皆さんこんにちは!
ALLアプローチ協会代表の山口拓也です。
いつもALLアプローチ協会公式ブログをお読み頂き、
ありがとうございます!
今回は、理学療法士、作業療法士、柔道整復師に向けて
腹膜への内臓治療について解説
というテーマでお伝えしていきます。
みなさんは、腹膜にもアプローチできることを知っておりましたでしょうか?
実際、私も臨床では腹膜のアプローチを取り入れると様々なメリットがあります。
これを読んだ方は、ぜひ明日から内臓治療を始めていただけると幸いです。
以前も書かせていただきましたが、今回も腹膜について基礎から解説させて頂きたいと思います。
【腹膜の機能】
①衝撃を干渉する脂肪が存在するので、機械的に保護します。
②脈管機能
③免疫防御
この3つの機能を持っています。前回も書かせて頂きましたが、
炎症を抑えて他への波及を防いだりもしています。
マクロファージやリンパ球なども集まっているところでもありますね。
そして、腹膜には壁側腹膜と臓側腹膜があります。
特に臓側腹膜は、壁側腹膜の内側と腹部臓器の表面を強く覆っています。
ということは・・・臓側腹膜の硬さが内臓全体の動きを阻害してしまうということですね。
【腹膜アプローチのメリット】
①腹膜アプローチ後は、内臓のリフトがしやすい
②アプローチした後は、内臓1つ1つの自動力(内蔵自体が持っている固有の動き)を引き出せる
③免疫系のアプローチにつながる
【腹膜アプローチ方法】
①腹膜アプローチ1つ目
●姿勢
背臥位、両膝伸展位が基本ですが
腹直筋の筋トーンが高い場合は屈曲位いて行う。
●治療方法
・両手の指腹を腹部において、腹膜の正しい触診平面に達するまで後方に押していきます。
・片手は固定して、もう一つの指腹で伸長をかけていきます。
最も抵抗感が高いベクトルに引っ張っていきます。
②腹膜アプローチ方法2
●姿勢
患者様は背臥位
●治療方法
両手の指を組んで腹膜を掴んで慎重に前方に伸長していきます。
引っ張っていきながら脊柱にまで圧が到達したらOKです。
最後まで記事を読んで
頂き誠にありがとうございました。
山口 拓也