皆さん こんにちは
いつもALLアプローチ協会 公式メルマガを読んで頂き誠にありがとうございます。
山口拓也です。
本日の記事は、「筋膜治療で大切な5つの癒着・硬結ポイントの紹介」というテーマでお伝えさせて頂きたいと思います。
筋膜治療をしていると、癒着ポイントを剥がしたり
筋硬結のポイントを見つけてアプローチすることが多いと思います。
その中で、臨床で変化の出やすいポイントをご紹介させて頂きます。
その前に、筋膜、癒着や硬結の基本からお伝えさせて頂きます。
【筋膜って何?】
筋膜とは、筋肉を包む膜と言えばそのままですね。
よく言われているのは、ウエットスーツみたいに体全体に張り巡らされている。
浅筋膜、深筋膜、筋外膜、筋周膜、筋内膜などの種類があります。
上記の筋膜が、癒着(くっついてしまう)してしまう特徴があり
癒着から筋肉の働きを阻害したり硬結を作る原因となってしまいます。
【筋硬結って何?】
筋拘縮が続く→血液不足、エネルギー不足から筋硬結となる→トリガーポイントとなる。
筋肉拘縮とは、筋肉が勝手に収縮している状態です。
生理学的にいう活動電子無しで筋細胞の損傷によりカルシウムイオンが漏れ出して収縮してしま状態。
【癒着・筋硬結ポイント 5つ】
筋硬結ポイントですが、私がよく治療する癒着・筋肉硬結ポイントを解説させて頂きたいと思います。
①大腰筋と腸骨筋の癒着ポイント
大腰筋と腸骨筋は、腸骨の付近で癒着が起こっていることが非常に多いです。
お互いの作用を邪魔してしまいますので、しっかりリリースをかけておきましょう。
大腰筋と腸骨筋は、教科書上では作用は一緒ですが
走行が違いますから、股関節の動きの微調整が出来なくなってしまいます。
アプローチは、お互いの筋肉を引き剥がすようにアプローチをかけておきましょう。
②上腕三頭筋と上腕筋の癒着ポイント
上腕三頭筋と上腕筋は、作用で見ると拮抗筋です。
お互いの走行を見ると、癒着しやすい位置にあり
どちらの動きも阻害してしまいます。
しっかり、上腕三頭筋と上腕筋のアプローチをかけておきましょう。
③内側上課の前腕屈筋群の癒着ポイント
前腕屈筋群の起始のポイントですね。
ここは、たくさんの筋肉が付着しています。
・尺側手根屈筋
・長掌筋
・橈側手根屈筋
・浅指屈筋
・円回内筋
5つの筋肉が付着しておりますので、しっかりリリースをかけて
筋硬結・癒着を剥がしてあげましょう。
④後頭下筋群癒着ポイント
頸部のインナーマッスルで
後頭下筋は、4つの筋肉の総称です。
後頭下筋に筋拘縮があるとアウターの僧帽筋や板上筋も硬くなります。
緩み切らせることが非常に重要ですね。
⑤大結節・小結節部位
・大結節:棘上筋、棘下筋、小円筋
・小結節:肩甲下筋、広背筋、大円筋
上記が付着しており、筋拘縮が起きやすい
インナーマッスルばかりの筋肉ですのでこちらの部位もアプローチをかけましょう。
他にも様々なアプローチポイントがありますので
少しづつメルマガで紹介させて頂きたいと思います。
本日の記事は以上となります。
最後までお読み頂き誠に有難うございました。
FBやツイッターなどでシェア・リツイートして頂けると幸いです。
ALLアプローチ協会 代表 山口拓也