その他

【内臓整体】浮腫みの内臓アプローチ・追加ポイント

おはようございます
ALLアプローチ協会 鈴木正道です。

本日は浮腫みのアプローチに関して

追加情報をお伝えいたします

浮腫みに対するアプローチとして

今までのメルマガで、お伝えしてきた内容ですと

・末梢血管にアプローチする方法

・距骨か関節周囲の血管や中足骨間の血管の硬さをとっていくアプローチ方法

これは血管に針を刺すようなイメージで血管に圧をかけながら血流を回復していくアプローチです。

結局、リンパの流れは血管の血液の流れに依存するため血管の硬さや

関節や骨と一緒にアライメント不良を起こしてしまった血管を整えていくことが必要となります。

筋・筋膜のアプローチでは

鎖骨下筋や小胸筋の循環や第一肋骨・鎖骨に関わる

筋・筋膜のリリースや伸張をしていくことで鎖骨下動脈へのリンパ液の

流れを整えていくことが有効となります。



全身でみていくと、8つの隔膜構造を整えていくことも重要でしたね。

①足底
②膝窩
③骨盤底
④横隔膜
⑤前頚筋膜
⑥後頭下
⑦小脳テント
⑧鞍隔膜

これらの隔膜は、お互いが関係し合うので

どこかをキチンと働かせると他の隔膜にも影響を与えることができます。

鞍隔膜や小脳テントは、蝶形骨や後頭骨・側頭骨から

テンションを感じることができますが、

正直よくわからない場合、後頭下や前頚筋膜の

緊張や硬さをリリースしてから頭蓋の動きを見ていけば

ある程度変化をみていくことは可能です。

8つの隔膜や血管のリリースは、浮腫みをとるための

基本テクニックとして腫れやむくみが強い人には

10分程度でパッパと整えてあげてください。

加えてアプローチしていくのが

内臓になりますが、内臓にアプローチといっても

内臓にアプローチするだけが内臓アプローチではないことも知ってください。

先ほど説明した8つの隔膜構造を

アプローチしても内臓のアプローチにもなります。

横隔膜や骨盤隔膜、前頚筋膜は

内臓や血管と膜で

べっちゃりくっついているので

これらの隔膜構造の動きを改善するだけでも内臓循環は改善します。



これが重度の心不全や肝硬変などで

浮腫んでいるのであれば、そこまで大きな効果は期待できないかも

しれませんが、腫れや、構造的な循環の浮腫みであれば改善されやすくなります。

特によくアプローチをするをする内臓が、肝臓・腎臓・心臓です。

肝臓はたんぱく質合成に関わり、

腎臓は塩分の排出に関わり、

心臓は全身循環に関わります。



これらの内臓のアプローチ方法は

順次細かくメルマガでお伝えさせて頂きます。

続いて、肺・脾臓・腸のアプローチが

必要な場合も多く出てきます。

肺も心臓と合わせて全身循環に重要となり、

脾臓はリンパ・造血系から循環に関わります。

腸の動きが悪いと、便秘などのから

腸内毒素の再吸収などが体内の浸透圧を狂わせてむくみにつながります。

そして、女性や高齢者の浮腫みの原因として

とても重要なのが、胃を原因としたむくみです。

胃の役割で重要なことは、胃酸が食べ物全体の消化を担うこと

ペプシンがたんぱく質の消化をすること

胃酸がミネラル、特に鉄の吸収に重要となることです。


最近の高齢者はほぼたんぱく質不足と

言われていますが、

なぜタンパク質不足か考えると

たんぱく質摂取量が単純に減っている。



これは、胃酸や消化酵素であるペプシンや

肉に含まれる脂質の分解能力が

低下してきて若い頃より

タンパク質を避けるようになってしまうからですね。



私も今年で35になりますが、20代前半より確実に食べれなくなってきています。

単純に避けて食べる量が減りたんぱく質不足になるに加えて、

たんぱく質を消化吸収できなくなることがさらに追い打ちをかけてたんぱく質不足を加速させます。

これに加えて鉄の吸収も悪くなると、血液の材料が全然不足してしまうので

より浮腫みやすくなってしまいます。


血液の中身であるアルブミンと赤血球が減少すると

血液の濃度が薄まってしまうため、血液中の水分を細胞外へ出すため浮腫みが起きます。



胃の不調から貧血やたんぱく質不足、低栄養から浮腫みになるのであれば、

胃の不調を招く原意も浮腫みの原因になりますね。

胃の不調を招く原因が、胃酸過多もしくは胃酸不足のどちらかになります。

日本人は胃酸不足と言われているのですが、皆さんはすぐに胃薬を飲みます。

それのほとんどが胃酸抑制材なのです。

本当に胃酸過多で胃の不調なのか、

胃酸不足で胃の不調なのか

分からないまま、胃薬を常用する若者や、

鎮痛剤の飲みすぎで、整腸剤や胃薬を一緒に飲み続ける

高齢者は胃の調子を落とす原因が尽きません。

そういった薬剤による胃の不調もありますが、

心理的なストレスや環境的なストレスにより

胃の働きが抑制されているケースも浮腫みにつながりやすいので注意が必要です。

感情の解放といったテクニックもありますが、

皆さんの相手の話を聴く力を鍛えるだけでも相手の感情やストレスは

整っていきますので、是非浮腫みの原因を深く追求していこうと思ったら、

胃とストレスにもフォーカスしてみてください。

浮腫みのテクニックとして、アプローチを一つに絞ることは

難しいですが、原因を整理して理解できていれば、

自分にできる範囲のことも生理できるようになりますね。


患者様に必要なアプローチや生活指導を是非行うようにしてください。

本日も最後までご覧いただき

ありがとうございました。

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