From 山口拓也
埼玉 越谷 整体院より
いつもALLアプローチ協会公式ブログをお読み頂き、
ありがとうございます!
今回は、理学療法士、作業療法士、柔道整復師に向けて
肩甲骨周囲のアプローチが必要な理由とは・・・?
というテーマでお伝えしていきます。
本日は、肩甲胸郭関節リリースについて
解説していきたいと思います。
肩甲骨周囲には様々な筋肉が付着しています。
なので、肩甲骨の可動性が低下しているのは、肩こりや腰痛に非常に大きな影響を与えてしまいます。
最近では、「肩甲骨はがし」なんて言葉もよく聞きますからね。
ぜひ、みなさまも肩甲胸のアプローチを
していただければと思います。
【肩甲胸郭関節アプローチの重要性】
肩甲骨から上腕骨に付着する
筋肉のほとんどは、腕神経叢の枝で支配されています。
具体的な筋肉で言えば、棘上筋・棘下筋・小円筋・大円筋・肩甲下筋などです。
なので、腕神経叢が由来の痺れは
肩甲骨のアプローチで改善できるケースが非常に多いです。
特に、小円筋や、肩甲下筋などは、痺れ治療に必須なことが多いですね。
もちろん、大円筋や棘上筋も重要ですけどね。
他にも僧帽筋や広背筋・肩甲挙筋・小菱形筋・大菱形筋なども肩甲骨に付着しています。
改めて見ると肩甲骨には様々な筋肉が付着していますね。
だからこそ、肩甲胸郭関節のリリースをすると上肢帯に大きな影響を与えることができます。
ちなみに、肩甲骨の硬さを生み出しやすい筋肉は内側のアームラインが影響していることが多いです。
内側のアームラインですが、菱形筋や小指球筋、前腕内側筋
などが影響しているので経絡ですと小腸経のアプローチで行うときも多いですね。
(小腸経でのアプローチは、内側アームラインに影響しやすい)
肩甲骨は上帯の土台ですからね。
下肢でいう骨盤みたいなものです。
肩甲上腕リズムの観点からも肩甲骨が上腕の可動域3分の1を占めてますし。
肩甲骨特有の挙上・下制・外転・内転などにも影響しますからね。
筋肉の付着が多い分、すぐに拘縮しやすい部位なので
まずは肩甲骨の硬さを生み出しているのは、どこの筋肉なのか評価から初めてみましょう。
ぜひ、あなたも肩甲胸郭関節のリリースを取り入れてみては、いかがでしょうか?
ちなみに、菱形筋付近が硬くなくても前鋸筋が硬い人も多いので注意してアプローチしてくださいね。
本日の記事は以上となります。
ALLアプローチ協会 代表 山口拓也