梨状筋症候群について
From 山口拓也
埼玉 越谷 整体院より
いつもALLアプローチ協会公式ブログをお読み頂き、
ありがとうございます!
今回も理学療法士、作業療法士、柔道整復師さんに向けて
梨状筋症候群のテクニック・基礎知識・アプローチ
というテーマでお伝えしていきます。
梨状筋由来の腰痛や臀部痛、痺れ、放散痛による対応策として記事に書かせて頂こうと思います。
今回は、腰痛アプローチに慣れていないセラピストさん向けに
書かせて頂きますのでご興味ある方はぜひご覧ください。
【梨状筋・梨状筋症候群について】
梨状筋症候群は、外傷、機械的ストレスや姿勢によるストレスの繰り返しなどで
梨状筋に負荷がかかると坐骨神経を圧迫し痛みや痺れを生じるのが梨状筋症候群です。
【梨状筋について】
梨状筋は、名前の通り梨のような形をした筋肉です。
・梨状筋の始起:仙骨の内側面の上位3孔の間
・梨状筋の停止:大腿骨大転子尖端内側面
梨状筋は、深層外旋6筋の1つでもあり股関節外旋に働く筋肉の1つです。
※他の深層外旋6筋について・・・
・内閉鎖筋 ・外閉鎖筋 ・大腿方形筋
・上双子筋 ・下双子筋 +梨状筋で深層外旋6筋
梨状筋は、大坐骨孔という場所を通って
梨状筋上孔と梨状筋下孔の2つに分かれます。
(梨状筋上孔が通るもの)
・上臀動静脈と上殿神経が通る
(梨状筋下孔が通るもの)
・下臀動静脈と下臀神経・坐骨神経が通る
(神経・筋肉・血管について)
・上殿神経と下臀神経どちらも仙骨神経叢の枝
・上殿神経→中臀筋、小臀筋支配
・下臀神経→大臀筋支配
・内腸骨動脈→上殿動脈、下臀動脈
【どんな時に梨状筋症候群と判断するのか・・・?】
1つ目:臀部の痛みが強い
2つ目:梨状筋部分を圧迫した際に
痛みの変化あり(強くなっても、弱くなってもOK)
3つ目;座っている際に痛みが強くなる
4つ目;梨状筋が緊張する姿勢や動作で痛み増悪
以上が疑われる場合は、
梨状筋由来の坐骨神経痛である可能性が非常に高いです。
【梨状筋テクニック?】
最も簡単なティニックは、梨状筋が最も緩むしいで横断マッサージが一番簡単でしょう。
姿勢は、側臥位にてクッションを用いて
外旋と外転の姿勢でマッサージをしてみましょう。
ただ、梨状筋を緩ませる際は。大臀筋のアプローチをしたからでないと緩みきるのは難しいので
全体的にアプローチをしていきましょう。
下記に過去の臀筋アプローチ動画をのせておきますので
ご興味ある方は見てみて下さい。
本日の記事は以上となります。
ALLアプローチ協会 代表 山口拓也