筋膜リリース

【難治性疼痛】なかなか治らない足部痛(前半)

おはようございます。

ALLアプローチ協会 関東支部長 鈴木 正道です。


今回は、【なかなか治らない足部痛について:前半】をお伝えさせていただきます。

私は病院の外来整形外科でインソールを作成する仕事もしていますので、

踵の痛みや足背の痛み、アキレス腱の痛みといった足部痛の患者様はだいたい私が担当します。

よくいらっしゃるパターンの患者様で今まで1年以上薬を飲んできた

今まで何年も○○院で治療を受けてきた

しかし良くならなかったと訴えてくる患者様がけっこういらっしゃいます。

正直めっちゃプレッシャーです(笑)

私は接骨院の先生も整体の先生もカイロの先生も○○療法の先生も

みなさん尊敬する先生方がいて教えていただいているので、基本的に手技が未熟だとは思っていません。

なので、そんな方々に治せなかったと言われていらっしゃる患者様には

はなから疑ってかかられる患者様もいらっしゃいます。

ほんとプレッシャーです。

先に話しておきます。

私は、アキレス腱炎の患者様でどうしても治すことができず

インソールを作っても筋膜にアプローチしても治すことができなかった患者様がいて

とてもとても悔しい思いをした経験があります。

その方は私のリハビリと平行して、アキレス腱炎治療ナンバーワンと言われる

治療院でテーピングや自主訓練を指導され

様々な努力をされましたが、治ることはできず、

結局その治療院も私のリハビリも終了されてしまいました。

整形クリニックに配属されて最初の年でした。

めっちゃ悔しかったです。


世の中のブログには良いことばっかり書いてありますね、


キラキラしていますねSNSの記事って。

しかし、良くできなかった経験や悔しさからめっちゃ勉強するケースは多くあると思います。


私もそんな苦い経験から様々な経験をして今に至ります。

最初からできる天才もいるんですかね?

インソールを勉強していると足にはとても愛着があるので足に対してはとても粘着質な私です。


そういった足部痛の長い患者様に必要なことを最初に話すようになり、

これからご紹介する内容を徹底するようになって、改善される患者様が急激に増えました。

その内容は、

・最初の説明

・ティーチングとコーチング

・靴の指導

・運動療法

・必要であればインソール

あくまで目標は、インソール無しで痛みなく裸足でも生活できることが目標です。

最初の説明でお伝えすることは、いままで整体やマッサージを受けてきて

治らなかったのはなぜだと思いますか?

という話し合いから始まります。

その後、治るためには必要なこととして原因の話をします。

症状を作る要因として

・筋・骨格系

・生活習慣・食生活

・環境因子・対人関係

・価値観・観念・精神状態

という階層関係の話をします。


今まで筋・骨格系のアプローチをして良くなれなかった方には

まず自分を治すための回復力の話をします。

なぜ自分で自分の体を治せないのか?

病院や治療院で1年も治療をして、治れない理由を一緒に考えてもらいます。

だいたい答えられない方が多いので、血液の質の話や血流の話をします。

そもそも足は心臓から遠く、

重力の関係で血流が悪くなりやすく、

末端毛細血管は細くなるため

赤血球の質が悪くなると

患部に栄養を送って治すことが困難になってくることを説明します。



では、なぜ赤血球の質が悪くなるのか?

その原因は水分摂取と食事生活にあることも丁寧に説明します。


そこで本人に水や食生活の話をするとだいたい本人にも思い当たることがあるようです。


会って問診した時点で、私はだいたいキャラと体系・顔色で

話さなければいけない内容もだいたい浮かんでいるきがします。

みなさんは意識していますでしょうか?

病院ではリハビリ職ほど、患者様と一対一で話せる時間が長い職種はありません。

入院でも外来でもダントツでリハ職が患者様と話せます。

ほんとに相手を想って話していれば、20分~40分話し合いで終わっても

患者様から私はクレームを貰ったこともありません。

始めが大切です。

正直なかなか治れない足部の痛みには、体重+重いものを運ぶ労働環境+栄養の問題が複合しています。

体重の話をするには前置きが大切になります。

その説明をするためには、最初の丁寧な説明が必要です。

とくに治れてこなかった方には順序を追って話していくことが重要となります。

逆に痛めたばかりの方には、リハビリをして1ヶ月で話をする場合もありますが、

相手に必要だと思っていただける説明能力と相手に不快な思いをさせない心づかいが重要になります。

当然のことだと思いますか?

これらの説明を丁寧に人間関係を作りながらすることはとても大変です。

続きはティーチングからコーチングにつなげてリハビリの内容に納得していただく

流れについて次回の後半で説明させて頂きます。

最後まで当協会の公式ブログをお読みいただき、

誠にありがとうございました!

ALLアプローチ協会 関東支部長 鈴木 正道

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