが
1つずつ意識してアプローチしていきましょう。
本日も最後までお読み頂きまことにありがとうございました。
ALLアプローチ協会 代表 山口拓也