脊柱でも内臓に反射点がある??
From 山口拓也
横浜 ホテルより
今回は、理学療法士、作業療法士、柔道整復師に向けて
内臓治療に活用できる脊柱内臓反射点を全て公開
というテーマでお伝えしていきます。
皆さんは、内臓治療に反射点を活用していますでしょうか?
反射点と言っても結構多くあるんですよね。
上肢・下肢・体幹などなど・・・・
基本的な使い方としては、最も変化の出やすい反射点を使います。
患者さんによって変わるんですけどね。
ぜひ、脊柱にある内臓の反射点を使って患者様の内臓治療を行ってみてください。
その中で今回は脊柱の反射点を紹介させて頂こうと思います。
【内臓脊柱反射点】
胸椎1:(左)心臓の下部 (右)心臓の上部
胸椎2:(左)左肺
胸椎3:(右)右肺
胸椎3・4の間:(左)気管支
胸椎6:(左)肝臓左葉 (右)肝臓右葉
胸椎7:(左)胃 (右)十二指腸
胸椎8:(左)膵頭 (右)膵尾
胸椎8・9の間:(左)脾臓
胸椎9:(右)右副腎※脊柱からやや離れている
胸椎10:副腎(左)左副腎※脊柱からやや離れている
胸椎11:(左)小腸 (右)小腸
胸椎12:(左)胃※脊柱からやや離れている
腰椎1:(右)右腎臓※脊柱からやや離れている
腰椎1・2の間:(右)回盲 (左)回盲
腰椎2:盲腸
腰椎2・3の間:(左)下行結腸 (右)上行結腸
腰椎3・4の間:S状結腸
腰椎4・5の間:(左)左卵巣 (右)右卵巣
腰椎5・仙骨の間:精巣・前立腺
いかがでしょうか?
患者様が背臥位の場合、上記の反射点を使って内臓全体にアプローチする事だってできます。
こんなふうに考えると、脊柱起立筋のマッサージを
無意識でしている人は内臓に良い影響を与えているという事ですね。
ですが、せっかくならどの場所が内臓の反射点なのかを頭に入れておいて
脊柱の調整と一緒にアプローチすることがオススメです。
脊柱の調整は、直接法と間接法で以前解説しましたね。
経絡治療している人は、膀胱経も意識してアプローチするとさらなる効果が期待できますよ。
脊柱調整は、重要ですのでぜひ
内臓反射点を頭に入れつつ実践していきましょう。
この記事が少しでも臨床のヒントになればと思います。
ぜひご参考にしていただければ幸いです。
本日の記事は以上となります。
最後まで読んで頂き誠にありがとうございました。
ALLアプローチ協会 代表 山口拓也