その他

症状の「もどり」に打ち勝つ指導・徒手アプローチ・説明について

いつもブログ見てくれて嬉しい限りです。

みなさんが少しでも臨床の参考になるように記事作成を意識しております。

ALLアプローチ協会 代表 山口拓也です。

今回の記事は、「症状のもどりに打ち勝つ」というテーマで書かせて頂きます。

なかなかみなさんも症状がもどってしまい改善させることが難しいケースが多く困っている人も多いのではないでしょうか?

私も開業した当初は

めちゃくちゃ症状のもどりに困っていました。

今では、疼痛系であれば

正直1回施術して生活指導すれば改善できる自信があります。


この記事が皆さんの臨床に約立てることを祈っております。

ちなみに症状のもどりは治療の順番も関連するので、こちらの記事も乗せておきます↓


症状のもどりってなんで起こるの?

1回施術して症状が戻ってしまうケースが多いと思いますが

皆さんはなぜ、もどるのか意識しているでしょうか?

いくつかの理由があると思いますので解説していきたいと思います。

※ルールとして、主要問題点は把握できているとして理由を書かせて頂きます。

理由①身体の形状記憶による影響

皆さんも聞いたことあると思いますが

身体は形状記憶効果があります。

筋肉や骨などがあるとされていますが

最も形状記憶に関連するのが「筋膜」です。

疼痛などの原因の多くに筋膜が必ず関連してきます。


筋膜には、骨、筋肉、神経、血管、リンパ管、内臓などを覆い身体を支えています。

身体のどこかに歪みが起こると筋膜を通して全身にゆがみが波及します。

慢性的な筋膜の歪みは、取り囲む筋肉、血管などにネジレを生じさせ凝りや痛み炎症を引き起こし身体の不調を作る原因となります。

セラピストが筋膜の歪みや捻れを解消しても
形状記憶なため時間が経つと症状が戻ってしまう。

そのため、期間を短く何度も施術する必要があるので
患者さんにしっかり指導しておきましょう。
※セルフメンテナンスでもOK
形状記憶からの症状のもどりは
重症度やねじれの期間の長さによって変わるので注意して下さい。



理由②心身の形状記憶

理由の2つ目は、心身の形状記憶です。
心身の形状記憶と言われるとあまりイメージつかないかもしれませんが
精神的な問題で症状が記憶されてしまっているケースですね。

実は、症状が長かったりネガティブなどの精神異常があると
痛みが減っても本人は変わらないという主張をすることもあります。

皆さんも経験ありませんか?
絶対に症状減っているはずなのに、本人は「変わらない」って言うパターン^^;

これは、嫌がらせとかでなく

心の問題で
痛みが10→5に変わっても10の痛みを記憶しているから
変わっていないように感じてしまいます。

この大きな問題点としては
・どうせ症状は変わらない
・痛みは治らないんだ
・先生の治療で治るわけない
などの固定概念を持っていると強化されるので注意しましょう。

このケースの場合は、
相手の価値観を尊重しながら
心の問題も生活指導や施術で改善していく必要があります。

理由③生活習慣が悪くてもどってしまうケース

このケースは非常に分かりやすいと思いますが

生活習慣が悪くてもどってしまうケースです。

例えば↓
・タバコ
・パン食べている
・糖質摂りすぎ
・水分不足
・お酒
・悪い油
・カフェイン
・冷え
・麺類食べすぎ
・薬摂りすぎ
・食べすぎ
・極度なストレス
などなど

施術っていうのは
身体に良い刺激を与えて正常な状態に戻そうとする行為です。

生活が悪いというのは
身体を正常から異常にしている行為です。
※ストレスも含むことにする

施術と生活習慣の悪さを同時に与えて
治るわけがないですよね^^;

だからこそ
施術する場合は必ず生活をしっかりしなければいけません。

特に水分不足の人は多いので注意しましょう。

理由④主要問題点の関連部位へのアプローチ不足

以前も書かせて頂きましたが人の身体は、テンセグリティー構造となっています。

※テンセグリティー構造とは?
身体は、歪みを局部に集中させることなく全身に分散できるように設計されている

これって、建物とかで言われている言葉なんですけど

人の身体もそういう構造になっているんですよ。

だから、大きな主要問題点が1つあったとしてその部位だけを
リリースかけても歪みは全身に分散されているので
他の歪みから元に戻ってしまいます。

なので、主要問題点が見つかったら
どこかに関連部位はないか?考察していきます。

例えば↓
①DFLの腸腰筋・横隔膜に問題があるので、DFLに関連する肝臓や腎臓・心臓に問題あるのではないか?
その他のDFL・DFALにも問題があるのではないか?

②脛腓関節にアライメント不良がある場合、腕頭関節にも問題があるのではないか?(フラクタル理論)

③LLに問題がある場合、側頭骨にも異常があるのではないか?

などなど書けば山ほど出てきます(笑)

その他にも

血液循環が悪い・腸内環境が悪い・内臓治療や頭蓋仙骨療法ができていない・ストレス問題で感情系のリリース不足
重度の疾患によるもどり、セルフメンテナンス の指導不足

などなどありますが、細かくなってしまうので今回は書かないことにします。

本日の記事は以上となります。

症状のもどりは非常に難しい問題なので、この記事を少しでも参考にして頂けると幸いです。

もしよろしければ、FB・ツイッターでシェアして頂けると幸いです。

ALLアプローチ協会 代表 山口拓也

整体院でフラクタル理論を身体へ応用してアプローチする話前のページ



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