みなさんこんにちは
いつもALLアプローチ協会 公式メルマガを読んで頂き誠に有難うございます。
本日の内容は
「頭部・表情筋の以外な重要性とアプローチ効果について」
というテーマでお伝えさせて頂きたいと思います。
みなさんは、いつも筋膜アプローチや頭蓋仙骨療法など様々な治療をしていると思いますが
頭部・表情筋のアプローチをしておりますでしょうか?
実は、様々な効果が出るアプローチですからぜひ実践して欲しいところです。
【アプローチに重要な頭部・表情筋 基礎・基本〜効果・重要性について】
①前頭筋〜帽状腱膜〜後頭筋
(基礎)
・前頭筋は、帽状腱膜から起始して眉間の皮膚に停止
・前頭筋は眉を引き上げる作用を持っている
・前頭筋と後頭筋は、帽状腱膜を介して連続する二腹筋です
・帽状腱膜は、前頭筋を後頭筋を繋げて支える役割を持っている
・SBLにスーパーフィシャルバックラインが帽状腱膜、前頭骨までつながっている
(重要性について)
・バックラインにつながっているため、脊柱起立筋やハムストリングの硬さに影響しやすい
・頭皮の血流に非常に関与し頭皮の血流障害などに関与してくる
・血流障害から緊張性頭痛やめまいなどにも関与する
・頭蓋仙骨療法で前頭骨〜頭頂骨〜後頭骨の1時呼吸に影響しやすい
・1次呼吸に関連するため、不眠やストレスなどにも関与しやすい
・美容関係では、額のシワから変化が始まり、目尻のシワ、ほうれい線、あごラインのたるみ、といった順で顔にしわやたるみに影響する
(まとめ)
前頭筋〜後頭筋〜帽状腱膜は、頭蓋仙骨療法の前に行うと
1次呼吸が最大化しますので、クラニオできる方はぜひ実践して頂ければと思います。
他にも美容、アンチエイジング関係などにも関連があり
頭皮の血流障害にも関連が強いですからぜひ行って頂きたいアプローチですね。
私も患者様によくアプローチしますが、みなさんテクニック終了後は
「スッキリした」などの感想を頂けます。
ぜひ実践して頂きたい治療アプローチですね。
②咀嚼筋(咬筋・側頭筋・内側翼突筋・外側翼突筋)
(基礎)
・咀嚼筋は、下顎骨の運動に関わる筋肉の総称です
・咀嚼筋は、閉口筋であり開口筋ではない
・咀嚼筋は、噛筋、側頭筋、内側翼突筋、外側翼突筋の4種類
・開口筋は、顎舌骨筋、オトガイ舌骨筋、顎二腹筋、外側翼突筋が含まれる
(重要性)
・内側翼突筋は、蝶形骨にも付着しており1次呼吸全体に悪影響を及ぼす
・側頭筋は、深側頭動脈、三叉神経などの関連から頭痛やめまい、耳鳴りなどに関連する
・側頭筋は、側頭骨と頭頂骨の動きを阻害する
・側頭筋は帽状腱膜との関連もある
・咬筋は、歯ぎしりやストレスなどですぐに硬くなりやすい
・咬筋から他の周囲の筋肉を緊張し頭痛に繋げやすい
・咬筋、側頭筋は、DFL(ディープフロントライン)なので、DFLの調整にも行える
(まとめ)
咀嚼筋は、使用頻度が非常に高いのですぐに硬結ができやすい部位。
そのため、セルフメンテナンス も指導することが重要です。
頭痛、めまい、耳鳴り、1次呼吸に関連が深いのでぜひ行いましょう。
③大頬骨筋・小頬骨筋
(基礎)
・小頬骨筋、大頬骨筋は、頬骨を起始としている
・頬を膨らませたり、凹ませる際に使う筋肉
(重要性・効果)
頬筋は、頬骨を下げてしまい頭蓋骨のアライメント不良や
一次呼吸に影響してしまう。
頬骨は、内臓の膵臓と関連しているので
ストレスや甘いもの食べすぎの人などは硬い傾向にある。
美容業界では、ほうれい線のアプローチなどによく使われる。
(まとめ)
頬筋は、臨床として使う際は
頭蓋仙骨療法を組み合わせて使うことがほとんど。
美容業界以外でもアプローチすべきテクニックなので
1次呼吸を広げるためにも行いましょう。
本日の記事は以上となります。
最後までお読み頂きまことに有難うございました。
ALLアプローチ協会 代表 山口拓也