症例報告

【頚椎症】首の痛みの改善に重要な筋・筋膜アプローチ

いつも当協会の公式ブログをお読みいただき、本当にありがとうございます。

ALLアプローチ協会 代表 山口拓也です!

本日も、

勉強熱心な理学療法士・作業療法士・柔道整復師・整体師などセラピストの皆さんに向けて、

明日からの臨床ですぐ使える治療のアイデアやヒントをお伝えします。

今回は、【頚椎症】首の痛みの改善に重要な筋・筋膜アプローチ

というテーマでお話していきます。

頚椎症性神経根症や頚椎すべり症、頚椎ヘルニア、後縦靭帯骨化症など、

首・肩周りの症状や、上肢のシビレなどがある方への有効なアプローチ方法についてお伝えしていきます。

そして今回は、「筋・筋膜」に焦点を当ててお話していきます。



僕自身、首周りの症状に悩まされている患者様への介入はとても苦手でした。

・その場は少し症状が緩和してすぐ症状が戻ってしまう。

・アプローチしても全く変化が出ない。

・下手に触ると症状がかえって悪化してし合う。

といったように、なかなかうまくいかずに、かえって痛みを出して患者様からクレームや不快な表情を作ってしまうことも多々ありました。

臨床では、実際のところ、

筋・筋膜だけでなく内臓や頭蓋などが原因のケースも多く、複雑に原因が絡み合ってることが多いのですが、

筋へのアプローチだけでもポイントを押さえていけば、かなり改善していくケースも多いので、是非参考にしていただけたらと思います。




<有効な筋・筋膜アプローチ>

① 後頭下筋群

大後頭直筋、小後頭直筋、上頭斜筋、下頭斜筋を総称して、

「後頭下筋群」といいます。

後頭下筋群は、後頭骨とCI、C2に付着する筋で、

主に、「頸部伸展」の痛みや可動域制限に関わっていることが多いです。

② 側頭筋

側頭骨に付着する筋ですが、鱗状縫合の部分などに硬結が出来やすく、意外と首の痛みや動きに関わっているケースが多いです。

特に、「頭痛」を併発しているような方は、この側頭筋がぱっつぱつに張っていることが多いので、

アプローチしていくことで、首周りの症状だけでなく頭痛の改善にも繋がるケースが多いです。

また、「頸部側屈」の痛みや可動域制限に関わっていることが多いです。

③ 胸鎖乳突筋・咬筋

胸鎖乳突筋は、「乳様突起」の部分に硬結が出来やすいのでアプローチしていただければと思います。

特に、「頸部回旋」の痛みや動きに関わっていることが多いです。

あと「咬筋」ですが、開口運動に関わる筋であまり関係ないように見えますが、

実は、「ディープ・フロント・ライン(DFL)」に含まれています。

なので、胸鎖乳突筋との筋膜のつながりがあります。

そのため、咬筋の硬さが胸鎖乳突筋の硬さを作っているケースがあるので、

両方とも同時に診ていくといいのかなと思います。

④ 斜角筋・鎖骨下筋

これは、「頸部前屈」の痛みや動きに関わっていることが多いです。

斜角筋は、

「前斜角筋」

「中・後斜角筋」

で触診の部位が分かれています。



前斜角筋は、鎖骨の上で胸鎖乳突筋の筋腹の外側に当たる部位が最も硬結が出来やすい部位です。



また、中・後斜角筋は、僧帽筋上部繊維のヘリが途切れる部分が硬結が出来やすい部位です。

なのでその部分に対してアプローチしていくと調整ができます。

また、「鎖骨下筋」に関しては、鎖骨の下と鎖骨の裏の部分で、第1肋骨の部分でもあります。

鎖骨下筋は前斜角筋とのつながりがありますので、両方同時に診ていくと良いでしょう。

<まとめ>

以上の筋肉へのアプローチによって、かなり変化は出やすいです。

7~8割くらいの患者様に対して変化を出すことができると思います。

頸部周囲の痛みや上肢のしびれなどの症状は、ある程度取れていくことが多いので、是非参考にしていただけたらと思います。

ただやはり、筋肉だけのアプローチでは、

・症状が取り切れない

・症状が戻ってしまう

・全く変化がない

といったケースは多々あり、

内臓へのアプローチは、頚椎症の患者様には必須になってくると思います。

次回は、「頚椎症に有効な内臓アプローチ」というテーマでお話していきますので、楽しみにしていてください。

本日は以上になります。

最後まで当協会の公式ブログをお読みいただき、本当にありがとうございました!

ALLアプローチ協会 代表 山口拓也

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